Y字の交差路

 ここはY2つめがノリで作ったブログです。  カードワースを中心に、私が思ったことや考えたことを徒然なるままに書きたいと思います。

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リプレイ書きの戯れ言〈5〉

 どうも最近、モチベーションが維持できないY2つです。
 シナリオ制作は、少しずつやっていますが、やりたいことに対し、素材不足やらシステム制作で躓いてばかり。
 まったくもって、申し訳ありません…
 
 とは言え、あんまりブログをほったらかしにするのも…
 というわけで、リプレイの裏設定を紹介していきます。
 決めてあるものは、あんまり変わりませんし。
 
 
 今回は、リプレイに時折登場するとんでもない存在…半神や超人たちなどで、オリジナルであるものをいくつか紹介します。
 彼らは〈超越者〉とか〈超越存在〉と呼ばれる枠外連中でして、そのほとんどが伝説的な存在です。
 スキルやアイテムなどはぼかしますが、レベルと能力値、性格修正は紹介しますね。
 
 
1.“蓮の亜神(はすのあじん)”ハーレーン
 レベル11 男性
 
 器用度:8 敏捷度:7 知力:11
 筋力:4 生命力:3 精神力:12
 
 社交性+2 勇猛性+1 狡猾性+1
 
 かつて北方に現れたとされる大精霊術師です。
 聖海教会の聖女(場合によっては副者や尊者扱い)オルデンヌの聖遺物(遺体)を教会から奪ったとされ、聖北教会や聖海教会からは、妖術師として忌み嫌われています。
 オルデンヌが秘蹟の使いすぎで若くして殉教すると、治癒の奇蹟を数多く起こした遺体を聖遺物と狙い、各地にばらばらにして持ち去ろうとした聖職者たちから、彼女の遺体を奪った…というのが真相です。
 オルデンヌ存命中は、側で常に彼女を守り続けていました。
 後述のオルテンシアとは旧知の間柄です。
 
 風の上位精霊を従え、その魔力で師団規模の軍隊を打ち倒した伝説があるほど。 
 線の細い蒼く輝く不思議な髪の美青年だったそうで、上位精霊との契約で不老の神仙になったと伝わっています。
 
 どこにいるかは全く不明ですが、その精霊術は大陸でも神域に達したもので、精霊術師としてはトップクラスの存在です。
 
 
2.“神狩りの灰(かみがりのはい)”グレイ
 レベル12 男性
 
 器用度:6 敏捷度:7 知力:7
 筋力:10 生命力:8 精神力:9
 
 好戦性+2 内向性+1 勇猛性+2 大胆性+1 狡猾性+1
 
 現世に召喚された魔王の1人が、奴隷女を戯れに孕まし生まれた半魔の神仙です。
 
 主人に殴り殺され、脱力した母親から這いずり出て生まれたそうで、その生命力にあやかろうとした兵士に拾われました。
 兵士の娘で、義理の姉である女性によって育てられますが、その姉が戦争で敵兵に殺されてから己の力に目覚めて敵兵を皆殺しにし、以後は傭兵をして世界を転々とします。
 
 昔からその力を悪魔に見初められており、彼の行く戦争はいつも負け戦となりました。
 しかし、どんな戦争でも必ず生き残り、そのためか持ち前の灰色の髪から、“敗残の灰”と呼ばれ恐れられます。
 
 自身が魔王の落とし子であることを知り、自分を振り回す悪魔たちを憎んだグレイは、その後に傭兵を止めて、悪魔を狩るようになります。
 グレイは理不尽をもたらす全ての神や悪魔を強く憎み、力ある為政者でも、人外の力を得て理不尽をもたらすと知れば片端から殺しました。
 魔王の血筋によって得た魔力により、因果律すら両断する〈神殺し〉の力を己の剣撃に宿し、ついには父親の魔王すら殺してしまいました。
 
 彼が狩った神や悪神、超越者は、100を超えると言われます。
 神をも殺す力から、神々や精霊からも忌み嫌われ、恐れられています。 
 
 灰色の髪に浅黒い肌。
 血のように紅い瞳で、特別背が高いわけではありませんが、強靱な体躯の戦士です。
 目的のためには、都市一つ壊滅させることにも躊躇しない、冷酷な性格です。
 
