Y字の交差路

 ここはY2つめがノリで作ったブログです。  カードワースを中心に、私が思ったことや考えたことを徒然なるままに書きたいと思います。

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CWPC5:スピッキオ

 宿にシグルト、レベッカ、ロマン、ラムーナが集結した次の日…

 シグルトたち4人は、リューンのはずれにある教会に向かっていた。
 先導するのはラムーナである。
 
 4人は出会いの後、それぞれの実力を確認し、とりあえずは冒険者としてパーティを組むことに決めていた。
 
 パーティとは、冒険者が組む一組の集団をさす呼称である。
 
 一人の人間が行える行動など限られている。
 習得できる能力や技能も、それぞれ違う。
 そこで、違う技術を持った者が集まり、補い合うようになった。
 そこで生まれる冒険者のグループがパーティなのである。
 
 シグルトたちの宿では、パーティに対し、1人で冒険するものをシングル、2人ではコンビ、3人ではトリオ、4人ではカルテットと呼んでいた。
 4人組でも、戦士、盗賊、魔術師、僧侶の組み合わせなら特別バランスがよいので、ゴールデンカルテットという名を冠する。
 
 パーティの編成は最大で6人とされる。
 軍隊の分隊規模であるのと(リーダー1人に他5人)、半ダースの人数ということで切がよいからだ。
 それに、宿の大部屋というのは6人部屋が多く、幌馬車の大きなものも定員的に丁度よい。
 ごく普通の酒場のカウンターやテーブルに腰掛けるにも、手頃な人数であり、いつのまにか6人までということが決まっていた。
 
 中には、宿に何人もの仲間がいて、仕事で要求される内容に応じてパーティを組みなおす人材派遣会社のような冒険者の宿もあるという。
 
 冒険者のパーティは家族のようなものである。
 同じ釜の飯を食い、仕事の間はいつも組んで側にいる。
 当然、お花摘み(外での用足しのこと)や水浴びといった行動も側で行うことになるし、戦いともなれば仲間の背を守り協力して切り抜ける。
 命を預けるぐらいの信頼関係が必要となるのだ。
 
 だが実際はなにもかも上手くいくパーティというもののほうが少ない。
 冒険者になるものは、それぞれが出生やら過去やらのしがらみを持っていたりするし、異性が混在する場合は衛生や生理的な問題で男女の行動が食い違うことなど当たり前である。
 年の近い男女間では恋愛関係が生まれて、それがパーティの歪になることもある。
 三角関係が出来たりすれば泥沼であった。
 
 また、集まった者が異邦人同士なら、文化や宗教の違いで諍いが起きることもある。
 
 特に、食事における味付けの好みは喧嘩の理由になることが多い。
 旅を続けることが多い冒険者は、日に数度の食事ぐらいしか楽しみが無い場合もある。
 こういったことは、一見些細に見えるが、当事者たちにとっては重要なことなのだ。
 
 最初にパーティを組む場合、多くの場合は上手くいかずに解散することもある。
 そのような経験から、嫌気がさして冒険者を辞めてしまう者もいるし、解散後に気のあった仲間同士で組むものもいる。
 
 新人同士では、先輩や年長者の勧めで、仲間の結成で手痛い失敗をしないように、お試しでパーティを組むことがあった。
  
 シグルトたちは、冒険者として初心者がほとんどであった。
 そこで、宿の親父とレベッカの提案により、仮にパーティを組むことにしたのである。
 軽い仕事をこなし、互いの相性を確認して、足りない部分を知ることも大切だと、宿の親父は語った。
 
 
 一行がそれぞれの紹介を終えパーティを組むことを確認すると、宿の親父はまず、当面問題になりそうなことから片付けておけと、一行にある提案をした。
 それはラムーナの身柄のことである。
 
 リューンは表立って奴隷の取引はしない。
 人身売買は西方各国の貿易の要所であるリューンでは、難しくてできないのだ。
 理由は宗教やさまざまな国家が関わっているからである。
 
 だが公に人身売買を認めている都市や国も存在する。
 もし旅の最中にそれらの都市や国に逗留していたとき、ラムーナに関わる奴隷商人に遭遇して、奴隷商人がその国の法律を使ってラムーナの身柄を要求した場合、非常に厄介なことになることを親父は危惧していたのだ。
 
「組合やわしのコネで身元を保証してやればある程度は何とかなるが…
 
 もともとリューン出身のレベッカやロマンはいい。
 シグルトも出入国のきちんとした手形を持っていたから、それを身分証がわりに冒険者としてリューンに滞在することは難しくない。
 
 だが、今のラムーナは不法入国者に近い扱いだ。
 このままだと厄介ごとがおこるかもしれん。
 
 ここにいる限りはそれほど問題は起こらないが、外出できない冒険者じゃ、お飯(まんま)の食い上げだ。
 具体的には、外国に仕事で出かけたときに困ったことになるってことだ。
 
 旅先で事件に巻き込まれて身元云々の話になれば、国に強制送還とかになってしまう場合もある。
 リューンから退去ってくらいは、役人は厄介払いのために平気でやるだろうしな。
 だが、この辺で冒険者やるのに、リューンを出入り禁止にされるのはかなりまずい。
 
 だから、宿に冒険者の登録しているという保障以外で何か手を打っておいたほうが、後々困ることがないだろう。
 わしが関わるのは奥の手に取っといたほうがいいしな。
 
 まあ、保険という奴だ」
 
 そこで親父が教えてくれた方法は、リューンに保護者を作って戸籍を取得し、その上で冒険者として登録する、というものだった。
 
 建て前の上でリューンには市民を保護する必要がでてくるし、交易の要所であるリューンの役所ににらまれることは、商業ギルドに関わりの深い各貿易都市のお役所受けが悪くなる。
 問題が起きたときに「正当な権利で訴える」という立場をとれば、後ろ暗い奴隷商人はほとんど口出しできなくなるだろう…というのだ。
 
