『希望の都フォーチュン=ベル』 オーガ討伐 

2008.05.23(12:13)

 〈希望の都〉と称される、『フォーチュン=ベル』。
 偉大な英雄たちを多数輩出した冒険者の都である。
 
 四方を美しい自然に囲まれたこの都市は、その風景同様に美しい女王が治めるという都市国家だ。
 
 その街道を賑やかに進む冒険者たちがあった。
 “風を纏う者”である。
 
 一行は、先日立ち寄った『魔剣工房ヘフェスト』の話題で盛り上がっていた。
 
 シグルトが工房の主であるブレッゼンの作業が終わるのを待っていた間に日が暮れてしまい、一行はブレッゼンの家に一泊させてもらったのだ。


 …それは、遡って前日のことである。
 
 ブレッゼンが作った剣をシグルトが譲り受けたと知ると、サンディは「やっぱり」と微笑んでいた。
 
 そして、剣の料金について話そうとした時である。

「金よりもまずは酒だ。
 一日槌を振るったら、喉が渇いた。
 
 今日は、新しく頼んでおいた酒が来る日じゃろう?」
 
 そう言ってブレッゼンが酒を求めると、サンディが困った顔になった。
 
「それが…いつも配達してくれる酒屋さんが、ぎっくり腰でね。
 頼んでおいたお酒が届いてないのよ。
 
 倉庫から秘蔵のお酒でも出してくる?」
 
 途端に凄まじい形相になったブレッゼンは、テーブルを金槌のような拳で叩いて怒鳴った。

「あの馬鹿もんがっ!
 
 ええいっ!
 今から行って、そのへたれた腰を鍛え直してやるっ!!!」
 
 地団駄を踏む匠は、まるで子供のようだ。
 ロマンやラムーナなどは、ぽかんとしている。

「この人、三度の食事よりお酒が好きなの。
 
 今日は遠方の珍しい地酒が飲めるはずだったから、上機嫌で仕事を始めたんだけど…」
 
 今にも飛び出しそうなブレッゼンを押し止めつつ、サンディが事情を説明してくれた。
 
 しばらく悔しがるブレッゼンを見ていたレベッカは、何かを思いついたように、にやりと笑って荷物袋から酒瓶を取り出した。
 それを見たブレッゼンが、ぴたりとその動きを止める。

「も、もしやそれは…やはり【フォレスアス】かっ!!!」
 
 ブレッゼンの興奮は、尋常ではなかった。
 酒屋を鍛え直すと息巻いていた時より、鼻息が荒い。
 
「ふふふ…お酒好きなら、この酒に動かないわけないわよねぇ。
 
 ポートリオンなら、銀貨二千枚の価値が付くこのお酒、シグルトの武器代とお近づきの印ってことで…」
 
 レベッカがそう持ちかけた途端、ブレッゼンは目にも止まらぬ速さでその酒瓶をかっさらった。
 
「乗ったっ!!!!!
 
 …ええいっ、お近づきと言わず泊まっていけぃっ! 
 この粋な計らいに応えずば、酒好きの名が廃るわっ!!!」
 
 即答して、急に上機嫌になったブレッゼンは、もう待てぬとばかりに手に入れた酒をやり始めた。
 
 その後、サンディが振る舞った御馳走を食べながら、“風を纏う者”一行は大いにブレッゼンと親交を深めたのだった。
 特に自身も酒好きかつ大酒豪のレベッカは、すっかりブレッゼンのお気に入りになっていた。
 
 十年来の友のように酒について話すレベッカとブレッゼンに呆れながら、一行はサンディから様々な武具を見せて貰うことが出来た。 
 ロマンがブレッゼンの作った武具や魔法の道具がいかに貴重か興奮して話し出す。
 後はラムーナが踊り出し、サンディが手拍子をして、その勢いで夜が明けてしまった。
 
 結局サンディの作ってくれた朝食まで御馳走になった一行は、昼近くになってようやく重い腰を上げたのだ。
 
「…また酒を持ってこい。
 
 それが美味いなら、泊めてやるぞ」
 
 灰色の髭を撫でながらニヤリと笑い、ブレッゼンが表まで送ってくれた。
 シグルトは新しい愛剣を軽く叩くと、ああ、と呟いて工房から出発したのだった。
 
 
「ねっ、私の勘は当たったでしょう?」
 
 レベッカは、工房を訪れる前にシグルトがブレッゼンに気に入られるだろうことを予測していた。
 
「気に入られたのはお前の方だろう?
 
 飲むペースが速すぎて、サンディさんが随分心配していたぞ?」
 
 苦笑して応えるシグルトに、レベッカは冗談めかして舌を出した。
 
「ま、酒好きはみんな友って奴ね。
 
 サンディさんの話だと、あんなに嬉しそうな顔をする爺さんは最近見たこと無かったそうよ。
 
 それにシグルトだって、お酒を飲んでるときも無言で2人並んでて、まるで親子みたいだったわ」
 
 しかも出発のときは目で会話してるし、とレベッカがからかう。
 
「…そうだな。
 
 また来よう、こいつのためにも」
 
 シグルトは、武骨な腰の剣の柄を撫でた。
 
「でも、今はどう見ても鋳物や骨董品と大して変わらない鉄の塊に見えるわ。
 
 それがあの【フォレスアス】との交換なら、普通じゃ怒るわよ。
 …あのすごい武具を事前に見てなかったらね」
 
 レベッカの意見に同意するように、ロマンもサンディに武具を見せてもらっていた時のことを話し出した。
 
 ある意味、一番驚いていたのはこの少年である。 
 
 
「す、すごい!
 
