『風纏いて疾る男』 前編

2007.09.16(01:45)

 ポートリオンから街道を北に、幾つかの村と町を経由して数日かかる場所。
 そこに宗教都市ペルージュがある。
 
 ペルージュは所謂教会の門前町だ。
 聖北教会の影響が強いその都市は、同じような都市であるラーデックとともに、西方における聖北信仰の要となっていた。
 
 ペルージュでは、近隣諸国の聖北教会の、様々なことに関わる。
 異端審問もその一つだ。
 
 魔女狩り等で残虐なイメージのある異端審問だが、実際には教会の勢力が及ぶ範囲で、宗教的な問題を解決するために行われるのが常だ。
 信仰とは時に人を、歯止めのない暴走へと駆り立てることがある。
 異端審問とは、宗教内における倫理や規律、慣習によって暴走を食い止め、裁くためのものなのだ。
 
 ペルージュでは、西方諸国でも有数の異端審問機関がある。
 常時数人の異端審問官…そのほとんどが司教クラスの権限を持つ…がおり、国家クラスの宗教問題にも対応し、国家間の宗教問題の調停や刑の執行を行っている。
 
 シグルトは、その異端審問機関でも、異教徒の問題を扱う部署に来ていた。
 
 ペルージュには小さな教会がたくさんあり、本部とも言える大聖堂を囲むように点在している。
 訪れた部署は、そんな教会の一つであった。
 
 ヴェルヌー伯爵の紹介だと言うと、教会側は意外にもすんなりとシグルトを向い入れてくれた。
 
「お前の言うアフマドという異教徒は、確かにこの教会の預かりとなっている。
 
 罪状は、まじないや怪しい呪術とあるが…
 昨今の魔術師の方が、よほどそれらしいことをしている。
 まったく、困ったものだ。
 
 調べたところ、この異教徒は病で苦しむ貧民を治療しただけのようだな。
 
 聖典教徒どもの医学は、我々の行う神の秘蹟とはまた違った、優れた技術を持っている。
 
 私は聖地へ巡礼した折、聖典教徒と語り合う機会を得ている。
 彼らは悪魔の使徒などではなく、ただ素晴らしい聖北の教えと出会えなかっただけの子羊なのだ。
 改心させ、聖北の教えを遍く世界に広めることこそ、我ら聖職者の役目であると思うのだが。
 
 失敬。
 件の聖典教徒のことだったな?
 
 まずあの聖典教徒が行った罪状だが…

 一つ目は、〈腹を裂いて子供を取り上げた〉とあるが、これは母子を救うための治療法だったらしい。
 子供が逆子で、手の着けようがなかったからだそうだ。
 母親も子供も、今でも元気で、夫は随分感謝していた。
 
 次の、〈頭に鑿で穴を開けた〉とあるが、それによって昏睡状態だった男が元気になった。
 妖術を使ったのだと言うが、聖典教徒の世界でも行える者は限られる高度な技術であるものの、れっきとした医療行為のようだ。
 
 〈腕の肉を削り取った〉ともあるが、これは患部にできた腫瘍の切除だ。
 私も、その治療法で腕を切り取られずに済んだ者を見たことがある。
 
 〈怪しげな薬草を鍋で煮詰めていた〉…薬草を大量に煎じるとき、大鍋を使うのはあたりまえのことだろう。
 
 告訴したのは、この男の活躍によって高額で薬が売れなくなったという商人だな。
 どう見ても、その商人が考えた冤罪であることは明白だ。
 
 加えてこの聖典教徒は、シグヴォルフ王国の貴族から、その縁の者であるという許証を与えられて所持し、通行証も正規のものだった。
 旅の目的は故郷に帰るためで、たまたま立ち寄った先で宿を貸してくれた貧民街の者たちに恩を返しただけ、というわけだ。
 罪らしい罪は無いと言っていい。
 
 教会側としては、その身を証明してくれる保護者が現れ、一定の金を支払えばすぐにでも釈放するつもりだ。
 
 ああ、何と言うべきか、この金というやつは、異教徒を何の咎めもなく釈放することに反対する者を黙らせるためのものだな。
 〈異教徒には、罰金を科した〉とでもすれば、保守派の連中の面子が保たれるというわけだ。
 その金は半分教会から免罪を与えるための寄付に、半分は聖典教徒を傷つけず保留した時の、食費及び維持費というわけだ。
 