 どこかで、理不尽を振りまく強大な存在が出現すれば、それを狩るために現れるかもしれません。
 
 
3.“青黒き白の姫(あおぐろきしろのひめ)”オルテンシア
 レベル11 女性
 
 器用度:10 敏捷度:8 知力:9
 筋力:7 生命力:3 精神力:10
 
 平和性+1 社交性+2 勇猛性+3 慎重性+1 正直性+1
 
 北方シグヴォルフ王国の建国王シグヴォルフと、その弟で宰相となったシグヴァイス。
 その2人の母親であり、〈白エルフ〉と呼ばれるエルフを母に、『鋼鐵の王国』と呼ばれた故国を捨て野伏になった第二王子を父に持つハーフエルフです。
 母親は古代種…つまりハイエルフの族長の娘で、その出生から“姫”と呼ばれていました。
 
 清廉で心優しく、母親から永遠に近い寿命と美貌を、父親から勇気とその青黒い髪と瞳を引き継いでいます。
 
 成人した後に部族を離れ、ある人間の青年と恋に落ちます。
 若者は、人の身でありながらオルテンシアとともに民を苦しめる魔物と戦い倒しますが、その時の傷が元で死にました。
 ですが、オルテンシアは愛した青年の子供を産み、育てます。
 その子供たちは、荒廃した国を平定し、後に暴君を排斥してシグヴォルフ王国を建国します。
 
 オルテンシアの2人の子供は、その後、弟の宰相シグヴァイスが暗殺され、疑心暗鬼になった国王シグヴォルフは恐怖政治を始め、最後には1人で寂しく息を引き取ります。
 息子たちの悲しい死を嘆いたオルテンシアは、後の世界を転々とし、強大な存在に苦しめられる人々をその力で救い、迫害される精霊術師と迫害する聖北や聖海教会たちの和平を目指した聖女オルデンヌと出会い、彼女に強く共感します。
 そしてハーレーンとともに彼女を助けて、種族の争いのない国イルファタルの建国に尽力しました。
 
 今でも、力ある精霊術師の才能を見かければ、迫害から守り、力を授けてくれます。
 
 現在の動向ですが、シグルトが冒険を始める10年ほど昔、東方に向かった姿が確認されています。 
 
 シグヴォルフ王国では、国教である聖北教会から見れば異種族で異教徒(精霊術師)という複雑なオルテンシアの血筋である王族は、その子孫をやたらと名乗るわけではありません。
 しかし慣習として、シグヴォルフ建国王の直系の女児はアルフ(エルフの意)、シグヴァイスの直系の女児はオルト(オルテンシアの愛称)を名に加えます。(だから、シグルトの母親はオルトリンデです)
 血の濃い王族には、先祖返りでエルフやハーフエルフの取り替え子が時々生まれ、そういった子供は秘匿されますが、同時にとても大切にされ、王家の墓所でその番をさせられます。
 
 オルテンシアは弓の名手で、また上位精霊であるダナとイルマタルと契約していた大精霊術師です。
 彼女は冒険者には好意的で、性格も穏やかですから、出会うことがあれば力を貸してくれるかもしれません。
 
 オルテンシアは父親譲りの青黒い髪と同じ色の瞳で、エルフ特有の造形を受け継ぐ大変な美人です。
 直系の子孫はその容貌が強く表れ、ブロンドが多い北方人においては大変目立ちます。
 
 
4.“混沌の女王(こんとんのじょうおう)”ヴィスラティ
 レベル12 女性
 
 器用度:7 敏捷度:8 知力:11
 筋力:8 生命力:7 精神力:11
 
 好戦性+1 社交性+3 勇猛性+1 慎重性+3 狡猾性+3
 
 本名はラミッカといいます。
 ヴィスラティとは、彼女が神官として名乗っていた名で、偽名を使い、名を使った呪いの類を回避しました。
 古代に信仰されていた邪神アガウスに仕えた女神官でしたが、自身が身を捧げていた教団一つを生け贄として〈君主〉と呼ばれる始祖吸血鬼となりました。
 
 数々の妖術を使い、世界の影で混沌の邪神アガウスのために混沌をばらまいています。
 柔らかで上品な口調ですが、性格は極めて腹黒く、そして謀略を得意とします。
 彼女の恐ろしさは、始祖吸血鬼としての怪力や魔力よりも、むしろ全く隙を見せない抜け目の無さでしょう。
 