 冒険者は敵を持つものや、脛に傷をもつものも多いため、こうやってあらかじめ対策を立てておくことは、冒険者の宿を経営する上で大切なことなのである。
 
 ただ、下層の市民であれ市民権の取得は意外に難しい。
 一人ではまず不可能だし、宿の親父が保護者や保証人になった場合は、「冒険者の宿の主人として冒険者の身分を保証する」立場が、類似した立場の重複によってできなくなる場合もあるというのだ。
 つまり、ラムーナには親父や冒険者の宿、冒険者のギルド(組合)以外での保護者を立てて市民権を取得する必要があるというわけだ。
 
 冒険者になるには、何も完全な市民権を得る必要はない。
 都市で活動するために最低限必要な肩書きを作って、その肩書きを使ってよりしっかりとした冒険者の身分を確立してしまえば、親父が身元を引き受ける場合に有利な条件を作れるのである。
 
 もちろん完璧な法律も権利もありはしないので、それらに甘えすぎるのは考えものだが、冒険者として活動する足場としては充分な状況を作れるというわけだ。
 
 冒険者になった先は、各々の工夫と生存術次第である。
 
 親父は最後に、お前らもこういう駆引きには早く慣れて自分たちで身を守れるようになれよ、と話をしめ、シグルトたちを宿を送り出した。
 
 
 親父が保護者の候補として選んだのは、かつて冒険者であり、引退後は海外に布教伝道をしてあるいたこともあるという、聖北教会の僧侶だった。
 3年ほど前に赴任先で異教徒に襲われ右足を失ったが、奇跡的に助け出されて、今は小さな教会の司祭をしているという。
 
 この西方諸国で、聖北教会の僧侶の社会的地位はとても高い。
 彼が保護者となってくれれば問題ないだろう、と親父は紹介状を用意してくれた。
  
 そしてラムーナにとって幸運だったことがさらに2つあった。
 
 一つはその僧侶が、ラムーナの国の文化に理解があり聖北僧侶に時折見られる異文化を異端視する連中とは対極の、温厚派で理解のある人物であったこと。
 そしてもう一つはその僧侶こそ、西方の言葉を教えてくれたラムーナの恩師だったことである。
 
 クレメントというその司祭は、孤児院と神聖魔法を使った施療院を営みながら、数人の聖北教会の僧侶たちと暮らしているとの事だった。
 
 
「う~ん、楽しみ!
 クレメントせんせい、元気かなぁ…」
 
 宿の親父の娘が昔使っていたというお下がりの靴を履き、時折嬉しそうに眺めながら、ラムーナは一行を急かすように早足に歩いて行く。
 
 だがなぜか顔色はあまりよくない。
 額にじっとりと汗もにじみ、心配したシグルトたちがどうしたか尋ねてもあいまいに笑うだけだった。
 看板に強打したという頭には薬をつけ、足も自分で薬をつけて親父にもらった包帯を器用に巻いていたので、必要な治療はしただろうし、言わないからには大丈夫だろうと、その後をシグルトとレベッカが並んで歩き、歩幅のないロマンが必死についてくるといった感じだった。
 
 やがて教会の一番高い部分にある、質素な木製の聖印が見えてきた。
 
 
 シグルトが教会の扉を叩くと、やがて開いた奥から、ぬぅっ、と僧服をまとった男が顔を出した。 
 大男、といってもよい立派な体格の老人である。
 かなり長身のシグルトよりさらに顔半分ほど背が高く、首はロマンの頭ぐらいある。
 
「何か用かね?」
 
 屈強な外見からはあまり想像できない、穏やかで深みのある声で老人は用件を尋ねた。
 よく見れば、細い目の温和な顔立ちをしている。
 
「私はシグルトと申します。
 クレメント司祭はいらっしゃいますか?」
 
 紹介状を取り出すシグルトの後ろで、レベッカはその僧侶を見つつ、盗賊らしく分析を始めた。
 
(この辺の聖北教会の僧服じゃないわ。
 服の素材からすると南の方の出身かしら?)
 
 そんなレベッカの視線には何の反応も示さず、老人はふむ、と頷くと、ついて来なさいと言って一行を教会の中に招き入れた。
 
 教会の中に入ると、老人は突然ラムーナに向かって、椅子に座りなさい、と言った。
 
「???」
 
 わけもわからず席を勧められ、困惑したラムーナが何か言おうとすると、老人は細い目を瞬かせて言った。
 
「お嬢ちゃん、足を怪我しておるじゃろう?
 クレメント司祭の部屋は手狭じゃから、立ったまま話をすることになるが、その足ではつらいのではないかね?」
 
 老人に促されるまま、座って靴を脱ぐと、足に巻いた包帯が血で赤くなっていた。
 老人は不器用な手つきで包帯を除く。
 
 ラムーナの指先を見て、ロマンは顔を伏せ、シグルトは眉間を引きつらせた。
 
(…ひどいわね。
 爪を貫いて足の指を一つ一つ刺してあるわ)
 
 レベッカも眉をひそめる。
 
 凄惨な傷痕に老人は、むう、とうめいた。
 
「…ガヴァリアの奴隷商人が使う刻印じゃな。
 
 腱を切ると働けなくなるから、痛みで船旅の間だけ逃げれんようにするために、こうして傷をつけるんじゃ。
 鎖の大きさをあわせるより、このほうが早いと言って、今の商人たちの長が考え出したそうじゃが…妖魔にも劣る連中よの。
 
 こんな傷で、よう歩いてこれたものじゃ」
 
 そういうと老人はラムーナの足に手をかざし、朗々とした声で神を讃える言葉を紡ぎ出す。
 
 老人の手が柔らかな光に包まれ、ラムーナの傷に光が降り注ぐと、見る間に傷が消えていく。
 老人は、爪も綺麗に元に戻ったことを確認すると、やれやれと肩を叩き立ち上がった。
 