 この鎧、真なる銀だよ!!」
 
 その秀麗な細工の鎧を見て、ロマンが興奮したように溜息を吐いた。
 
 銀には攻撃的な魔法を遮り、実体の無い存在にその光を及ばせ、影響する力を持つ。
 鏡に映らない吸血鬼も銀製の鏡に映り、幽霊や精霊のような存在も銀の武器で倒すことが可能なのだ。
 しかし、銀は鉄の2倍近い重さがあり柔らかい。
 銀の有用性は知られていたが、高価なことに加え加工の難しさに使い勝手の悪さから、それほど銀の武具は普及していなかった。
 
 だが、銀の効果をそのままに軽く頑丈になったものが真なる銀である。
 
 ミスリルという特別な鉱物がある。
 魔法の金属として、オリハルコンと並んで称される高価な物質だ。
 
 本来魔法の金属ミスリルは、銀貨一枚分の量で銀貨千枚に匹敵する価値になる。
 ミスリルは希少金属なのでめったに手に入らず、それのみで出来た鎖帷子は龍の鱗よりも固く羽根のように軽い…それ一つで国が買える程だ。
 
 だが生成が難しいものの、ミスリルと銀で合金を作ると、堅牢な固さと鉄よりやや軽い魔法の金属になる。
 これがミスリル銀、あるいは真なる銀と呼ばれるものだ。
 
 含有するミスリルの量によって効果が違うが、銀に対して1%を切る割合でもかなり優秀な金属となる。
 極めてまれだがミスリルを含んだ銀の鉱石が発見されることもあり、これは加工すると真なる銀になるので、真なる銀そのものをミスリルと呼ぶ場合もある。
 ミスリルはそれほど世に出回らない幻の金属なのだ。
 
 基部になる銀そのものの価値、ミスリル含有の希少性、合成して真なる銀を作り出す手間、それを鎧に加工する技巧。
 
 ロマンが驚いた軽量の金属鎧を、こともなげにサンディは銀貨三千枚でよいと言った。
 それが市場に出たらとしたら、どれほど天井知らずな価格になるだろうか…
 
「いいのよ~
 
 あの人と私が食べていく蓄えはあるし、私たちが損をしない程度にお金を貰えればそれで充分。
 
 ただ、これらの武具は市場に出さないでほしいの。
 もし必要なくなったら、うちで半額出して買い取るわ。
 
 この“子”たちは、あの人の作った子供のようなものだから。
 貴方たちを見込んでのことよ…お願いね」
 
 サンディは愛おしそうに、並べられた武具を眺めて、そう言った。
 
 一行は皆頷き、引き続いて武具を見せて貰う。
 
 やがて、ある道具を見てロマンの動きが固まった。
 
「う、嘘…!
 
 これ、アスクレピオスの知恵の杖じゃないかっ!!」
 
 アスクレピオス…人のために医学を発展させた異国の賢人である。
 後に人間を死から蘇生させた咎で、主神の放った雷に打たれて死んだが、天に昇って医学の神になったという。
 
「うちにある武具は、伝説ほどの力は出さないんだけどね。
 
 前に夫が忠実に魔法の武具を再現したら、あまりに凄まじい効果で、その威力を狙う人たちが現れて、戦争が起きそうになったことがあったのよ。
 
 それ以来、あの人は作る武具の理不尽すぎる力は眠らせて、売る相手も選ぶようになったわ。
 人の手に余る武具は、持つ人の運命を歪め不幸を呼んじゃうから。
 
 でも、人に扱える状態にしただけでもその効果は凄いの。
 
 その杖も、人を生き返らせることは無理だけど、魔術師の知恵が込められていてたくさんの魔術を使うことが出来るらしいわ」
 
 ロマンはサンディの言葉にいちいち頷いて、その杖をしっかりと手に取った。
 
「…カドゥケウス。
 
 原典は魔術師の頂点を象徴する、ヘルメスの双頭の蛇の杖。
 ヘルメスの杖ケリュケイオンとも、医学と蘇生の象徴であるアスクレピオスの一蛇(いちだ)の杖とも、本来は別のものなんだけど形が似てるから同一に見られることもあるね。
 
 アスクレピオスはヘルメスの知恵を模すために、同じような一蛇(いちだ)の杖を持っていたと異説が残ってるほどだよ。
 
 だから、あらゆる魔法を封じ、両方の杖の由来を模して生み出され、ヘルメスの杖の別名カドゥケウスの名をあえて冠して、大魔術師が傍らにおいたのがこれ。
 
 この翼の形をした杖の先は、知識への飽くなき探究心と飛躍を表してる。
  
 アスクレピオスの【知恵の杖】とも呼ばれた伝説の杖だよ。
 人であったアスクレピオスが知識の研鑽の果てに神になった、その業績と知識を讃えてつけられた異名だね。
 
 いろんな魔法の力を魔術書の助けなく、魔術師の付帯領域…自身の深遠にある魔術回路の要所に喚起することができる。
 
 まさに偉大なる知恵と技術の証。
 この歳で見ることが、触れることが出来るなんて、僕は、僕は…!」
 
 拳を握り締め、ロマンは感涙していた。
 
 横で他の者たちは、そうすごいんだね、と意味も分からずなんとなく相槌を打っておいた。
 
 
「あの時のロマンは目が怪しかったわよ。
 
 あの杖は高くて買えなかったけど、まだロマンには早いってことよね~」
 
 レベッカにからかわれてロマンがむっとしている。
 
「あの杖がどれほど貴重か分かってないから、そんなことが言えるんだ…
 
 あれだけで複数の魔法が使えるんだよっ!
 それに杖に込められた太古の魔術の知恵…すごいんだよ、あれはっ!!」
 
 むきになったロマンはむせてしまい、ラムーナに背中をさすって貰う。
 
「求め続ければ、いつかお前の手に来る。
 それが優れた道具というものだ。
 
 あの杖が、お前が持つべき杖になるといいな」
 
 シグルトはそう言ってロマンの肩を軽く叩いた。
 
「薀蓄はそのあたりにしておけぃ。
 
 もう、街が見えてきたわい」
 
 傾きかけた日差しの下、希望の都は赤く染まりつつあった。
 
 
 フォーチュン=ベルにある冒険者の宿『幸福の鐘亭』で一晩過ごした“風を纏う者”は、次の日に日用品の買い出しをすることになった。
 交易所でいつもの商才を振るったレベッカは、今までの冒険で手に入れた物品を売却して、いくつか道具を仕入れていた。
 
「ふふふ、奮発して魔法の指輪も一個買っておいたわ。
 これで魔法の扉とかも開けられるし、失われた特別な言葉なんかも分かるようになる…
 私の手先と合わせれば、敵無しよっ!
 