 彼女と同じアガウスの魔力で始祖吸血鬼となった、デルフトという〈君主〉がいましたが、彼は尊大な性格から人間に干渉し過ぎたので、冒険者によって倒されています。
 
 黒い緩やかなウェーブの髪と、紅い瞳、病的な白い肌の美女で、社交能力に優れます。
 怒ったり、本気でになると瞳が黄金に、白眼が血の色に変わります。
 特別な目的がある場合を除き、戦いでは決して容赦しません。
 歴史の中で暗躍し、混沌派の優れた人間ならば同胞の吸血鬼となるよう、誘うこともあります。
 卑屈になることを躊躇わず、慎重で表に出ることを嫌いますから、彼女を倒すことは容易ではないでしょう。
 
 しかし、意外かもしれませんが、彼女は約束はできるかぎり守ります。
 自分に無理な契約そのものをしませんが、本名を名乗って誓った契約は必ず履行します。
 
 ヴィスラティは愚か者や尊大なだけの暴君が、国を恐怖政治で治めることが何より嫌いです。
 秩序そのものを忌み嫌い、混沌に歪む状態こそ好みます。
 
 ですから、暴君に苦しめられる民がいる場合、力になってくれる場合もあるかもしれません。
 
 彼女の崇める邪神アガウスは、中原(中国にあたる華という国に面した、東の地)の辺境で信仰されていた闇と混沌神で、嫉妬や強奪を司ります。
 愛していた女神の陰で、ライバルの男神を謀略をもって貶め、遠くから女神を見つめている陰湿な神でした。
 この神の信仰されていた地では、ストーカー行為をする人間をアガウシス(アガウスもどき)と呼びます。
 
 強奪を司り、不死を得るために奪う存在、吸血鬼の神でもあります。
 アガウスに大切な存在を捧げると、吸血鬼になれると言われています。
 同時に日の光を浴びると焼けただれる呪いを妹神にかけられ、典型的な吸血鬼の欠点を、眷属となった吸血鬼たちにも与えてしまいます。
 理不尽な存在になっても生きようとする不死者の守護者で、執念を持つ者を好みます。
 
 嫉妬深く邪悪ですが、意外なことに恋愛には一途です。
 一方的な純愛を守護(それが一途な愛ならば、相手の心を無理矢理振り向かせる力を与える)し、手段を選ぶなと教えます。
 
 アガウスの教団は、身勝手な活動と邪悪さからあまり大きくなれませんが、求心力や革命、解放を象徴する混沌的性格故か、テロリストタイプの人間によく信仰されます。
 混沌をもたらす気質からゲブル(混沌の意)教と呼ばれ、邪教と忌み嫌われます。
 