「すごい。
 
 やっぱり癒しは秘蹟が優れているんだ。
 こういう傷に最も効果的な治療法かもしれないね」
 
 ロマンが興奮したように顔を高潮させていた。
 
「ありがとう、おじいちゃん」
 
 ラムーナがにっこり笑うと、老人は、どういたしまして、と細い目をさらに細めた。
 
「…ラムーナ、どうして傷のことを黙ってたんだ?」
 
 シグルトはむっとした顔で椅子に腰掛けたラムーナをにらむ。
 ラムーナの傷の重さに気付けなかったことを憤っている様子だった。
 
「う~ん、だって痛いだけで歩けたし」
 
「普通、痛いと歩けないものなのよ…」
 
 あっけらかんとして言うラムーナにレベッカは肩を落として言った。
 
 少し話してみて、レベッカにはこの娘の考え方がなんとなくわかってきた。
 そして今までの話からなんとなく想像がつく。
 
 ラムーナが住んでいた場所は、苦痛を訴えれば非難され、常人が泣き出しそうな傷を我慢するのが当たり前の世界だったのだ。
 
 先ほども、ラムーナは時折ふらついていた。
 心配して大丈夫かと尋ねたとき、大丈夫だと笑うラムーナの瞳が、潤んでぼんやりしていたのだが、実際に痛くて泣きそうな状態でわざと無理して笑っていたのだろう。
 
 痛いなどと言ってはいけない…それをこの少女は笑った顔の奥にある心の中で、何かにおびえながら自分に科していたのだ。
 
 そう、ラムーナは痛みにも殴られることにも慣れてはいた。
 頭にくることがあれば、彼女の父も母も八つ当たり同然にラムーナを殴った。
 でも、ラムーナはそんな両親でも愛していた。
 だから、憎しみを持った責めるような眼で肉親から殴られることが、ラムーナには耐えられなかった。
 それは「お前は要らない」と責められているようで、悲しくなるからだ。
 
 我慢すれば愛してくれなくても憎まれない。
 だから痛みを耐える。
 耐えていれば、いつかきっと愛してくれるかもしれない。
 
 どうにもならない理不尽を、この少女はひたすら耐えて、痛みや苦しさを笑顔の奥に隠してきたのである。
 
 老人はそっとラムーナの頭に手を置いた。
 びっくりしたようにラムーナが見上げると、その大きな手で優しく頭を撫でてくれた。
 
「よく辛抱してきたの。
 
 じゃが、お前さんの周りの連中はもう、痛みに耐えろなどという無茶なことをお主に科したりはせん。
 痛いときや苦しいときは無理に笑わんでええんじゃ」
 
 それでも笑った顔のまま、今まで泣くことを許されなかったラムーナの眼だけは、耐え切れなくなって涙をあふれさせた。
 
 
 自分が泣いていることに困惑して、しきりに眼をこすっていたラムーナが落ち着いた後、一行はクレメント司祭の部屋へと案内された。

 教会の奥にある一行が入ればいっぱいになる質素な部屋で、書簡に眼を通してていたというクレメント司祭は50になったぐらいの優しそうな男性だった。
 ラムーナとの再開を喜び、紹介状などろくに読まずに二つ返事で保護者になることを快諾してくれた。
 そして、老人がラムーナの傷を治したことを知ると、感激して何度もお礼を言った。
 
 しばらくは身の上話をしていたが、ラムーナたちが冒険者になったというと、クレメントは困ったような顔になった。
 
「私の足が不自由でないなら、私も一緒に、と考えてしまいます。
 冒険者という職業はとても過酷で危険ですから」
 
 僧侶が仲間にほしい…
 
 それはシグルトたちも望んでいることである。
 だが、片足を失い歩くこともままならないこの司祭を、冒険に連れて行くことはできないだろう。
 
 冒険者という職業で最も貴重であり、いると仲間の生存率が大きく上がる職業がある。
 癒しの魔法を使いこなす僧侶の存在だ。
 
 時にモンスターと戦い、依頼人を庇い、遺跡の罠と対峙する冒険者たちは生傷が絶えない。
 しかし、治療に使われる薬や薬草は高価であり、即効性がない薬品では戦時に使っている暇などない。
 
 そこで絶大な効果を発揮するのが僧侶の使う秘蹟である。
 一瞬で傷を癒し、毒を除き、病んだ心を穏やかにする。
 それに、呪文の力を呼び起こす力は休息すれば戻るので、一度習得すれば何度でも使うことができるのだ。
 
 特に【癒身の法】と呼ばれる初級の治療秘蹟は、聖北教会の僧侶たちが一般人でも簡単に使えるようにしたものの一つである。
 秘蹟は神への言葉を呪文にしたもので、効果は魔術師の使う魔術と並んで絶大な効果を持つ。
 いまや下手な応急処置より普及した医療の技であった。
 
 神への信仰を唱えるこの技術を一般人に軽々しく伝えるリューンの聖北教会のやり方は、一部の教会勢力からは疑問視されてもいるのだが、冒険者を中心に技術伝授を求めるものが多いので需要は大きく、「【癒身の法】は医者泣かせ」などとも呼ばれていた。
 
 しかし、やはり神に仕え教会で常に祈る本職の僧侶の秘蹟は大きな効果を持つ。
 冒険者が危険な旅に、布教や自らの信仰の研鑽のために旅をする僧侶を仲間にすることは多かった。
 そしてそういった旅をする僧侶はまれであり、冒険者の社会では引く手数多である。
 
 それに僧侶が仲間となっていれば、ごろつきの集まりという冒険者たちの悪い印象もかなり改善されるのだ。
 冒険者グループの中に僧侶が存在することを、そのグループを信頼する基準にしている依頼主も多い。
 
「僧侶の存在は貴重ですからね。
 我々に手を貸してくださる聖職の方がいるなら、是非紹介していただきたいのですが…」
 
 レベッカはクレメント司祭から、冒険者に引き入れることができそうな僧侶の所在を聞き出そうと話題をふる。
 
「…どうじゃろう、わしでは力になれんかね?」
 
 すぐにそう言ったのは件の大柄な老人であった。
 
「あなたが?

