Y字の交差路

 ここはY2つめがノリで作ったブログです。  カードワースを中心に、私が思ったことや考えたことを徒然なるままに書きたいと思います。

CW風 英雄紹介 4回〈トリスタン〉

 第4回目は、らっこあらさんのリクエストで、まずトリスタンをば。
 
 トリスタンは、アーサー王伝説にも登場しますが…
 円卓の騎士に登場するトリスタンは、後に強い騎士としてアーサー王伝説に吸収されたっぽいです。本来は義父であるマルク(マーク)王に仕えていたわけですから、別の君主に使えていると辻褄が合いません。
 
 元ネタは諸説集まって出来たものなのでしょうが、おそらく一番有名なのは『トリスタンとイゾルテ』という悲恋の物語でしょう。
 
 ランスロットとグウィネヴィアに近い、使える君主の妻との悲恋なのですが、あちこちの物語の影響を受けているようです。
 トリスタンが君主の花嫁を得るために戦う所など、シグルドがブリュンヒルドを王に捧げるために獲得するくだりに何となくにています。
 ヨーロッパの物語を紡ぐ人たちは、この手の話が隙だったのでしょうね。
 
 トリスタンとイゾルテについて知りたい方は、洋画DVDに『トリスタン+イゾルテ』があるのでそちらを御覧になられるといいかもしれません。
 
 トリスタンはランスロットを彷彿とさせる無双の騎士、というイメージがあります。
 アーサー王伝説では、フィクス・トリシュトラムという名前です。
 
 強さよりも、イゾルテとの悲恋があまりに有名なのですが。
 
 
 アニメになった『天守物語』の主人公などもそうなのですが…
 好きな人がいるのに奥さん貰ってる…
 何というか、代用品のように貰われた奥さんたちがかわいそうな気がします。
 でも、英雄の話って、この手の結婚が多いのですよね…

 
 此処では、映画の『トリスタン+イゾルテ』のストーリーで紹介します。
 
 幼少の頃、敵国に攻められて両親を失ったトリスタンは、その戦いで片腕を失ったマークに養子として引き取られ、育ちます。
 成長したトリスタンは無双の戦士へと成長しますが、とある戦闘で毒の刃を受けて仮死状態になり、船に乗せて海に流されるという当時では最高クラスの葬儀(海の彼方の妖精境に送るような意味があると思うのですが…)をされ、敵国の浜辺でその国の王女であるイゾルテに助けられます。
 2人は恋に落ちますが、敵同士の恋であり、トリスタンは色々あって祖国に帰ります。
 
 義父である王の再婚のため、至高の女性を得るために、トリスタンは再度敵国に渡り、武術大会で優勝してイゾルテを獲得するのですが、顔を隠していて、しかもトリスタンには侍女の名で名乗っていたイゾルテに気付けなかったトリスタンは、獲得したイゾルテを義父であるマーク王に差し出すことを宣言してしまいます。
 
 互いのすれ違いに気付いた時は後の祭…
 故国に戻ったトリスタンは、義父とイゾルテが結婚した後も、隠れて逢瀬を重ねます。
 でも、王のお気に入りであるトリスタンを良く思わない輩によって、その不義の仲を暴露され、トリスタンは追放のみとなります。
 
 トリスタン自体は、イゾルテと、父と慕うマーク王への忠誠心から激しく葛藤していました。
 
 その後、敵国が攻め込んでくると、トリスタンは国のために必死に戦い、命を落とします。
 イゾルテに看取られて、トリスタンは静かに息を引き取るのですが…
 
 元になった『トリスタンとイゾルテ』では、トリスタンの死に際し、イゾルテもショックで死んでしまうようです。
 
 何というか、もの悲しい話ですが…
 
 
 トリスタンは、マーク王の配下で最強の騎士でした。
 ランスロットと同一視されることもあったようです。
 
  
◇トリスタン
 レベル9 英明型 大人
 
器用度:6 敏捷度:6 知力:7
筋力:10 生命力:7 精神力:6
 
好戦性+2 勇猛性+3 正直性+1
 
 映画版のトリスタンは策士的な一面も見せます。
 バランスタイプで表現してみました。
 
 話は全然違いますが、昔『ヴェイン・ドリーム』というPCゲームで、主人公の名前がトリストラムでしたが、モードレッドが出てるぐらいですから、トリスタンから名を付けたんだと思いますが…覚えている人いるかなぁ。
 私の世代が判りそうな感じですね。
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CW風 英雄紹介 3回〈クー・フーリン〉