 
 ついでに、私が他の創作物を参考にまとめた吸血鬼の設定など…
 Djinnさんのサイトで、彼の書いた小説にちょっぴり使われていたりします。
 
◇吸血鬼
 邪神、あるいはダークサイドの上位精霊にあたる高等存在の呪いによって魂を歪められた不死者(アンデッド)。
 存在が希薄で実際には細かい塵が骨や肉として寄り集まっている。ゆえに聖職者は「塵」と呼ぶ場合もある。
 肉体を靄(もや)状に分割することができ、通常の武具では傷つけることが出来ない。
 希薄な自分を補うため生命力を摂取しなければ存在できず、とりわけ生き血を好む。
 血が摂取しやすいよう犬歯が発達し、吸血の時には犬歯が伸びる。
 吸血鬼の唾液には催淫作用(媚薬のような効果)があり、吸血を受けるものは陶酔感がある。意志の弱いものは噛まれただけで虜になってしまう。
 吸血鬼は首筋の頚動脈から血を吸うが、牙で穴を開けた頚動脈を唾液に含まれる魔力が塞ぐため、吸血された者が出血多量で死亡することはない。
 ただし、吸血鬼に血(体積の約8%)のほとんどを吸い取られると失血死(血圧の低下による心停止)する。
 普段は普通の瞳だが、戦闘などで興奮すると瞳が金色になり白目の部分が血の色に染まる。
 赤い燐光を放つその目を見ると恐怖に支配され、また生物を魅了する魔力を放つこともある。
 希薄な存在は物質としての顕現は不完全で、そのため鏡に映らない。
 ただし、夜と月を象徴する「銀」だけはそういった魔法的幻想的存在に影響できるため、銀製の鏡には姿が映り、銀の武具は吸血鬼の存在に届く。
 魔法の武具も魔法的存在なので効果がある。
 塵の集合体であるため、水に弱く融けてしまう。多くの吸血鬼は水に恐怖を覚え、かなづち。弱い吸血鬼なら水に触れただけで消滅してしまう。
 また流れる川や海は彼岸、すなわち死後の世界とつながっているため、その上を渡ると死者でも生者でもない吸血鬼は多大な力を消耗し、力ないものが特別な手段もなく川や海を渡ろうとすれば消滅してしまう。
 吸血鬼は魂に呪いをかけた高等存在から力を得ているため、その高等存在の力の及ばない土地に移動することは基本的に無理。
 高等存在の力を宿した呪われた土、「邪なる土(アンホーリーソイル)」のそばか、その吸血鬼に関わる高等存在の信仰される土地でないと回復できない。ゆえに居城を築き一箇所にとどまる吸血鬼が多い。
 また嗅覚が鋭く、にんにくなどの香りの強い香辛料は苦手。
 一説に吸血鬼がにんにくを嫌うのは香辛料が腐敗を防ぐからで、腐敗=死体=吸血鬼だから腐敗を防ぐ「塩」や「胡椒」も効果があると信じられていたようだ。
 吸血鬼が十字架を嫌うのは、アンデッドだから神聖なものが苦手なのもそうだが、十字架の縦棒は生者(立っている人)、横棒は死者(臥した人)をあらわし、生死を分かつシンボルだからでもある。
 不死者や吸血鬼を否定する宗教のシンボルはそれなりに効果があるようだが、十字架が絶大な効果をもつのはこれらの理由からである。
 心臓に杭を打ち込む、首を刎ねるといった行為は「引導を渡す」という意味で効果があるが、儀式的な行為でないと全く効き目がない。
 活動中の吸血鬼にはこれらの行為はまず効果がないだろう。
 太陽の光には「正体を現す」効果があるため、陽光によって触れた部分から焼けただれ塵に戻り崩れていく。
 魔力の高い上位の吸血鬼は光を屈折させて太陽の下でも平気に出歩ものがいる。これらは「日の下を歩くもの(デイウォーカー)」と呼ばれ、同様の方法で鏡に自分の姿を投影させたりするため、人間と見分けがつかない。
 陽光の中でも朝日の光は清めの力があり、効果は絶大。
 
 欠点の多い吸血鬼だが、力のある吸血鬼は弱点を何らかの力や魔術などで補い、苦手を克服しているものも存在する。
 レベルが高く、神の威光が及ばない吸血鬼には神聖な攻撃は「虫唾が走る」程度しか効果はない。
 
 実は吸血によって血を吸われた者が吸血鬼になるということは、基本的にありえない。
 そんなもので吸血鬼が増えるなら世の中吸血鬼だらけになるからだ。
 実際は血を吸い尽くされて死亡した者が、まれに自らの欠乏した血を補わなければならないという衝動を覚えて死亡した場合に、その執着から「グール」になってしまうぐらいだ。
 ただし、感染性が強い吸血鬼(噛んだら犠牲者が吸血鬼になる)もまれに存在するらしい。

 吸血鬼は己の体液、つまり唾液や精液を媒介に血を吸い尽くした犠牲者を「従者」という吸血鬼にすることができる。
 「従者」は己を作った吸血鬼の命令に忠実で、鈍い判断力と思考を持つ。精神力と知力が生前のものから各-1される。
 反面敏捷度や筋力は各+1される。レベルが3以下だと自動的に3レベルになる。それ以上なら生前のレベルに従う。
 親にあたる吸血鬼同様存在が希薄で鏡に映らず物理的手段では傷つかない。
 ただし仲間を増やすことはできない。
 親にあたる吸血鬼が消滅するとただの死体にもどり、場合によってはグールになる。
 