 【ランタン】に【鏡】、あとは新品の【火口箱】…うん、準備万端ねっ!」
 
 資金に余裕が出来たからと、レベッカは今まで間に合わせだった道具を新調していた。
 特に今回は、【アラジンの指輪】と呼ばれる魔法の指輪の購入をしている。

「その指輪は割と沢山出回ってるけど、持っていれば僕らみたいな職業では凄く重宝するはずだよ。
 
 【魔力感知】や【解読】の魔術は、魔術回路を大きく占有するから、僕は装備する気はなかったんだけど…
 この指輪があれば、ある程度はその穴を埋められるんだ」
 
 この手の道具に詳しいロマンが、即座に蘊蓄を披露し始める。
 
 その横でレベッカの持つ道具を見ながら、シグルトは首を傾げた。
 
「ロープは買わなくて良かったのか?
 
 この際、購入しておけば…」
 
 レベッカはチッチ、と指を振ってその意見を遮ると、道具袋を指差した。
 
「ただでさえいろんな道具が溜まってるんだから、荷物を増やし過ぎるのは良くないわ。
 ロープの類は意外とかさばるし、どこにでも売ってるから、現地調達がベストね。
 それにロープは、古くなるとすぐ切れるのよ。
 
 持てる範囲で、よく使うものを揃えればいいの。

 今回買った【ランタン】や【火口箱】は野営で頻繁に使うし、【鏡】は髪の手入れから合図の道具になるわ。
 魔法の指輪は、現地調達が難しい上に嵩張らないでしょ?
 
 荷物袋は、いつも整頓しておかなくちゃね」
 
 レベッカは道具の管理に余念が無い。
 無駄な物は即売りさばき、あるいは別の物に交換してしまう。
 
 結果として、“風を纏う者”の荷物が最小限で済んでいるのも事実である。
 
 金銭に関しても、大量の銀貨を持ち歩くことは無かった。
 
 “風を纏う者”の全財産は、銀貨六千枚を超えるほど貯蓄されていた。
 だが金持ちに見えると厄介を招くからと、レベッカは銀貨で千枚程度を小分けにして所持し、多くはすぐ都市部で換金可能な金貨に換えてある。
 
 “風を纏う者”の成功は、レベッカの内助の功も大きいのだ。
 
「…今回ちょっと買った物が多かったから、手持ちの銀貨が少なくなって来たわ。
 まぁ、手持ちの金貨を両替すれば、使う分ぐらいはすぐ用意出来るんだけど。
 
 せっかく大きな都市に来てるんだし、少し仕事を探しておきましょうよ」
 
 がめついのう、とスピッキオが呆れる。
 
「新しい剣が手に入ったから、俺の方は問題無い」
 
 そう言ったシグルトに応えるように、柔らかな風が吹いた。
 
(「私もいるんだからっ!」)
 
 オーク退治の時妖精の力を得たシグルトは、精霊の言葉を聞くことが出来るようになった。
 今でもその姿を見ることは出来ないのだが、風の精霊〈トリアムール〉と意思の疎通が以前より容易に行える。

「それじゃ、『幸福の鐘亭』で、張り紙を探そっ!」
 
 ラムーナが、早く仕事を取らなきゃと、早速駆け出していた。
 
 
「…また討伐なんてね。
 
 しかもオーガ退治なんて、随分危ない仕事だよ」
 
 数時間後、フォーチュン=ベル近郊の林道を歩きながら、ロマンがぼやいていた。
 
「仕方あるまい。
 食人鬼とも呼ばれるオーガは危険な上、放っておくと被害が大きいからの。
 
 これも人助けじゃよ」
 
 スピッキオの言葉に、忌々しそうな様子でレベッカが髪を払った。
 
「オーガの討伐で銀貨五百枚って、受ける奴がいないわけよ。
 
 普通は1匹の討伐で、最低線が銀貨六百枚。
 話では3匹以上いるってんだから、相場は銀貨千枚の仕事になるわ。
 
 その半額なんて…」
 
 オーガは、大変危険な巨人系の怪物である。
 性質は好戦的で怪力。
 好んで人肉を喰らうため、1匹出現すれば村一つを壊滅させることさえあった。
 
 オーガとの戦闘で死亡する冒険者は年間数人出るほどで、その討伐は冒険者の仕事の中でも難易度が非常に高いとされている。
 反面、オーガの討伐を成し遂げたパーティは、討伐のプロフェッショナルとして高い名声も得るという。
 