 …人間を物のように扱うのは面白くないかね?
 君たち冒険者は、考え方が柔軟だと思っていたんだがね。
 
 まあ何分、問題が起こったのがこのペルージュの管理する教区でのことだったので、異教徒の扱いは実に繊細なのだよ。
 
 私としては、屁理屈など言わずに釈放するよう手続きを急いでいるのだが、保守派の連中が意地になっているようで、手がつけられない。
 釈放が未だできないのは、そういうわけなのだ」
 
 ジルベールというこの異端審問官は、広い肩をすくめてシグルトに説明してくれた。
 話によると、彼は異種族や異文化が関わる異端審問が専門なのだそうだ。
 触ると刺さりそうな硬い鬚と、鉄板を連想させる胸板。
 聖職者と言うよりは、騎士か戦士の様な風体である。
 
「他にも、やらなければならない異端審問は数多い。
 
 私としては、現在それほど険悪ではない東の事情を考えるに、彼を何事もなく開放して故郷に帰せばよいと思っている。
 今の聖地は、聖北、聖東、穏健派が中心に聖典教徒との融和がある程度保たれているのだから、情勢を考えるに火種を作る必要はないのだ。
 
 教区内の問題の処理で手一杯なのだから、余計な議題を増やすのは手間の無駄だ。
 まったく、保守派の石頭どものことを考えると、頭が痛いのだよ。
 
 だが、幸いこの聖典教徒のことを任されたのは私と、公正な審問をされることで知られたシェンデルフェール殿だ。
 
 異端審問官が、魔女を焼き、異教徒を殺すための審問をするものばかり、というのは大きな誤解だ。
 我々は、公正に神の教えを守り、聖北の信仰を広めることこそ使命なのだよ。
 
 …釈放のための金について話さねばならなかったな?
 
 これはシェンデルフェール殿が、聖典教徒の維持は無駄として葬ろうとする保守派どもを止めるために考えた案だ
 あの方の信仰心には、まことに頭が下がる思いだ。
 
 今、なぜ知恵があると素直に言わないか、と考えたかね?
 知恵は人を堕落させるものだ…たてまえの上ではね。
 閃きは神から与えられる〈霊感〉なのだよ。
 小賢しい悪魔の、〈悪知恵〉とは違うのだ。
 
 …そう顔をしかめるな。
 
 まあ、このまま君のような関係者が現れなければ、あの聖典教徒の身柄は保守派に渡り、闇に葬られたかもしれん。
 本来、我ら聖北の徒が異教徒に慈悲を持って庇うことなど、限られた正直者が、己の正義感を満足させるために行う偽善行為なのだ。
 
 彼の聖典教徒も、素直に話を聞かなかったから話がこじれたわけであるし、な。
 
 大体、保守派の審問官に向かって〈話のわからぬ愚物〉とはっきり言うのはどうかと思うぞ。
 まあ、私も内心で喝采した評価ではあったが」
 
 シグルトは疲れたような顔をすると、「釈放に必要な金は幾らなんだ?」と率直に聞いた。
 このままこの豪傑のような審問官の長話に付き合っていたなら、いつまでたっても本題に入れないと思ったからだ。
 
「ふむ。
 
 それは銀貨千枚だ。
 冒険者には高額かもしれんがね。
 
 あと、君があの聖典教徒の保護者として、後の責任を取る念書を書いてもらう。
 
 これで、滞りなく釈放出来るだろう」
 
 シグルトは頷くと、ジルベールが差し出した書類にしっかりと目を通し、あやふやなところは質問する。
 そして納得すると、その書類にサインし、銀貨を千枚取り出してジルベールに渡した。
 