 吸血鬼が己の血を媒介にして血を吸い尽くした犠牲者を普通の吸血鬼にすることができる。
 この場合、与えた血の量が吸血鬼の能力や親の支配力に影響する。
 一回、一滴程度の血を与えた場合、能力値は筋力+1、敏捷力+1、レベルは5レベル以下なら5レベルまで自動的に向上する。それ以上なら生前のレベルに従う。
 親の支配力は大きく、逆らうことも親を傷つけることもできない。
 親が近くにいるとわかる程度のテレパシーが使える。親の命令だけはどこにいても届く。親は奴隷同然にこの吸血鬼を操ることができる。
 親が消滅しても吸血鬼のままで、親の支配からは開放される。
 この吸血鬼は親になることができ、吸血鬼を血を与えることで増やすことができる。
 ある専門家は「兵士」、あるいは「下等(レッサー)」と呼ぶ。
 
 二回、数滴の血を与えた場合、能力値は敏捷度+2、筋力+2、そのほかの能力値は各+1され体力も応じて増える。レベルは6レベル以下なら6レベルまで自動的に向上する。それ以上なら生前のレベルに従う。 
 親には逆らうと苦痛がはしるが長時間でなければ逆らうこともできる。
 集中すれば親と意志の疎通が取れる程度のテレパシーが使え、親がどちらの方角にいるか知ることができる。親はどこにいても命令でき、親の命令は不本意でも従わなければ苦しみが襲う。
 親が消滅しても吸血鬼のままで、親の支配からは開放される。
 この吸血鬼は親になることができ、吸血鬼を血を与えることで増やすことができる。
 専門化は「騎士」あるいは「並(ノーマル)」と呼ぶ。
 
 三回、一口分の血を与えた場合、能力値は敏捷度+2、筋力+2、そのほかの能力値は各+1され体力も応じて増えた上、さらに+10される。レベルは5レベル以下なら7レベルまで自動的に向上する。それ以上なら生前のレベルに+2する。
 親に逆らうことは不快ていどでしかなく、逆らってもとくにペナルティーはない。
 親とはどこにいても居場所がわかり、そばにいるかのように意志の疎通ができる。親も同様である。
  親が消滅しても吸血鬼のままで、親の支配からは開放される。
 この吸血鬼は親になることができ、吸血鬼を血を与えることで増やすことができる。
 専門化は「諸侯」ありは「貴族(ノーブル)」と呼ぶ。
 
 三回以上、一口どころかそれ以上の血を与えた場合も「諸侯」と能力的にほぼ同じ吸血鬼ができる。ただし、能力値は全て+2、体力も応じて増えた上にレベル×10だけ体力が増える。
 力あるこの吸血鬼は「王族(ロイヤル)」と呼ばれ恐れられる。
 
 吸血鬼によって生まれたのではなく、高等存在に呪術的な力を請い、自ら吸血鬼になったものを「王」あるいは「君主(ロード)」と呼び、「不死の王(ノーライフキング)」と呼ぶこともある。
 この吸血鬼は「祖体」とか「元祖」、「始祖」と呼ばれ、古龍や精霊王に匹敵する凄まじい力をもっている。
 
 さらに、吸血鬼の「王」を生み出す高等存在…邪神や精霊を「神祖」あるいは「真祖」と呼び、吸血鬼以上に畏怖をもって語られるが、実際に「神祖」と呼ばれるほどのものがいるかは不明。(神話的存在である)
 
 
 吸血鬼はレベルに匹敵する再生能力を持っており、傷を即座に塞ぐことができる。
 基本的に吸血鬼は自分の実力以下の吸血鬼(ノーマルはノーマルとレッサーだけ)しか作れない。
 与える血の量による支配とテレパシーのみ上位と同じようになる。
 
 吸血鬼にとって、互いの血を貪ることは性行為に等しい愛情表現である。
 唾液の効果も含め、吸血鬼には淫靡なイメージが付きまとうのはそのせいもあるのだろう。
 また、吸血鬼が血を与えることは「結婚する」とか「子供を生む」ことに等しい行為で、それゆえに吸血鬼は血を与えた継嗣(子供?)を可愛がる。
 普通の人間が子供を作ると世話が大変と思うように、吸血鬼も無計画に継嗣は増やさない。
 第一血を吸う対象が皆吸血鬼になると食料がなくなるし、いなくなれば子供(仲間)が作れないので、吸血鬼は人を滅ぼすとか憎むということはあまりない。(人間にキチ○イがいるようにその手のアホ吸血鬼もいるかも)
 ただし基本的には餌としてしか見ていない。
 