 そうしてくださるなら、私たちとしてはとてもありがたいのですが、よろしいのですか?」
 
 先ほどの癒しの技を見れば、文句などあろうはずがない。
 
「うむ。
 
 本来わしは聖北教会とは違う派の教会に所属しておってな。
 クレメント殿の御好意で、この教会の食客として逗留しておったが、旅をして信仰の何たるかを見直してみようと思っておったところじゃ。
 
 恥ずかしながら、この歳になるまで修道院で祈るばかりであったが、最近それでは何か足りないと思っての。
 あちこちの聖地や霊蹟(聖人たちが深く関わった場所)を巡っておったのだ。
 そんな折、昨今の金儲けばかりの教会は違う教派であることを理由に教会の軒先すら貸してくれなんだが、クレメント殿は数日の宿を見返りも求めず与えてくださった。
 それに報いる機会…まさに神の思し召しよの」
 
 老人はゆっくり頷き、クレメント司祭に、よろしいかな?、と話を振った。
 
「師がよろしいのでしたら、これほど頼もしいことはございません。
 どうぞよろしくお願い致します」
 
 クレメントはほっとした様子で、老人の手を両手で包み頭を下げた。
 
「うむ…そういえばお主たちには名乗っておらなんだの。
 
 わしはスピッキオ。
 聖海教会、聖アンティウス修道院にて洗礼と聖職を受けた司祭じゃ。
 見ての通りのジジイじゃが、何、体力はその辺の若いもんには負けぬつもりじゃ。
 よろしく頼むぞ」

 老人は大きな身体を揺らし、細い目を瞬いた。

 
 
 初期編成5人の最後の一人、豪傑モンクスピッキオの登場です。
 
 スピッキオは名前でも判るとおりイタリア人系の名前にしてあります。
 かつて、この元本となるリプレイは、Martさん作『碧海の都アレトゥーザ』の影響を強く受けていました。
 今回もそうですが、スピッキオはアレトゥーザに登場する〈聖海教会〉の聖職者という設定です。
 
 聖アンティウス修道院は修行と禁欲に明け暮れる聖海教会の寺院で、スピッキオは修行を終えて旅をする巡礼の司祭という位置づけです。
 僧侶としての階級が高い(司祭なら一つの教会をあずかるほど)のは、彼がそれなりに長い間修道院にいて修行してきたことへの配慮です。
 本来、修道院の司祭は独特で、普通の教会の聖職者とはちょっと違うのですが、スピッキオは一度還俗に近い形で普通の教会組織に属し、そして司祭になりました。
 修道院という場所は、普通の教会組織から独立して、祈祷と清貧で過ごし、生涯を自給自足+修行三昧の日々で送る、厳しい場所だったようです。
 独特の文化も生まれ、蝋燭やビールも修道院で作られていたようですね。
  
 スピッキオは西方南部の豪商の三男として生まれます。
 生まれつき体格がよく、将来は兵士に、と考えられていましたが、信心深くあまり争いごとが好きではなかった彼は、早々に修道院に入り修行と祈りに満ちた穏やかな日々を送っていました。
 
 ところが、彼のいた修道院は院長が交代したことでその方針を変え、学僧中心の教育機関に変わっていきます。
 修道院でも古株だったスピッキオは新しい院長と考えが合わず、それを期に信仰とはどういうものか考え直してみようと、一人聖地霊蹟の巡礼に旅立ちます。
 巡礼で布教活動が出来るようにと、スピッキオは彼を信頼する聖海の司教様から司祭に任命されます。
 
 彼は布教と巡礼の旅を続けて、色々なものを目の当たりにします。
 
 それは決して美しい信仰の世界ではなく、金に固執する聖職者や、戦争に利用される宗教の汚れた部分でした。
 スピッキオはその中で信仰にある光を求めていき、クレメント司祭に出会ってその答えを見つけます。
 
 クレメント司祭は自分が信じ行える信仰を、形として成し自分の信仰を示してきた人物でした。
 布教中に足を失う惨事に見舞われながら、誰を恨むのでもなく自分の信じる神の道を説くクレメント司祭の生き方に感銘を受け、残された生を自分の信じた信仰に捧げようと誓い、そのきっかけをさがしていたのです。
 
 そしてシグルトたちと出会います。
 彼らの持つ眼の輝きと若さをまぶしく感じながら、スピッキオは冒険者として生きる決心をするのです。
 
 スピッキオは腕力が戦士並にあり、時に素手や杖で敵を殴る戦う僧侶です。
 能力的にも十分戦士になれる素質があります。
 
 戦いそのものは嫌いですが、信念を貫くために、仲間のために敗れることをよしとしません。
 そのスタイルはまさにコンピューターゲームのモンク。
 
 でも、モンクって格闘家とは限らないんですよ、本当は。
 気を使って敵をぶちのめす格闘家みたいにとられてますが、本来モンク…修道士は修行する僧侶のことです。
 なんだか中国映画の闘うお坊さんと、修道院の修行僧がごちゃまぜになってますよね。
 
 スピッキオはかなり頑固で保守的な性格をしています。
 まあ、爺さんになるまで薄暗い修道院でずっと修行と祈祷ばかりしていたわけですから。
 
 考え方もやや硬くて、軽薄なレベッカや現実主義のロマンとはよく口論になりますが、老人らしい落ち着きも持っています。
 意外にお茶目な性格もしており、レベッカ、ラムーナとともにお笑いも担当してもらうつもりです。
 
 努力家で、知力は6ですが宗教知識に関してはかなりのインテリです。
 それ以外でも、旅慣れしているので含蓄があります。
 年寄りの渋みが表現したい人物ですね。
 
 
◇スピッキオ
 男性 老人 無双型

裕福     厚き信仰   誠実
無欲     献身的    秩序派
保守派    無頓着    穏健
勤勉     陽気     高慢
硬派     お人好し   名誉こそ命
 