 第3回の英雄は、ケルトの英雄クー・フーリンです。
 
 槍を使う英雄といえば、十中八九筆頭に上がるほど有名な戦士で、多くの神話の英雄の例に漏れず、神様の血を引く半神の英雄です。
 
 光の神ルーとコノア王の妹デヒテラの間に生まれたクー・フーリンは、幼名をセタンタと言いました。
 
 あるときコノア王が鍛冶屋のクランの館に招かれたとき、セタンタも声をかけられるのですが、セタンタはハーリングというスポーツに興じる最中で、終わってから行くと答えました。
 しかしそれを王が伝え忘れてしまったので、館にはクランの番犬が放たれ、そうとは知らずに1人でやってきたセタンタは、この番犬に襲われます。
 しかしセタンタはその怪力で番犬を絞め殺してしまいました。
 自慢の猛犬を失い嘆くクランに、セタンタは自分がこの犬の仔を育て、さらにはそれが成就するまでクランの家を守ることを申し出ました。
 このことから、セタンタはクランの猛犬…クー・フーリンと呼ばれるようになりました。
 
 クー・フーリンはドルイドのカスバドに、騎士となればエリンに名を残す英雄になるが、その生涯は短いものになると予言されました。
 それでも騎士になる道を選び、王に実力を示してついには騎士になります。
 
 クー・フーリンは、影の国の女王スカアハの元を訪れ修行し、その名とともに語られる必中の魔槍ゲイボルクを授かります。
 
 一本気で、誠実ではあるものの、惚れた女性の父親が求婚をしぶったらそいつを殺して娘をぶんどるような豪快と言うか粗野な男でした。
 
 戦いともなれば凶悪な顔になって敵をばったばったと倒したクー・フーリン。
 ケルトの戦士は制約を守り、魔力を得ることで人外な力を得るとされるのですが、ゲッシュ(禁忌)とよばれる約束事を破ると、逆に命にかかわるペナルティを負います。
 クー・フーリンはこのゲッシュを敵の策略で破るように仕向けられ、最後はゲイボルクを奪われて刺し貫かれますが、そのときこぼれた内臓を拾って洗い、自分に詰め込んで、石柱に体を縛りつけ、倒れることなく息絶えたといいます。
 
 なんと言うか豪快な英雄の代表といえばクー・フーリンかもしれません。
 良くも悪くも真っ直ぐで、太く短く生きた勇者と言えるでしょう。
 
 
◇クー・フーリン
 レベル11 英雄型 大人
 
器用度:8 敏捷度:9 知力:4
筋力:10 生命力:7 精神力:6
 
好戦性+3 社交性+1 勇猛性+4 大胆性+3 正直性+3
 
装備
・魔槍ゲイボルク
・名馬マハとセングレンの引く戦車
 
特殊能力
・凶暴化:顎が頭ほどの大きさになり、逆立つ髪から血が滴るほど恐ろしい姿に変身。行動力他、能力アップと敵を恐怖に陥れる。
・制約:破るとその力を奪われるが、守る限りは戦士として大きな能力を得られる。
・毒に強い:付帯能力。薬を盛られても、早くそれを無効化する。
 
 
 いやぁ、強いですねやっぱり。
 神仙型でも通じそうですが、性格が極端ということで英雄型に。
 ちなみに変身する前はとってもハンサムだったそうです。
 
 筋力が10なのは、他の能力とのバランスですね。
 オーガー並ですし、変身すればさらにパワーアップしますし。
 
 彼に関しては、極端で馬鹿正直、といえるでしょう。
 死を恐れず、自分の道を貫く姿勢はまさに一本の槍ですね。
 
 だから我々も彼の英雄譚に心を串刺しにされるのかもしれません。
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CW風 英雄紹介 2回〈ランスロット〉

 第2回は、不貞のそしりを受けた悲劇の騎士、ランスロットです。
 
 ランスロットは“湖の騎士”と呼ばれた円卓の騎士最強の男です。
 エレインという奥さんとガラハッドという息子がいるのですが、アーサー王の妃グウィネヴィアとの不貞で名誉を失い、キャメロットから去ったといいます。
 それがアーサー王が作った王国が衰退する兆しでした。
 
 一騎討ちでは負け知らずの英傑で、マーリンが見出したとも、湖の妖精が彼を紹介したとも言われますが、本来アーサーの騎士として仕えるべきは息子のガラハッドであったといいます。
 ガラハッドは騎士で唯一、聖杯に達した無垢なる騎士で、さすがに父親の遺伝がよかったのでしょうね。
 