「とにかく、依頼を受けた以上は最善を尽くす他無い。
 
 正面からぶつからずに、出来るだけ絡め手で行こう」
 
 シグルトの提案に、一同が頷いた。
 
 
 “風を纏う者”の一行がオーガと対するためにまず行ったのは、念入りな周囲の調査だった。
 調べた地形を参考に、様々な罠を張り巡らしていく。
 
 敵の巣穴から少し上にある丘では、大岩を準備してラムーナが待機することになった。
 
 レベッカが巣穴の近くに蔓で、敵の転倒を狙った罠を張る。
 加えて、倒れた先を予測して尖らした木の枝を何本も隠しておく。

「後は、この辺りにちょっと細工をして…」
 
 少し森を戻った所にある茂みにも、罠を仕掛けるレベッカ。
 
「…よし。
 
 後はオーガを燻り出して、煙に紛れながら罠に誘導するぞ」
 
 シグルトが〈トリアムール〉に呼び掛けて風を纏い、スピッキオは秘蹟による加護を仲間たちに与えていく。
 
 皆の準備が出来たところで、レベッカが火打ち石を取り出すと、オーガの巣穴の前に積まれた生木に火を着けた。
 
 その少し後ろで、ロマンは緊張に眉根を寄せている。
 シグルトが、ロマンの細い肩に軽く手を置いた。
 励ますように、置いた手に力を加える。 
 
「…ロマン、お前は魔術に集中しろ。
 
 少しだか、お前の姿を隠しておく」
 
 その時、ぼんやりとシグルトの手が輝き出した。
 
「《“環を為す隠者”よ、神隠せ。
 
  集う妖しの輪環は、常若の扉にして見えざる処。
  縛られぬ惑いの門。
 
  輝く連なり、姿を隠す…》」
 
 シグルトが朗々と詠うように言葉にすると、ロマンの前を輝く蝶と蜉蝣の翅のような物が沢山横切った。
 そして、翅は連なりとなり、終いには光の環となってロマンを包み込んだ。
 ロマンの姿が少しだけ風景に溶け込み、ぼんやりとその姿が霞んでいく。

 『山の洞窟』でシグルトが得た、妖精の加護である。

「…〈妖精の環(フェアリー・リング)〉の術だ。
 
 これで見つかり難くなる」
 
 数ある妖精伝説の中に、〈神隠しの環〉と呼ばれるものがある。
 妖精たちが集い環を作ると、環の中は異界へと続く扉になるという。
 
 シグルトが用いたのは、小さな〈神隠しの環〉を作り出す精霊術だ。
 環を構成する妖精は、縛られた者を解き放つことが出来る。
 
「しっ!!!
 
 こっちの準備は出来たわよ」
 
 レベッカが仲間たちに注意を促す。
 もうもうときな臭い煙を上げて、積み上げた生木が燃え始めていた。


 数分後、巣穴の中から身の毛もよだつような唸り声が聞こえ、地響きのような音が近づいてくる。

「来たぞっ!
 
 まずは、ラムーナの下まで引きつけるんだ」
 
 巣穴から飛び出したオーガは3匹。
 その赤銅色の胴体は、岩のような筋肉で覆われている。
 
「拙いわ…
 
 こいつら、長生きした連中よっ!」
 
 食人鬼の中には長い年月を生きて、その力や体力を増した上位種が存在する。
 普通は単独で活動するが、これらの上位種は数匹が共同で生活し、連携して戦うのだ。
 
「焦るなっ!!!
 
 まずは動くんだっ!」
 
 シグルトは剣を鞘払うと、食人鬼の前に躍り出る。
 挑発するように、背を低くして素早く一歩下がった。
 
 多くの知能の低い肉食の生物は、体格の小さい者が逃げようとすると反射的に追ってしまう習性がある。
 特に気が立っていたり驚いている時は、ちょこまかと目の前で動かれると逆上するのだ。
 
 熊などに出遭った時はこれらの挑発と全く逆の、相手を睨み付けてゆっくり油断無く下がるやり方が、正しい対処法である。
 
 シグルトの挑発にまんまとのせられたオーガたちは、競うように向かって来た。
 
「…掛かった!!!」
 
 1匹が張り巡らせてあった蔓に引っかかり、派手に転倒する。
 さらに仕込んであった鋭い木の枝が、その食人鬼に幾重にも突き刺さった。
 
 仲間が傷を負っ他のを見て、たたらを踏む後続の食人鬼たち。
 
「ヤャァァァァァァッッッ!!!!!」
 
 そこに絶妙のタイミングで、ラムーナが仕掛けておいた大岩を落とす。
 弾んで勢いの付いたそれは、狙い過たず1匹のオーガを木立の方へ吹き飛ばした。
 
「…グゥァァァァァァアアアアアッ!!!!」
  
 直撃した大岩は1匹の腰骨を粉砕し、食人鬼はそのまま巨木と岩に挟まれて動かなくなった。
 
 残った2匹の前を、ラムーナが一気に駆け抜けた。
 転倒していた食人鬼が立ち上がり、無傷のもう1匹とともにラムーナを捕まえようと腕を伸ばしてくる。

「こっちよ、ラムーナっ!!!」
 
 レベッカの指示に従って、最も素早いラムーナは跳ねるように疾走する。
 食人鬼の丸太のような腕は、残らず空を切った。
 
 怒り狂って、その2匹は咆哮する。
 
 ズズゥゥゥンンッ
 
 その罠もまた絶妙に決まっていた。
 レベッカが茂みに隠して作っておいた、針金入りの足取り(スネア)である。
 
 転倒して身動きが取れなくなる食人鬼たち。
 
「…ォォォォオオオオ!!!!!!」
 
 そこに雄叫びを上げて、シグルトは斬り込んでいった。
 〈トリアムール〉の巻き上げる土埃が、白く舞い上がる。
 
 渾身の一太刀が、オーガの太い腕を斬り落とす。
 だが、名匠の打った剣はびくともしない。
 
(…行けるっ!!!)
 