器用度:3 敏捷度:4 知力:6 筋力:9 生命力:7 精神力:11
平和性+1 勇猛性+2 慎重性+1 正直性+3
 
 秩序派、保守派、硬派ですからね。
 すごい頑固です。
 まあ、高慢ですが穏健かつ献身的ですし、相手を叱りつつ合わせるタイプ。
 倫理を大切にしますが、他者を傷つけることは嫌いで、聖海の根本であるおおらかな信仰を目指しています。
 穏健派+修道派とでもいいましょうか、修行しながら穏やかな信仰を説いてまわっています。
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CW:リプレイR | コメント:11 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

ども、龍使いです。
リプレイR、改めてシグルトから全部読ませて頂きました。
加筆修正前も好きですが、Rになってから更に楽しみになってきました(笑
こっちも早く、紹介SSの三話目から最終話上げてリンク申請したいですよ~。
いや、普通に申請すれば良いんですけど、やっぱ書き終えて読んでもらった方がキャラの雰囲気が分かると思ったので……(苦笑
こちらも新作は合間合間で書いていきますので、もし機会あったら旧作の感想をお願いしますね。
それでは、短めですがこれで。

追記
来訪時のコメントに関しては、気にしてませんよ~。
と言うか、開設時はほとんど更新に着手出来なかったので、気付いたのが1~2月辺りだったと言う(笑
今年度は、更新頻度を上げて良くつもりですので、気が向いたら来てくれると嬉しいです。 お互いがんばりましょうね~。
2007-04-17 Tue 22:45 | URL | 龍使い #-[ 編集]
 加筆修正版では、さらにオルフたち第二パーティが絡んできます。
 
 シュウのライバル…ということですが、シグルトは設定上ライバル意識がものすごく希薄なやつですので、たぶん周りが騒ぐか、相手がライバル視するかというパターンしかないと思います。
 シグルトにとっての名誉は、仲間のため、家族のため、そして弱者を守り、信念を曲げないで尽くすことですから、誰かと自身の強さや名誉を競うパターンは、この男自体は興味無しかな、と。
 旧リプレイでニコロに対するシグルトの態度からも、この男の鈍感振りがよくわかると思います。
 
 無欲ではありませんが、彼の欲は常に親しい人の幸せのためにあります。
 親しい人の微笑や喜びがシグルトの幸せですし、シグルトは素朴な生活や静けさ、仲間とのにぎやかで暖かな時間といった、ありふれたものをとても大切にします。
 それは過去に一度失ってしまった当たり前の幸せで、だからこそ今度は失いたくないという心境で。
 
 シグルトの実力は、ある意味私のプレイを如実に表現しています。
 カードワースのシステムを味わいつくし、その上で、低レベルでいかに効率よくカードを使うか考えているので、一度強くなって、レベルダウンしたシグルトやレベッカの設定で戦闘とかすると、それっぽいかたちになったりするんですね。
 
 龍使いさんのリプレイに関しては、とにかくカルチャーショックです。
 ファンタジックなそのスタイルに対し、私のリプレイって泥臭くて埃っぽい、妙なリアリティの追求があります。
 かつてはアニメで『魔法騎士レイアース』とか見てた口なので、純ファンタジーというのもまたいいなぁ、と思いますが、もう少しリプレイが増えるのもお待ちして、感想を述べていきたいな、と思います。
 理屈っぽいのは私の癖ですので、長々しいのと一緒に勘弁してくださいね。
2007-04-18 Wed 00:48 | URL | Y2つ #TIXpuh1.[ 編集]
こんばんは。初期編成のメンバーが揃いましたね。彼らの旅路に祝福あれ。

実は私はCWのリプレイを読むのは初めてで、自分の抱くイメージとのギャップに戸惑うかなとも思ったのですが、Y2つさんのリプレイの世界観は私の持つイメージとも似ていますし、何より文章が論理的でしっかりしていて読みやすいので、すんなりその世界に入り込めます。リメイク前のも読んでみたいのですが、今は読まずに済ませた方がドキドキ感が増すように思うので、リメイク後の方が完結してから目を通してみようと思っています。

今のところお気に入りはラムーナとロマンですね。ラムーナは正直、私も似たような苦い経験があるので、どうしても愛着が湧いてきます。ロマンが好きなのはレベッカが彼を気に入った理由と同じようなものですね。私も小娘とはいえ女のはしくれなので、母性本能が擽られるキャラクターは大好きです。

しかし、ロマンのシグルトに対する敬意を、「BL」の一言で片付ける娘さんは相変わらず恐ろしいですね。彼女に掛かれば、アーサー王と円卓の騎士の信頼と忠誠でさえ、BLにされてしまいそうです……。

なんだか私もリプレイ、書いてみたくなっちゃいましたよ。とはいえ、今使ってるパーティーが「現代から空間転移してきたプロ野球選手」というバカ設定丸出しなうえに、ちょっとプロ野球に詳しい人が見れば、どの球団の選手がモデルなのかバレバレという、とても他人に見せられないPCどもなので、リプレイ公開とか絶対無理なんですが(笑)
2007-04-18 Wed 22:22 | URL | 氷羽 #Voi4hQyk[ 編集]
ども、龍使いです。 向こうの方のコメントも読みましたので、纏めてここに。

カルチャーショックですかぁ…。
僕自身は、CWをファンタジーものとして捉えているのでそう言う気持ちは良く分からないですねぇ…(--;
けど僕は、ユーザー事にその世界に対する見方や価値観の違いがあるのは面白いと思うんですよ。
その点で言えば、CWは僕自身は出会えて良かったと思えるゲームですね。

リプレイがファンタジーだと思われるのは、僕自身そう書けた事に対して凄く嬉しい言葉です。
中世の世界観で剣と魔法の世界って僕は結構大好きなので、リプレイ自体もそう言う風に書く傾向が強いんですよ。 だから、そう言われるのは何よりの誉め言葉です。
後、異文化や異種族に関しても、多分そちらと違って設定としてはゆるいほうかと。
と言っても、ハーフエルフなどに対する差別などはやはり、僕のリプレイでも存在するので似ている部分は恐らくあるかと思います。
容姿に関してはまぁ……僕自身がイメージするのでそうなっちゃうんですよ。
ファンタジー傾向は強い方なのでついつい凝っちゃって(苦笑