 ランスロットは無骨で不器用な騎士といえます。
 実際、不倫したといっても、肌にも触れないプラトニックな婦人と騎士の偲ぶ恋だったようですし、王への忠誠心は深かったといわれます。
 騎士の中の騎士、と呼ばれてましたし。
 でも、不貞のそしりを受けながら、処刑されそうになったグウィネヴィアを一人で救出するあたり、一途な性格だったんでしょうね。
 
 ランスロットが人気があるのは、愛にも忠誠にも、そのときそのときを真っ直ぐ進んだその性格にあるのかもしれません。
 まあ、不倫とかゴシップが大好きだった人たちが、面白おかしく描いて物語を残したのもあるのでしょうが。
 禁忌のかかわるものは、なぜか人気があるんですよね。
 
◇ランスロット
 レベル10 無双型 大人
 
器用度:4 敏捷度:6 知力:6
筋力:11 生命力:8 精神力:7
 
好戦性+1 社交性+1 勇猛性+4 正直性+2
 
装備
・名剣アロンダイト
 
 アーサー王の伝説は、出てくる騎士たちはそれなりに強いですが、どこか普通っぽい感じがしました。
 無双型にしたのは、なんとなくランスロットの人間らしさを残したかった感じです。
 半神の英雄とかからみると、それほどじゃありませんが、無双型は筋力では神仙型や英雄型を凌ぎますから、あながち最強の名はおかしくないでしょう。
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CW風 英雄紹介 1回〈アキレウス〉

 最近、新記事を書いてないので、ちょっとY2つ風のバランスで、カードワースのデータに当てはめた英雄紹介などしてみようと思います。
 あくまでも、私が編集するとこんな感じになるということなので、めくじらは立てないでくださいね。
 
 第一回はアキレウス。
 ギリシャ神話の、トロイ戦争に登場する英雄です。
 
 母親はテティスという美しいニンフで、「父親より強い子が生まれる」という予言を受けたテティスを警戒したゼウスとアポロンは、テッサリアの王ペレウスをそそのかし、テティスと結婚させました。
 そして生まれたのが、トロイ戦争で最高の武勲をたてたアキレウスです。
 テティスはアキレウスを、不死を与える泉に浸したのですが、そのときテティスがつかんでいた踵の部分だけは不死身になりませんでした。
 
 成長したアキレウスは、最強の武人になりますが、トロイとの戦争が起こったとき、「この戦争に参加すれば永久の名声が得られるが、死も迎える」という予言を受け、母親のテティスはアキレウスを女装させて巫女たちと一緒に孤島に隔離してしまいます。
 しかし、ギリシャの誇る知将オデュッセウスが商人に化けて、武具を商品に混ぜておき、わき目もふらず武器を手に取ったアキレウスの正体を見抜き、結局アキレウスはトロイ戦争に参加します。
 
 彼は粗野で、ある意味高慢な英雄でした。
 優れた武勇と戦術観はあった様子ですが、知将とはいえない子供っぽい性格の英雄です。
 戦利品の女の子を大将のアガメムノンにとられて、すねて参戦拒否をしたり、ギリシャ軍がそのせいで劣勢になると、アキレウスの従兄弟のパトロクロスが業を煮やして、アキレウスの武具を着て参戦し、敵将ヘクトルに殺されたら、今度は怒りくるってヘクトルを一騎討ちで打ち倒し、その死体を戦車で引きずって辱めたり。
 
 結局は戦争の原因となった、敵国の王子パリスに踵と心臓を射抜かれ殺されてしまうのですが…
 
 こういう極端な英雄のほうが、かえって愛されるのかもしれません。
 
◇アキレウス
 レベル12 英雄型 若者~大人()内は大人時のデータ
 
器用度:6 敏捷度:11 知力:5
筋力:11 生命力:7(6) 精神力:6
 
好戦性+4 社交性+1 勇猛性+4 大胆性+2 正直性+2
 
特殊能力
・不死:踵を攻撃されない限りは、どんな攻撃も防御できる。
    踵を攻撃されると行動不能になり、通常攻撃が有効に。
 
装備
・へパイストスの作った甲冑と武器
・名馬と戦車
 
 美形に描かれがちですが、彼が美形だったという記述は見たことがないです。
 おそらく秀麗ではないだろうなぁ、と。
 生命力と精神力が低めなのは、猪突猛進で、あっけなく死んじゃったのでです。
 彼が強かったのは、間違いなく優れた武具やその不死性故でしょう。
 半神で能力やレベルも高かったのもあるのでしょうが。
 
 敏捷度が高いのは、彼の素早さが「アキレスと亀」でたとえられているからですね。
 一応、英雄型とほぼ同じ能力値の合計で、データを作ってみました。
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