「…ふむ、確かに千枚。
 この金の領収書と、この度の問題について始末書を作成するから、出来るまで隣の控え室で待ちたまえ。
 
 例の聖典教徒は、世話をしていたクリストフという者に連れてこさせよう」
 
 シグルトは頷くと、異端審問官の執務室を後にした。
 
 
 次の日の朝、浅黒い肌の老人を連れて、若い僧侶がシグルトの元を訪ねてきた。
 その僧侶は、シグルトに老人の身柄を渡すと、丁寧に会釈して去って行った。
 
「…久しいな、アフマド」
 
 シグルトは、ほっとしたような顔で浅黒い肌の老人に声をかけた。
 
「ふむ。
 
 いらぬ手間をかけたようだな。
 こうしてお前に再び巡り合えたことも、神の導きだろう。
 
 神は偉大なり、だ」
 
 尊大な態度で、老人…アフマドは強く頷いた。
 あいかわらずだな、と苦笑するシグルト。
 
 シグルトは、この老人が素直に感謝の言葉を恩人に言う姿を、見たことが無かった。
 
「昨日のうちに、お前の所持品を返して貰った。
 
 新しい通行証もある。 
 異国を通過するために必要なものだから、無用とは言わないでくれ。
 
 貴方はひねくれ者だからな…」
 
 肩をすくめたシグルトに、アフマドは苦虫を噛み潰したように口端を歪める。
 
 …聖典教徒と呼ばれる者たちがいる。
 元は聖北教会と同じ聖典を基とするが、時代の変遷で全く違う文化と教義をもって発展した東の国の人間たちだ。
 
 彼らはその信仰を広め、時を経て全く違う文化を持つ聖北教会と再会する。
 そして、考えの違う宗教同士は、互いを正しいと主張して戦いを起こした。
 
 その戦いには、聖地を巡る対立や、教会と結託した権力者たちの思惑を内包して複雑化し、血塗られた歴史を作り上げて、両者の間には埋めようのない深い溝ができていた。
 
 宗教に多く見られることがある。
 己の信じる者が最上とする場合、違う最上を否定する傾向である。
 一神教の神も然り。
 元は同じ神であるのに、争う勢力同士は互いの唯一の神を否定し、そして戦いは泥沼に変わった。
 
 多くの血が流れ、そしてようやく争っていた宗教同士は、強力な指導者が和解をすることで、その関係をとりあえず友好的なものにした。
 建前の上では。
 
 未だに互いへの憎しみや偏見から、小さな紛争は絶えない。
 そして、このアフマドという老人は、そういった戦によって虜囚となった。
 義勇兵として参加したアフマドは、軍医として従軍していたが、ある時の海戦で所属していた軍が敗北したのである。
 
 その後捕まったアフマドは、長い年月各地を奴隷として連れまわされ、最後に遥か北の地へ送られた。
 寒冷な北方の気候と、過酷な長年の労働による過労で、彼は倒れてしまう。
 
 そんなアフマドを、ある貴族が引き取り、人並の身分を与えてくれたのだ。
 件の貴族とは、シグルトの婚約者だった女性の父親である。
 アフマドの身を救うよう頼んだのは、まだ幼かったシグルトの婚約者であった。
 
 以来、恩義を感じたアフマドは、数十年をその貴族の下で過ごした。
 
 シグルトの婚約者は、アフマドを師として古今の学問を学び、その知識は国でも五指に入るほどだった。
 アフマドは賢者であり、優れた医者なのだ。
 
 この時代、医術に最も長じていたのは聖典教徒である。
 脳腫瘍の手術から、心臓病の治療まで、その技術は先進的で多岐に渡っていた。
 使う道具も、最高の鉄を用いた最先端の品ばかり。
 さらには、東の華国の膨大な薬草学をも吸収し、その技術は西方諸国のものよりも、数世紀進んだものだ。
 
 アフマドは、聖典教徒の医者たちの中で、知識も技術もその最高峰に若くして昇りつめた。
 年齢が若過ぎてなれなかったが、後には王たちの御殿医になれるとも噂されていたほどである。
 
 かつて、悪漢によって両足の筋を断たれ、傷の重さから生死を彷徨ったシグルトは、アフマドの医術によって命を取り留めた。
 アフマドは、神業とも思える天才的な外科手術で、シグルトの断たれた筋を繋ぎ合わせ、シグルトが今用いている両足の添え木も、この老人が考案し作ってくれたものだった。
 