 返す刀で、その食人鬼の喉笛を斬り裂く。

「あと1匹だっ!!」
 
 その言葉に合わせてラムーナが跳んだ。
 溜め込んでいた力を解放し、最後の敵を蹴り上げる。

 オーガの人間の頭蓋骨すら噛み砕くという下顎。
 それを支える骨が、鈍く砕ける確かな手応え。
 
 反撃しようとオーガが振り上げた力任せの拳を、防御に専念したレベッカが囮となって引きつけ、素早く躱す。

「《…穿てっ!!!》」
 
 立て続けにロマンの【魔法の矢】が炸裂する。
 
 敵がふらついたためか、“風を纏う者”が用意していた後続の攻撃が悉く外れてしまった。
 
「《…眠れっ!!!!》」
 
 逃がさぬとばかりに、ロマンが【眠りの雲】で敵を動けなくしていた。
 
「もう少しだっ!」

 シグルトの掛け声で、仲間たちが一斉に攻撃を仕掛ける。
 突き立った刃と魔術の矢でどす黒い血が飛沫き、傷みに覚醒した食人鬼は最後の足掻きと、腕を振り回した。
 
 当てずっぽうの一撃がレベッカの脇腹をかすめ、後退させた。
 シグルトは仲間たちを庇いながら、向かってくる図太い腕を剣で貫き隙を作り出す。
 
「―…タァァァァッッッ!!!!!!」
 
 そこにラムーナが【連捷の蜂】で猛攻撃を仕掛けた。
 強いバネの利いた攻撃が繰り返しヒットし、オーガの目の焦点がおぼつかなくなる。
 
 くるり、と旋回したラムーナは、動けなくなった食人鬼の心臓を刺し貫いていた。


「…ったく、何てタフな奴なのよっ!!!」
 
 かすめた攻撃で脇腹に痣が出来ていたレベッカは、スピッキオの秘蹟で傷を治して貰いつつ、悪態をついていた。
 
「これだけの化け物相手に痣で済んだのじゃから、ましと思えぃ。
 
 加護の秘蹟無くば、肋が砕けておったぞ」
 
 前もってスピッキオがかけていた防御の秘蹟は、レベッカを守ってくれた。
 そうでなければ食人鬼の太い腕によって、掠った程度でも内臓破裂か骨折を起こしただろう。
 
 腹が弾ける自分を想像して、レベッカは嫌そうに眉を顰めた。
 
「今度こういう荒事になった時は、ロマンにかけてた精霊術、私にもかけてよね。
 
 私は苦手なのよ、戦うの」
 
 幾分げっそりした雰囲気のレベッカが提案すると、シグルトは軽く頷いた。
 
「この術は何度も使えない。
 
 ただ、前もってかけておけばやや不安定な条件になるが、長時間恩恵を得られる。
 余裕がある時には、備えて使おう」
 
 召喚術、あるいは付帯能力を与える類の術は、その効果が長時間持続するものもある。
 力の発動がやや不安定であるが、上手に用いれば大きな恩恵になりうる。
 
 シグルトが使う【妖精の護環】という術は、その典型だ。
 
「俺の本業は剣士だ。
 この手の術は本分では無いし、あてにはしないでくれ。
 
 …ブレッゼンのおかげで武器が安定したことだし、俺もそろそろラムーナのように本格的な剣術を身に付けねばならないな…」
 
 ぽつりと漏らしたシグルトの言葉に、レベッカが目を丸くした。
 
「…はっ?
 
 シグルト、貴方が今まで使ってた技って、剣術じゃなかったの?」
 
 ロマンやスピッキオも、驚いた顔だ。
 
「…当然だ。
 今までは、基礎的な戦闘の動作を反復していたに過ぎない。
 
 あんなものが【技】だと言ったなら、磨き抜いたそれを持つ剣士を冒涜することになるぞ」
 
 つまりシグルトは、ごく最近まで基礎のみで剣を振るっていたのである。
 緻密に戦術を立てて振るう基礎動作は、中途半端な技を凌ぐのだ。
 
 もしシグルトが、本格的な技を使いこなしたならどれほど強くなるだろうか。
 
 自身も戦いの技を使うラムーナは、好奇心で背筋がぞくぞくしていた。
 
「それなら、すぐ技を学びなさいよ。 
 投資は惜しまないわ。
 
 ねぇ、みんな?」
 
 レベッカが仲間に同意を求めると、皆首肯して賛同に意を示す。
 シグルトの戦闘力は、それだけ仲間から信頼を置いているのだ。
 
「…皆がそう言ってくれるなら、考えておくよ。
 
 身体も大分剣術に合ったものになったから、な」
 
 シグルトは中途半端に技を学べば故障を招くと、今までひたすらに基礎訓練と身体作りを行って来た。
 
 戦士とは本来血の気が多く、強くなることに貪欲で、安易な技に流れがちである。
 対しシグルトは、技に相応しい自分を作るために徹底的な肉体作りを行っていた。
 その方が、戦士として高い次元に届くことを理解していたからだ。
 
 シグルトが非凡な戦士である一番の理由は、鍛え方から戦い方まで合理性を重んじることにある。
 そして、錬磨のためにはいかなる努力も惜しまないのだ。
 
 この時代、このような鍛え方をする戦士は至極希であった。
 

 その2日後のこと。
 
 報酬を受け取ったシグルトたちがフォーチュン=ベルを去った直後に、一つのパーティが『幸福の鐘亭』にやって来た。
 
「ええっ、オーガ退治の依頼って解決されたの?!」
 
 一応パーティの代表者だというその青年は、困ったような声を上げた。
 
「…驚いたぜ。
 
 オーガの討伐が出来るパーティなんて、俺たち以外にそうそういねぇぞ」
 
 やや痩せた盗賊風の男が、頭を掻きながら驚いた顔で言った。
 
「…しかも、年を経たやつを3匹ですって?
 