うちのシュウですが、原石としてはかなり良質の部類に入る素質を持っている剣士なんです。
ただ、その潜在能力に気付いているわけではなく、騎士団所属前は、我流剣術で危機を脱していました。
一話での彼は、騎士団に所属していた時、その素質を見抜いた元騎士団長に剣の手解きを受けていた経験があり、そこからかなりのスキルアップをしています。

もっとも、その前後で彼自身に降りかかった事件があり、その時に利き腕に麻痺を残すほどの怪我をしてしまったので、かなりのブランクが出来てしまい、リハリビ終了時は所属当時ほどの実力は出せませんでした。
リプレイでも、気にしなければ何とも無いほど微弱にはなってますが、思いきった技を出す事は出来ませんし、その事件のせいでかなり弱体化しています。

それと、こちらの騎士団ですが、そちらの言う騎士団の他に、簡単に言えば実力派揃いの騎士達が揃う精鋭部隊の騎士団の二つの意味合いを持ちます。
シュウが所属していたのは後者の騎士団ですが、上記の事件により環境が変ってしまい、退団したと言う設定です。
こう言うと、リプレイの方と矛盾していると思いますが、設定を掘り下げると矛盾してなかったり(笑
まぁ、僕自身設定には凝りに凝るので、矛盾を出さないようにするのに苦労したりしますが……(--;

他にも色々ありますが、簡単に纏めた設定が僕のブログにありますのでそちらでどう言うキャラか感じ取ってくれれば嬉しいです。(多大に修正したりしますが(汗

長々と書きましたが、これで。 後日エアリスの設定もUPしますので暇が出きれば是非に。
彼女もシュウ同様、結構凝ってたり……(邪笑
それでは~
2007-04-18 Wed 22:26 | URL | 龍使い #-[ 編集]
 氷羽さん、龍使いさん、いらっしゃいませ。
 
〉氷羽さん
 旧リプレイはなれてなかったこともあってか、かなり恥ずかしい内容や、矛盾点もたくさんあります。
 まあ、それも歴史なので消すつもりはないのですが。
 私は素人の文章書きですからねぇ。
 
 ラムーナとロマン、脇役にならないようにかなり気をつけてました。
 結局シグルトやレベッカが目立ってましたが、完全に食われずにそれぞれの魅力が表現できるとよいのですが。
 ラムーナは『埋もれた神殿』で語られる過去がでてきて初めてその全体像がはっきりすると思います。
 各人物の描写は、できるだけ緻密に設定し、緻密に動かしたいと思っています。
 呼吸ひとつ、指一本の動き。
 戦闘での激しい駆け引きや、キャラクターの心理の動向。
 自称設定狂ですから、妙なところへのこだわりは癖でして。
 私のリプレイが論理的、と感じられるのは単に私の書き方がかなり理屈っぽいからだと思います。
 Y2つ節=状況説明どっさり、とか。
 
 ボキャブラリーと文才の無さに、日々もがいています。
 人様に読ませるには、誤字は多いし文法の間違いがあるし。
 
 まあ、幼稚な文章ですが勘弁してください。
 
 シグルト&ロマンのBL説。
 まあ、あのミーハーな宿の娘さんならやりそうだなぁ、と。
 ついでにロマン、ゴスロリ服を娘さんに着せられそうになるので、日々おびえています。
 なんと言うか、着せると絶対似合う容貌なので。
 
 リプレイは、人に見せなくても書いてみるのも面白いですよ。
 旅の記録であり、日記のようなものだと思って書けば、簡単なものです。
 私のように小説風にすると、長編シナリオのとき、文章が長すぎて編集で泣きますので、ダイジェストをさらっと書くようなのでもいいかと。
 私の場合半分は自己満足のために好き勝手書いていますし。
 
 氷羽さんの新しい楽しみともなれば幸いです。
 
 
〉龍使いさん
 読みましたよ、シュウの設定。
 神仙型ですか。
 スーパーマンですね。
 私はあの型、性格の起伏が少ないのであんまり好きではないのですが、最近いんちきで作成できるようにもなりました。
 シュウのような人物の場合、その起伏の少なさがあってるのかもしれませんね。
 
 価値観の違いは面白いですが、世界設定があまりに違うとクロスオーバーのときパラドックスが生まれます。
 たとえば銃のない世界に、マシンガンもったPCが乱入すると、収拾がつかなかったり。
 一応簡単に私の世界設定を申します。
 大体世界地図どおりの中世の世界に、火薬の変わりに魔法が発達した世界。
 西方リューンはフランスのあたりで、アレトゥーザはイタリア。
 南方にはアフリカっぽい大陸、東には聖典教徒(ムスリムみたいなイメージ)のいる中東諸国、さらにちょっと北はロシアやスラブっぽく、その東は中原で華という大国がある。
 華は西華と東華の二つがあって、西華は西方文化の混じった中国っぽい国、東華は古き中華っぽい国。
 さらに東に倭という島国があって、そこは室町っぽい時代の日本がモデル。
 さらに日ノ本という江戸時代チックな国も倭と並んである感じですね。
 地図は昔の予想で書いたもののような、ファンタジックなもの。
 さらにインドやイングランドみたいな文化圏もぼんやりと頭にあります。
 Y2つオリジナルとして、北方にラダニールという群雄割拠の地方、中原と中東の間にヒョルドという異文化の地方、その南東にセレスティアという大きな帝国を勝手にイメージして作ってます。
 私もけっこうファンタジーですね。
 
 結構抽象的に国を配置しているので、他の世界観とは多少なら共存できるかもしれません。
 一応西方諸国はほとんど手付かずで、適当にそれぞれのシナリオを導入してますし。
 
 まあ、ごっちゃりしてますが参考まで。
 
 シュウは腕に麻痺があるんですね。
 体調不良で弱体化してるあたり、似てますね。
 
 たぶんシグルトは例の話で別物に化けるので、(リプレイを読んでいただいたなら何のことか見当はつくと思うのですが)そのときに新しい戦士としての生に完全になじむと思います。
 