 
 吸血鬼は基本的に不死者(死者)であるので、子供は生めない。
 生命を育むことができるのは生きた人間だけだからである。
 ただし、男性型の吸血鬼の精液は人間の卵子を受精させることができる。
 こうして人間の女性を母に持って生まれた半不死者を「半吸血鬼(ダンピール)」と呼ぶ。
 身体能力にすぐれ、親ほど弱点がない一代限り(ダンピールには生殖能力はない。ただし人並みの生殖行為を行う部分はあるのでSEXは可能)の超人種である。
 ダンピールは成人に達するとゆっくりと老いはじめ20歳ぐらいから5年に一歳ぐらいの割合で老化していく。
 傷が自動的に回復する再生能力を持っていることがある。
 当然人とは生きられず孤独のうちに一生を終える。
 だが、ダンピールが吸血鬼化した場合、さらに強力な能力をもった吸血鬼が生まれる。
 逆に親を憎み吸血鬼を屠るハンターになる者もいる。
 ダンピールは一度でも吸血を行うと血を吸わずにはいられない飢餓感に悩まされる。
 この症状はダンピールが思春期に達すると無性に血を吸いたくなる時期がやってくるので、そのときに誰かの血を吸うと一生血を求めるダンピールになってしまう。
 だが、ダンピールの犬歯を引き抜き、銀製の差し歯に封印を施して抜いた部分に植え付けることで、ダンピールの能力そのままに血を吸わない超人になることが出来る。
 ダンピールはハンターとなって「親殺し」をするか、親の元に行って吸血鬼になる「塵もどき」か、二つに一つしかないと言われる悲しい種族である。
 長い一生を、差別と白眼にさらされて生きるしかない。
 
 
 まれに吸血鬼の神(神祖)に見初められて生まれてくる「赤い胞衣(えな…胎盤のこと)に包まれた子供」がいる。
 ヴィエドゴニヤ(赤の申し子)と呼ばれるこの子供はダンピールに匹敵する身体能力を持った超人種。
 しかし、ヴィエドゴニヤはいずれ吸血鬼化するという宿命を持っている。
 力ある「不死の王」はヴィエドゴニヤであった場合が多く、死んだ瞬間に呪いが発動してアンデッド化したり、吸血鬼に噛まれて無理やり吸血鬼化されたりしてしまう。
 吸血鬼の伝説がある村ではヴィエドゴニヤが生まれると殺されてしまうのがほとんど。
 無知な村人が血に染まっただけの胞衣の赤ん坊を、ヴィエドゴニヤのものと勘違いして殺してしまう悲劇もあるという。
 ヴィエドゴニヤを包む胞衣(羊膜)は鮮血のように鮮やかに赤くぬめって光るので、専門化が見るとすぐにわかるだろう。
 ヴィエドゴニヤが人間として死ぬには「自分をヴィエドゴニヤにした神祖の呪いを解く」しかない。
 そのためにはその神祖に牙を剥く…つまり吸血鬼を滅ぼし続けるより他はない。
 ダンピール同様、悲劇の種族である。
 老化や身体能力はダンピールとほぼ同じ。
 ダンピールのように吸血の欲求は無く、再生能力は持たない。
 
 
 ヴィエドゴニヤと対極に位置する存在もある。
 クルスニク(白の申し子、十字を背負う者の意)と呼ばれるこの子供は純白の胞衣に包まれて生まれてくる超人種。
 クルスニクは一生のうちに「一度は吸血鬼と戦う」ことを義務付けられた選ばれた者である。
 クルスニクは、生まれると吸血鬼のハンターや教会の怪物退治専門の機関に預けられ、徹底的に吸血鬼を含めた魔物狩りのテクニックを叩き込まれる。
 彼らはヴィエドゴニヤやダンピール同様の身体能力と優れた神の加護がある。
 秘蹟にずば抜けた適性を持ち、その長い寿命を尽くすことなく、殉職するのが普通である。
 