 私たちが、アリメ村でやった仕事よりハードじゃない」
 
 肌の黒い魔術師風の女が、やや不機嫌な様子で頼んでいた酒を煽る。
 彼女の負けず嫌いは、仲間内でも抜きん出ていた。
 
「何はともあれ…先を越されてしまったようですね。
 
 ですが、危険な仕事をしなくて済んだ、とも考えられます。
 話ではかなり報酬が少なかったようですし。
 
 あきらめて別の仕事を探すとしましょう」
 
 僧服を着た中年の男が、穏やかな口調で仲間たちをなだめた。
 
「ふん、醜いオーガどもを斧の錆にしてやるつもりじゃったが…残念じゃ。
 
 今後、仕事がかち合わんとも限らん。
 そやつらは、何という連中なのじゃ?」
 
 このパーティで一番異色の戦士であった。
 斧を担いだその老人は、随分背が低い。
 彼はドワーフと呼ばれる亜人なのだ。 
 
 かつて事故で指を失ったという、武骨な手を撫でながら、そのドワーフは鋭い口調で仲間に問うた。
 
「…“風を纏う者”ですって。
 
 また聞いたね、この名前」
 
 その少女は冷たい井戸水で喉を潤しながら、首を傾げていた。
 
「…ああ、デオタトさんが言ってた新進気鋭の。
 
 確かに僕らと名前が似てるよね」
 
 青年は少女の言葉に頷くと、疲れたようにカウンターに腰掛ける。
 食人鬼が出たと聞いて、かなり気負っていたのだろう。
 
 前に行った同様の依頼があり、それを受けた時点でかなりの犠牲者が出ていた。
 青年は、同じ悲劇は何としても避けるのだと息巻いているのだ。 
 
「俺らの少し後に出て来たってのに、これまた新進気鋭の“碧風と共に歩む者”と並んで、今じゃかなり名前が売れてる連中だぜ。
 
 ま、中でも盗賊のレベッカって奴の腕前は、俺もちょっとばかり知ってる。
 切れ者だぞ、あの女は」
 
 盗賊風の男が高い評価を口にすると、黒い肌の女が呆れたような目で睨め付けた。
 
「また女?
 
 この宿の女将も含めて、あんたってほんと…」

 慌てて盗賊風の男は首を横に振った。
 この男は、今呆れている黒い肌の女魔術師に惚れていると言ってはばからない。
 
「よせよ…俺はあいつにゃ興味ねぇ。
 
 それにあの女のことを知ってりゃ、盛ったオークだって逃げ出すぜ。
 怖ぇ女なんだ…」
 
 そう言う盗賊男の目には、過去を偲んでいる様子があった。
 惚れていた女を思い出すというより、苦手な身内を懐かしんでいるような感じだ。
 
「ふん、エルフの餓鬼がおるような奴らと一緒に、先んじて冒険者になった儂らより名が売れておるのは気に食わん」
 
 ドワーフが、忌々しそうに麦酒(エール)を飲み干すと、女将に酒のお代わりを求めた。
 古今東西、ドワーフとエルフが犬猿の仲だというのは有名な話である。
 
 話題に出た“碧風と共に歩む者”には、まだ子供のエルフがいるという。
 自尊心の強いこのドワーフにとって、嫌いなエルフの子供がいる連中より名が劣るのは相当に不愉快なのだろう。
 
「…仕方ありませんよ。
 
 私たちだって多数の仕事をこなして来ましたが、“風を纏う者”や“碧風と共に歩む者”のメンバーは、仕事での粗が無い上に秀才揃いと聞いています。
 
 それに外見の美しい方が多いとか。
 話題性と人気は、時に同時に高まるものですからね」
 
 僧服の男は、苦笑しながらドワーフにお代わりの酒杯を渡した。
 
「何時までも他人の噂してるより、次の仕事を探しましょうよ。
 
 〈商船護衛〉…これなんかどう?」
 
 暗い雰囲気を変えようと、少女がつとに明るい声で呼びかけ、一枚の依頼書をカウンターに置いた。



 前回の決着を含めて、フォーチュン=ベル編をお届けです。
 かなり内容をいじって加筆しました。
 別物になってます。
 
 フォーチュン=ベルのオーガは、正面から堂々と挑んだ場合、3レベル平均では負けてしまう可能性が高いです。
 内容でも触れてますが、このサブイベントのオーガは驚異的に強くて、ASKデータの奴らとは比べものになりません。
 6レベル×3体ですから、トロール並。
 
 つまり、いかに戦闘における前準備をするかが重要です。
 罠の効果は何時までも持続しませんし、例え罠が発動しても、レベル差からか、普通の攻撃が中々オーガに当たりません。
 めいっぱいドーピングして挑むのがベストです。
 
 シグルトとラムーナが戦闘で一体ずつ止めを刺しました。
 今回もラムーナのスキルは大活躍しています。
 
 
 前半、前回からの続きでちょっとしたイベントが起きていますが…
 
 ブレッゼンの酒好きを語るエピソードを考えていて、不意に気が付いたものです。
 実は『魔剣工房』の酒イベントには【フォレスアス】が対応していません。
 
 アレトゥーザ名物もそうなのですが、後に対応を望むお酒がけっこうあったりします。
 まあ、こればっかりは仕方ないとも言えますが。
 
 考えた末に、ポートリオンで換金してちょうど2000SP(魔剣購入費と同じ)になることから、今回のような導入を考えてみました。ちょっと【星の金貨】なんかも手にはいるのですが、そのあたりはストーリー性重視ということで、手に入った金貨はレベッカの手管ということにしておきます。
 
 結構、ブレッゼンの酒好きが強調できた話になったと思うのですが…
 
 ミスリルの扱いは、映画版『ロード・オブ・リング』を参考にしています。
 オリジナルは非常に高価ということで、ミスリルは銀の合金で使われるという設定にしてあります。
 これでクロスオーバーが難しくなりましたら、申しわけありません。
 