 騎士については、国しだいとも言えますからお気になさらず。
 私なりに龍使いさんの設定を楽しみにさせていただきます。
 
 エアリスの登場もお待ちしてますね。
 
 
 また気軽に、お二人とも書き込んでください。
 楽しんでいただけるとよいのですが。
2007-04-19 Thu 01:55 | URL | Y2つ #TIXpuh1.[ 編集]
ども、龍使いです。
なんか、四日連続で書き込んでいますけど大丈夫でしょうか……? 返事に関しては結構まめな性格なので……(--;
っと、エアリスの設定をUPしましたので報告しますね。 といっても、多分、後々修正しますが……(--;
なんでああなったか自分でも不明なのが怖いです……(--;

シュウに関してはまぁ、あんな感じです。
ただ、神仙型と言っても序盤から強い力が出せるとかそんな訳ではなく、潜在能力と言う形でそう取らせてもらってます。
CWの型は素質ですからね。
世界観に関しては、そちらとほぼ似ているかなと言った感じです。
ただ、そこまで詳しく設定はしてませんし、僕自身そちらよりかなり抽象過ぎてあやふやな面が(^^;

後、火薬より魔法が発達していると言う点は、僕自身も一緒です。
だけど、こっちのリプレイには魔導銃と言う古代兵器を扱うような人もいますし、こちらのメンバーでもその銃を扱うPCがいたりします。
原理自体は賭博都市カッシーノの魔法銃や娘のリソースのアレ、後はカドゥケウスのような原理が大半なので問題は無いと思うんですけど……(汗

それでは。
2007-04-20 Fri 01:01 | URL | 龍使い #-[ 編集]
 向こうには書き込ませていただきましたが、こっちでもレスを。
 
 別に一日に10度の書き込みをされても一向にかまいませんよ。
 テキストばっかりで、この間バックアップをとったときは1.89MBぐらいでしたから、テキストに関して無限使用可能なこのブログでは余裕です。
 テキストという奴は軽いのでよいですね。
 
 エアリスに関してはもう少し成長とか見させていただきますね。
 風屋をちまちま作りながら、じっくり読ませていただきます。
 
 
 カードワースの能力値はほぼ固定で成長しません。
 鍛えるというよう、生まれ持ったセンスのような感じです。
 そちらの構成を見ていると、他のPCも特殊型かなぁ、と思うのですが…
 
 神仙型は初代でだすのはちょっとためらうぐらい才能があるので、リターン版でもシグルトは英雄型のままにしました。
 英雄型は社交性、勇猛性、大胆性にボーナスがあるので、実はまったく性格のボーナスが無い神仙型より好きなのです。
 わずかな差ですが、戦士型を作るとき、勇猛性はとても重要なので、英雄型は神仙型より、少しパワー系戦士の素質が高いのです。
 神仙型は勇猛性を+3~4にするのは一苦労で、そうする場合はかなり極端な特徴構成になってしまいます。
 英雄型にしたのはそういう理由もあるのですが。
 
 まあ、私の銀型(二番手やちょっとマイナー)好きの性格から、というのもあるのでしょうが。
 
 
 シュウは予想するに…
 
 能力的な潜在力は目を見張るほど。
 主に筋力タイプで勇猛硬派。
 他の能力も押並べて高い。(強いて言うなら器用度がやや低め?)
 ミステリアスな出生と過去あり。
 感情の起伏は平坦で、傍で見ているとちょっと朴念仁。
 おそらく(完全な予想)女心には疎い。
 侍タイプの気質。
 名前の発音からして実は東方人?
 粗野粗暴ではないが、武骨。
 
 こんな感じでよろしいでしょうか?
 
 エアリスは…
 
 陽気+お人好し、社交性高し。
 何でもこなすマルチユーザー。
 職業意識より利便性?
 宗教間の排他的考えが希薄。
 癒し手のくせに戦闘力高し。
 某ゲームのモンクみたいな…
 シリアスな場面では凛々しい一面。
 歌や踊り好き⇒姦しい。
 精霊さんと仲良くできる…僧侶よりシャーマン向きかも。
 ファザコン?
 
 こんな感じでしょうか?
 
 
 まあ、世界観はそれぞれですが、私は魔法ものでも銃は出し難いです。
 こっちで出すなら、「この筒、何?」なぐらいの普及ででしょうね。
 …弓が見劣りするんですよ、銃出すと。
 
 嫌いというわけではありませんよ。
 CWUNでバリアントの話があったとき、スチームパンクをあげたぐらい、レトロで暴発する銃には萌えますから。
 単発拳銃とかフリントロックとかは可愛いです。
 
 ただ、出しちゃうと世界の兵器事情が一変するので、火薬の調合法が一般的でないのと、魔法系の銃は『魔法の杖や魔法の石弓の延長』ということで。
 なんで普通の銃が発達する前に、魔法を弾として発射する機構に至ったかも、設定ほしいですね。
 
 さっそく設定狂全開ですが、お許しください…
2007-04-20 Fri 09:29 | URL | Y2つ #TIXpuh1.[ 編集]
始めまして。新参ワーシストのエルクと申します。
以前から、こちらのブログに時々脚を運ばせて頂いてました。

Y2つ様の書かれる文章は、
キャラクター各々の性格や個性が色濃く描かれていて、
そこに実際にシグルド達がいるかのような臨場感がありますね。
これほどまでに、登場人物に存在感が溢れているのは。
きっと、それぞれのキャラクターの人間像がきっちりと存在し、
彼らが今迄どんな人生を歩み、これからどう生きていこうと願っているのか、
厳然たるイメージがあるからでしょうね。

ええ。私、前回と今回の話で浮かび上がってきた
ラムーナの過去の話を読んで、うっかり泣いてしまいましたよ。

彼等、そしてもう一つのパーティーが、これからどんな活躍をするのか。
想像するだけで、胸が躍ります。
カードワースには「楽しむ」遊び方と「楽しんでもらう」遊び方がある。
そんな事を、Y2つ様のブログから教わったような気がします。