 ダンピール、ヴィエゴニヤ、クルスニクは「ヴァンパイアハンター」になることが多い。
 
 
 だいぶ長くなったので、今回はこの辺りにしておきます。  
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この記事のコメント

前半の、偉人の方々、正直、カッコイイと感じる前に恐怖を感じました。
グレイさん辺りが、怖いです。今夜夢に出てきそうです(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


吸血鬼の設定、楽しく読ませていただきましたm(__)m
吸血鬼って、塵で出来てるんですね。
靄とかになれるなら、戦場とかで指揮官のところに現れて、暗殺とか出来そうです(^^)

人間を餌としか、見てないのなら、愉快犯的に吸血(子を増やす?)する方は、いなそうで安心しました。

ところで、やっぱり、素敵な吸血鬼の方は、吸血すると目から血を流したり、金髪で黒を貴重として所々に刺繍がしてある服を着ていたり、「カット!」とか言ったりするのでしょうか?
そんな、○○キ○の○が大好きです。
2007-10-12 Fri 18:42 | URL | らっこあら44 #mQop/nM.[ 編集]
今晩は。

 設定書、愉しく拝読させて頂きました。まるで壮大なサーガの様で、ついつい引き込まれてしまいます。
 リプレイは仕事や生活が懸かった活動ではありませんし、義務感に縛られずにのんびり続けられれば良いかと存じます。
 
 『混沌』の概念は各々の解釈があって興味深いものの一つです。私自身はフラクタルと言うか、『無数の秩序の集合体』と捉える事が多いですね。…しかし混沌の女王様の解説、何故か身に詰まされますね…f^◇^;
2007-10-13 Sat 20:13 | URL | 樹音 #EDSLkfi6[ 編集]
〉らっこあらさん
 グレイは、ある意味性格破綻者です。
 彼の場合、良心というか、愛情というか、大切な部分がすり切れていると思います。
 まあ、年がら年中、理不尽を追っかけ回して執念深く狩ってるわけですから、ねぇ。
 
 吸血鬼の変身能力は有名ですが、塵状ならばできるでしょう。
 それに、有名な聖句に「灰は灰に、塵は塵に、土は土に…」というのが確かありましたよね?
 あれを意識しています。
 
 吸血鬼、本来力が強いですから、同様の存在をたくさん作っても統制できなければ自身を脅かすだけです。
 それに、消費する血液も増えますし。
 不死者になるのは、「永遠になりたいから」という目的の者がかなり多いので、餌に困るような行為はしないでしょう。
 長く存在していれば、それなりに経験も積むでしょうし、そういう無駄は避けるはずです。できたての吸血鬼は馬鹿をやるかもしれませんが。
 
 素敵な吸血鬼は何か分かりませんが、ヴィスラティにはややエロスティックなイメージがあります。
 蠱惑的な表情で、闇の世界に誘うロードヴァンパイア…ちょっと惹かれます。
 
 
〉樹音さん
 あの超人たちは、私の設定でも最強中の最強たちです。
 10レベルシナリオで最終ボスになれるぐらいの実力ばかり。
 能力値がとても高いですが、神仙クラスや最上位アンデッドのロードヴァンパイアですから、あのぐらいあっても悪くは無いと思うのですが。
 伝説級の存在を設定してみるのも面白いです。
 
 私はカードワース世界において、「ヒョルド神話」というオリジナル神話の設定を考えています。全世界の創世とかの大きなジャンルの神話ではなくて、一地方の滅びてしまった小さな文明の神話という感じです。
 アガウスはその中の邪神です。
 いつか「ヒョルド神話」のシナリオを書きたいと思っています。
 
 私の考える混沌は、無秩序です。
 カードワースでは混沌派の逆は秩序派ですからね。
 無秩序は、きわまると害悪にしかなりませんが、それは秩序も同じです。
 秩序でがんじがらめにしても、弊害ばかりですし。
 やっぱり、中庸、ほどほどが理想なのでしょうかね。
 
 ヴィスラティは悪人ですが、ただの悪というより、かっこいい悪をイメージしてます。
 女性ですから、まさに悪の華。
 美学のある悪って、同調は出来ませんが、ドラマには必要な気もします。 
2007-10-17 Wed 03:21 | URL | Y2つ #TIXpuh1.[ 編集]

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