 登場した【カドゥケウス】ですが…
 アスクレピオスの杖とヘルメスの杖に関しては、似ているものの違うというのが今の定説だったはずです。
 本来アスクレピオスの杖は、ヘルメスの杖【カドゥケウス】に形が似ているだけでして、本当はお医者さんがシンボルで使っているアスクレピオスの杖は、カドゥケウスと呼ぶのが誤りであるようです。
 まあ、当時はファンタジーの情報がかなり混乱していましたし。
 カタール→ジャマダハルの誤り同様、この手のことは結構たくさんあるみたいですね。
 
 今回のように書いたのは、そういったものを無理矢理辻褄合わせしようとしたためです。
 かなり無理があったかもしれません。
 
 
 話を戻して…小道具も購入しました。
 前回から引き摺った会計は以下の通り…
 
・【サーフ・レア】売却(+350SP)
・【金色の鍵】売却(+50SP)
・【フォレスアス】換金(+2000SP)
 
・【星の金貨】×3
・【鉄塊(アロンダイト)】購入(-2000SP)
・【火口箱】購入(50SP)
・【ランタン】購入(20SP)
・【鏡】購入(50SP)
・【アラジンの指輪】購入(-500SP)
 
・オーガ退治の報酬(+500SP)
 
 所持金8118SP(じゃり~ん♪)
 
 
 そして、最後の方で登場したのは、古株の方なら知っているでしょう。
 そう、あの人たちです。
 今回は、何気にあちこちとクロスオーバーしています。
 
 
 〈著作情報〉2008年05月23日現在

 『魔剣工房』及び『希望の都フォーチュン=ベル』はDjinnさんのシナリオです。現時点Djinnさんのサイトで配布されています。 
 シナリオの著作権は、Djinnさんにあります。
 このリプレイの時のバージョンは『魔剣工房』がVer 1.07、『希望の都フォーチュン=ベル』がVer 1.06です。
  
・Djinnさんサイト『水底のオアシス』 (○ttp://djinn.xrea.jp)←○をhに。


 『新港都市ポートリオン』はMoonlitさんのシナリオです。現時点でMoonlitさんのサイトで配布されています。
 ギルドにも登録されています。
 シナリオの著作権は、Moonlitさんにあります。
 このリプレイの時のバージョンはVer1.11です。
 
 今回最後に登場したパーティは、かつてMartさんがリプレイの主役だった“風を駆る者たち”です。
 このブログで彼らの冒険をお預かりしていたこともあります。
 旧リプレイには、頻繁に登場していますので、残っている間、興味のある方は御覧になって下さい。
 
 Martさんのブログ閉鎖に伴い、“風を駆る者たち”の冒険は読めなくなりましたが、そのクロスオーバーに関しては行うことをお話し、過去に了承を得ています。
 これら“風を駆る者たち”の著作権はMartさんにあります。
 
 “碧風と共に歩む者”は、龍使いさんのリプレイの登場するパーティです。
 著作権は龍使いさんにあります。
 いつものノリでさらっとクロスしました。
 名前と噂だけのクロスですが、よろしくお願い致します。
  
 カードワースはgroupAskに著作権があり、カードワースの管理、バージョンアップ、オフィシャルな情報等はgroupAsk official fansiteにて、カードワース愛護協会の皆さんがなさっています。
 このリプレイは各シナリオをプレイした上で、その結果を小説風リプレイとしてY2つが書いたものです。
 書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。
 
 また、リプレイ中に使われる内容には、各シナリオで手に入れたスキルやアイテム、各シナリオに関連した情報等が扱われることがあります。
 それらの著作権は、それぞれのシナリオの作者さんにあります。
 またカード絵等の素材に関しては、シナリオ付属の著作情報等を参考にして下さい。 
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コメント
今晩は。ご無沙汰しております。

 まずはご親族の方の逝去、お悔やみ申し上げます。私も4年前、直属の上司を急性リンパ腫で亡くしました。有能な方だっただけに、半ば過労死だった事がとても惜しまれました…。

 閑話休題。久し振りの連載ですね。先日のアロンダイトに関するお話、大変興味深く読ませて頂きました。オリヴィエの持つアルタキアラ(イタリア語表記でしょうか?)との同一性の指摘、具体的な資料を読んでみたいです。
 アロンダイトに限らず、北欧神話でも名剣や魔剣がキリスト教の伝承に組み込まれて行った経緯を見るのは興味深いもので、当館でも軍神テュールの『王者の剣』が大天使ミカエルのそれになったと言う伝承を追い掛けたりしています。

 今回のリプレイは懐かしい『風』が顔を見せましたね。新しい『風』達との出会いや交流が楽しみです。私も時間が空いたら、今度は借り物ではなくオリジナルのキャラでリプレイを綴りたいですね。

【2008/05/23 19:42】 | 樹音 #EDSLkfi6 | [edit]
 こんにちは、フーレイです。2、3度読み返してブレッセンさまやロマンくんやトリアムールちゃんのかわいさにノックアウトされております。かわいい!!と思わず唸りました。またオーガ討伐編ですが……毎度囮が真っ青になって戻ってくるのですが(そして戦闘開始は復活から始まる)、その手があったのか、と今更ながら……。うん、色々道具を買って行きます。

 クロスしている人々楽しいですねぇ。しかしドワーフとエルフって本当に仲が悪いんですねぇ(汗)。こっちのブログのSSでもラムーナちゃんを出しましたが、本当に勝手にすみません(汗)。
【2008/05/24 11:27】 | フーレイ #DEtutM4g | [edit]
三連チャンでDjinnちゃんのシナリオを取り上げて頂きました!
アリガトゴザイマース☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
ノリで作っている僕のアイテムに様々なフォローを頂き、
大変感謝すると共に便乗して相打ちを打っておきます。
その通りなんですヽ(;´Д`)ノまじで