私も、これを機に少しずつですが、
リプレイを書き留めて行こうかと思います。
書くといっても、個人的に楽しむという理由が最たるものですし、
きっと、亀の如き歩みになると思いますけど。

それでは、これからも益々のご活躍を、お祈りしております。
2007-04-28 Sat 13:47 | URL | エルク #RpwNgvbs[ 編集]
 はじめまして、エルクさん。
 管理人のY2つです。
 
 楽しんで読んでいただけたものがあれば、嬉しいです。
 
 描写が泥臭くて細かいのは私の書き癖のようなものでして…
 それぞれのPCは、かなり細かい設定がされてます。
 自称設定狂を名乗ってますので、はい。
 
 気になりだすと、毛穴一つ、目玉の毛細血管一本まで考えてしまうので、性格とか行動とかどうしても細かくなってしまいます。
 描写しているうちに、いつの間にかとんでもなく難解なだだ長い文章になってしまい、ずばっと20行ぐらい消すことがよくあります。
 くどい文章が多くて読みにくいと思いますが、御勘弁を。
 
 私はリプレイを書くとき、自分の子供の記録を書くようなつもりで書いています。
 PCを好きで、自慢している親バカみたいなものですが、自分のPCたちを愛してあげることは、各シナリオでの感情移入を高め、楽しんで書くことができる元になります。
 
 私、自分がサディストかなぁ、と思ってしまうぐらい、登場人物が皆不幸なのですが、ラムーナは不幸度ではシグルト、レベッカとタイです。
 理不尽や不幸に立ち向かうPCの描写を書き続けるうちに、ラムーナの描写も自然と細かくなってしまって…
 ラムーナの話は涙腺が緩んだ、という感想を頂くと、書き手としても、彼女を少しは表現できたのかな、と嬉しく思うしだいです。
 実は書いてて涙腺が緩んだ奴です、私。←自作で泣いてちゃ、ねぇ。
 
 シグルトとオルフのパーティは、再開して互いに深いかかわりを持っていきます。
 この2人は、並んで静かに酒を飲むような、そんな関係にしたいと思っています。
 
 「楽しむ」と「楽しませる」…シナリオ書きとしても重要なことですね。
 常に私も感じていることです。
 …遅々として進まないシナリオのほうも、がんばらないといけませんね。
 
 自作リプレイは無理に見てもらう必要はありません。
 私のリプレイも自己満足で書いてるのが大部分です。
 自分流に、小説風なり会話風なりで書く。
 日記というか、冒険記みたいなものですからね。
 
 リプレイを書かれる方が増えてきて、本当に嬉しいです。
 書くスピードもマイペースでいいと思いますよ。
 私なんか、滞ってしまうことは常ですし。
 趣味で書くものは、期日とか金銭とかのしがらみがないので、気楽です。
 気楽に書けることって、楽しんで書くには結構大切ですね。
 
 また是非来て下さいね。
 駄文ですが、何とか記事も増やしていくつもりですので。
 
 暖かいお言葉、感謝です。
2007-04-29 Sun 03:55 | URL | Y2つ #TIXpuh1.[ 編集]
こんばんは。エルクと申します。

>自分のPCたちを愛してあげることは、
各シナリオでの感情移入を高め、
楽しんで書くことができる元になります。
このあたりのお話、とてもよくわかります。
私、ほんの少しだけ文字を書く趣味を持っているのですが。
登場人物に愛着が湧いたり、感情移入度が上がってくると、
文章が楽に書けたりより良く書けたりするのを、体験していますから。

>自称設定狂を名乗ってますので、はい。
これ、私は素晴らしい事だと思いますよ。
確固たる設定は、登場人物の性格や行動に一本筋を通してくれます。
それこそが、彼ら彼女らの存在に現実味を与えてくれる。
そう、私は思っています。
私がY2つさんのリプレイに魅せられたのは、
きっとこのあたりに理由があるのかな、と勝手に感じております。


さて、今日は二つほど報告とお願いにあがりました。

まず一つ。
Y2つ様や皆様のリプレイを拝見するにつけ、
「私も書きたい」という欲求が押さえきれず。
生まれて始めてのブログ開設&リプレイ執筆、始めてしまいました。
こういう形の文章は初めて書く新参者ですが。
少しでもY2つ様のような「魅せる」文章を紡げる様、頑張ります。
(先は果てしなく長そうですが)

そして二つ目。
これはお願いといった方が宜しいでしょうか。
できたてホヤホヤのブログですが、
リプレイ執筆開始を機に、リンクを貼らせて頂きたいと思います。
宜しければ許可頂けたら、幸いです。

それでは、長くなりましたがこれにて失礼致します。
2007-04-29 Sun 23:41 | URL | エルク #RpwNgvbs[ 編集]
 いらっしゃいませ、エルクさん。
 
 こちらからもリンクさせていただきました。
 よろしくお願いします。
 
 こんな文字ばかりのブログでよければどんな風にでも貼ってやってください。(ぺこり)
 最近リプレイを書く方が増えて、本当に嬉しいです。
 
 
 私、実は文章書くのがとても苦手でして、文法とか泣きそうになります。
 でも、表現したいという気持ちでごまかしてる感じです。
 勢いですね。
 あとは設定と説明で何とか乗り切っています。
 
 
 私の設定狂は、それはもう…
 毛穴と汗の量とか、怪我したときの傷の裂け具合とか、文章にしないことも考えてみたりしてます。
 
 
 リプレイ執筆応援いたします。
 たいした事はできないと思うのですが。
 クロスとかお望みでしたら申してくださいね。
 
 
 うちのブログは長文、雑文OKです。
 一応お約束はありますが、ごく普通のことですので、まぁ、ざっと読む程度で…いくらでも書き込んでください。
 私が喜びます。
 
 また是非いらして下さいね。
2007-04-30 Mon 22:31 | URL | Y2つ #TIXpuh1.[ 編集]

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