「…お前のしぶとさには感心させられる。
 
 よくもあれだけの状態から、立って歩けるようになったものだな。
 常人ならば、杖を用いて歩けるかどうかなのだが。
 
 …見せてみろ」
 
 黙ってシグルトは腰かけると、足に巻いた布を解き、添え木を外す。
 
 だらりと垂れたシグルトの足を、アフマドは慎重に観察し、そして大きく息を吐いた。
 
「…無茶をしおって。
 
 儂の作ってやった添え木もかなり傷んでいるぞ。
 ふん、ちょうど改良した添え木があるから、お前に合わせてやる。
 
 これで貸し借りは無しだ」
 
 アフマドは、自分の手荷物から、シグルトが着けている添え木に、さらに紐のような物がぶら下がったものを取り出した。
 
「主要部の関節部分に馬の腱を使ったものだ。
 合成弓などで、よく使われる技術の応用だな。
 
 革を膠を使って巻き、真綿で足に負担がつかぬようにアソビを入れてある。
 
 前に使っていた添え木の傷み具合から、どこに負担がかかるかは分かったから、そこも直しておいてやろう。
 格段に動きやすくなるはずだ」
 
 アフマドは、若い頃から既存の道具を嫌っていた。
 より合理的な道具を、自身で考案、改良して使っている。
 
 シグルトは腰かけたまま、一つ首肯して、アフマドの作業を眺めていた。
 
「…お嬢様のことは、聞かぬのだな?」
 
 シグルトの足首に合わせて添え木を削りながら、アフマドがぽつりと呟く。
 
「…聞いて変わることはあるのか?
 
 俺は、彼女を妻にできなかった。
 国を出た時、俺には彼女を守るだけの力も、養うだけの力も無くなっていた。
 
 彼女は他の男の妻になり、冒険者になった俺が此処にいる。
 力が及ばなかった結果、俺はこうして此処にいる。
 一度は夢破れて放浪し、すべきことを見つけて進んでいるのが今の俺だ。
 
 彼女がもし望んでくれるのなら、今からでも応えたいとは思うがな。
 力を尽くしたいと願う心も、まだ俺の胸の中にある。
 だが、彼女に許されない限り、開放してはならないものだとも思う。
 
 俺は、自身の無力に押し潰されて、彼女の元を去ったのだからな」
 
 アフマドは驚いた顔をした。
 
「女々しいままかと思えば、すでに道は定めていたか。
 やはり、お嬢様が惚れた男だけはあるか。
 
 すべてに絶望し、生きることを捨ててしまったあの時のお前とは、まるで違う。
 今のお前は、このアフマドが認めたシグルトのようだな。
 
 だが、お前は〈あの事〉を知っているのか?
 お嬢様が何故、お前と共に国を出なかったのかを」
 
 今度は、シグルトが驚いた顔をした。
 
「彼女は、俺と国を出るつもりだったのか?
 
 最後に言葉を交わした時、彼女は俺と一緒にはなれないと言った。
 彼女には、国に残って守らねばならぬものがあると。
 それに病気がちのお父上を置いてはいけないとも。
 
 …領土について、いつも心にある夢を語ってくれた。
 
 俺はあの時、力無く絶望した抜け殻でしかなかった。
 だから、互いに違う道を行くべきと決めて、そして別れた。
 
 その事実以外に、何かあるのか?」
 
 黙して目を閉じ、何かを考えていたアフマドは、やがて決意したようにシグルトを見据える。
 
「お嬢様が言わなかったのならば、考えがあってのことだろう。
 様々なことが納得できる状況だった。
 
 儂の口からは話さぬ。
 
 かわりに、お前には別の真実を伝えよう。
 
 お前の異母兄はお嬢様と結婚し、亡くなられた伯爵の位と土地を継いだ。
 
 だが、お嬢様は、お前を今でも愛している。
 お前を愛する故に、お嬢様は私情を捨てたのだ。
 
 真実を見るつもりならば、時が来る前に…
 一年の追放刑が終わったならば、すぐにあの国に向かえ。
 お前には、それをする資格と責務がある。
 
 時間も…限られているだろう」
 
 謎めいた言葉に、シグルトは首を傾げたが、アフマドはそれ以上何も言わなかった。
 
 
 そこは遠く離れた北方の小国シグヴォルフ。
 
 石造りの城のベランダから大地を見下ろし、女は物憂げな顔で溜息を漏らしていた。
 
 とても美しい女である。
 
 悪神ロキが嫉妬して盗んだという雷神の妻シフのそれのように、輝く黄金の巻毛。
 磨いた緑玉に命を吹き込んだ瞳は、知性と意志を宿し、煌いている。
 黒子一つ無い白い顔には、形の良い鼻梁。
 薔薇の花弁を思わせる、艶やかな紅い唇。
 
「…もう半年以上経つのね。
 
 この大地の先に、貴方は立っているのかしら?」
 
 女は、今も愛して止まない男を想い、切なげにその長い睫を伏せる。
 美しい女が物憂げにいるだけで、今は暗い空さえも、彼女に合わせて曇ったように感じさせる。
 
「…シグルト…」
 
 女は、応える筈も無い、愛しい男の名を呼んだ。
 
「グウェンダが羨ましいわ。
 
 貴女は、全てを捨てて彼を追いかけることができる。
 私には、彼との思い出。
 そして、彼の残してくれた大切な宝物。
 
 でも、私には…ッ!!!」
 
 女は眩暈に襲われ、石畳に膝を突く。
 よく見れば、女の美貌は病的なまでに青白い。
 
「…っ…!
 
 ぁっ!
 っぅぁ、はぁ…」
 
 意識を毟り取ろうとする苦しみから、必死に何かを守ろうとする様子で、女はその手を強く握りしめた。
 そこには、黄金の小さな指輪。
 愛する男から、結婚の約束をする時に貰った彼女の宝物だ。
 
「…ぅう、はぁっ。
 
 ふ、うふふ…。
 ねぇ、シグルト。
 私、頑張っているのよ。
 
 守ると誓ったから…
 あの時、貴方と別れても、守ると誓ったから…」
 
 何もない遠く離れた大地に、女は手を伸ばす。
 顔を蒼白にしながら、喘ぎながら。
 
「…シグルト…
 
 貴方に逢いたい…」
 
 女は痛苦を耐えながら滲んだ涙を拭こうともせず、霞む大地に向かって、愛しい男の名を呼び続ける。
 零れた涙は、その女の願い。
 しかし虚しく石畳の上で弾け、散った。
 
「また、夢でもいいの。
 
 貴方に、抱かれて眠りたい。
 お願い…」
 
 女は、朦朧とする意識の中で、逞しかった愛する男の腕を想い、静かに泣いた。

 
 
 暴走一直線に書きましたペルージュでの物語です。
 
 再開する老人。
 そして今もシグルトを愛し続ける、美しい娘。
 
 シグルトの過去は、壮絶で深遠です。
 まだ18歳のシグルトは、例えようのない過去があるから、あんなに大人っぽい考え方をするわけですね。
 
 さて、今回ペルージュの異端審問官が登場しましたが、「複数の異端審問官がいる」という設定は、Martさんかに教えていたので、そのままシェンデルフェールを出すのは、あまりにお約束すぎるかな、と考えて、急遽お喋りマッチョのジルベールを登場させました。
 私が考えたリプレイ用のオリジナルキャラです…お忙しい様子のMartさんに彼のことを聞かないで下さいね。穴だらけかも知れませんし…ふう。
 
 門前町、というのもなんとなくです。
 でもペルージュのような宗教都市って、普通門前町かなぁ、と。
 
 
 アフマド、医者という立場で出してますが、中世のあたりで最も医学が進んでいたのはイスラム教→聖典教徒という設定にしてあります。
 腫瘍の手術とか本当にやってます。
 アフマドのモデルは、ケビン・コスナー主演の『ロビンフッド』に出てくるアジームというムスリムです。彼を年配にした感じでしょうか。
 
 
 さて、次回はいよいよ風のお婆ちゃん登場です。

 
〈著作情報〉2007年09月16日現在

 『宗教都市ペルージュ』はMartさんのシナリオです。未公開であり、作者のMartさんは引退されているので、未完のシナリオです。
 シナリオの著作権は、Martさんにあります。
 ペルージュの名は、Martさんのシナリオ『銀斧のジハード』にも登場します。
 これらの設定から、私が聞き及んでいたものをリプレイ用にアレンジ致しましたが、著作権はMartさんにあります。
  
・Martさんサイト『esotismo.』(閉鎖済み)
 アドレス(http://sky.geocities.jp/mart_windowl/)
 
 カードワースはgroupAskに著作権があり、カードワースの管理、バージョンアップ、オフィシャルな情報等はgroupAsk official fansiteにて、カードワース愛護協会の皆さんがなさっています。
 このリプレイは各シナリオをプレイした上で、その結果を小説風リプレイとしてY2つが書いたものです。
 書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。
 
 また、リプレイ中に使われる内容には、各シナリオで手に入れたスキルやアイテム、各シナリオに関連した情報等が扱われることがあります。
 それらの著作権は、それぞれのシナリオの作者さんにあります。
 またカード絵等の素材に関しては、シナリオ付属の著作情報等を参考にして下さい。
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  • 【国家資格-辞典】
    高度情報処理技術者高度情報処理技術者(こうどじょうほうしょりぎじゅつしゃ)とは、情報処理技術者試験の区分の中でも、専門性が高い一部の区分を指す言葉である。単に高度という場合もある。ただし正確な定義は決まっておらず、経済産業省や各種資格学校、各一般企業でお
【2007/09/29 07:44】