オーガ退治はシグルトの力が解放されたという印象が強く残りました。
やっぱり英雄候補。強いです(*´・Д・)(・Д・`*)ネー
僕は最近リリィたちをガープス風に表記し直しましたが、
シグルトをガープス風に表記するなら、
「頑強」「我慢強さ」「鋭敏感覚」などの特徴を備えていそうですね……。
「容貌/美人」「カリスマ」などがあってもいいかも。
設定マニアの僕からすれば、ステータスが見てみたいものです。

ブレッゼンとお酒との関係は見ていて面白いですね。
お酒を対応して欲しいと言う声があって、
その時は僕もそうしたいんですけど、
なんか忘れてるんですよね(*ノ∀`*)ペチョン
追加するくらい簡単だから、対応して欲しいリストみたいなのがあると
僕もそれをやりやすいんですけどね……

いつも著作権&リンクありがとうございます!
僕はその辺ぜんぜん気にしない人なので、
次回から省いて下さって構いませんよ~∑δ(`・ω・+´)
合作だと話が違うかも知れませんけどね。

とても面白かったです。取り上げて下さってありがとうございました。
また取り上げて貰えるよう、
これからも楽しいシナリオを提供できたらいいな、と思います。
【2008/05/25 16:33】 | Djinn #I9hX1OkI | [edit]
〉樹音さん
 お久しぶりです。
 
 最近、よく葬儀の話を聞きます。
 病魔という奴には、泣かされますね。
 親しい人、尊敬する人の死は、何時であっても身を切られる思いです。
 
 
 リプレイは、ノリがでないと中々書けないのですが、今回はスランプを引き摺っていていつもの文章が書けず、苦戦してます。
 読み直してみると悪癖も所々にでていて、赤っ恥ですが、このあたりは素人の書き物ということで。
 
 クロスオーバーでは、とある呼びかけをしようと思ってまして、新しいリプレイヤーさんたちに活躍して頂くきっかけが出来るといいなぁ、と思っています。
 私の技能で可能な、ちょっとしたおまけも何かできないか考えているのですが。
 
 私の読んだアロンダイトの資料は、下手にリンクを張って怒られると困るので伏せておきますが、武器関係では中々面白いものです。
 騎士って家に伝来の物を凄く大切にしたみたいで、その資料で見たアロンダイト(オートクレール)も、時を経てオリヴィエのものになったエピソードがあるようです。
 
 
 “彼ら”の登場は、何時にするかかなり悩んでいたのですが、ようやく出来ました。
 これから頻繁に登場すると思いますが、他のリプレイとのクロスも含め、賑やかにしたいなぁと思っています。
 
 “風を纏う者”の連中はシリアス系で、コメディタイプのPCたちとはクロスが難しいのですが(私もコメディ調のリプレイは苦手ですし)、シリアスなクロスはばりばりやりたいです。
 
 時間があったら是非樹音さんも、リプレイを綴って読ませてくださいね。
 
 
〉フーレイさん
 オーガたちは、ある呪歌をお持ちなら、獣のようにおびき寄せるのも手です。
 この手のキーコードによる戦前交渉、増えて欲しいですね。
 
 フォーチュン=ベルのアイテムは、【隠者の庵】系キーコード対応のシナリオではかなり重宝します。
 私もマイナーキーコードに対する愛情は強いのですが、その普及を願ってやみません。
 
 そのうち、頂いたものを参考にフーレイさんとの子たちとクロスしようと考えてますので、よろしくお願いします。
 
 
〉Djinnさん
 お久しぶりです(最近のDjinnさんへのコメントはこれが最初)。
 
 オーガ戦、【アロンダイト】の成長を狙っていたので、ちょっとばかり時間が掛かりました。
 欲かいちゃダメですね。
 
 シグルトをガープス風にすると、いろんなマイナスCP設定がありそうです。
 一応容貌は超美人で、戦闘即応とカリスマ、我慢強さは持っていそうです。
 あと第六感か直感当たりを、裏技でもってそう。
 精霊術は特殊な魔法ですから、新設定の才能とか必要かも知れませんね。
 
 頑強の分、生命力につぎ込んでると思います。だから、怪我しても耐える口で。
 ざっと体力が13、敏捷性が14、知力が13、生命力13ぐらい…この時点で135CPですから、そもそもガープスでは難しいかなぁ。
 妖魔夜行の妖怪じゃないですし、英雄候補が100CPで、シグルトなら合計125~150CPぐらいでしょうか。
 でも妖魔夜行っぽく、追加体力がありそうな気もします。
 
 ガープスは能力値の種類が少ないので、表現が厄介といえば厄介です。汎用性は高いのですけどね。
 
 ええと新規のお酒は、Moonlitさんの『街道沿いの洞窟』から【フォレスアス】、Martさんの『碧海の都アレトゥーザ』(ベクターの最新版。オフィシャルファンサイトのシナリオ集に収録した物にはありません)から【イルマーレ】。
 新しいところでは周摩さん作『新緑都市ロスウェル』の【香草酒】。
 ロキさんの『魔光都市ルーンディア』と、アーティさんの『暗黒街ペテンザム』には多数のお酒があります。
 全部合わせれば10ぐらいはありそうな気がしますが、探せばまだ出てきそうですね。
 
 また連絡します。
 
 私とDjinnさんのつきあいからすると、互いの作品においてのクロスオーバーとか、報告無用でやってて気にしないでいられるとも思うのですが、仲良くさせていただいている関係だからこそきちんと報告したいなぁ、というのもあります。
 シナリオによっては、作家さん徒の連絡が取れない場合もありますし。
 それに、あちこちに御無沙汰していまして、反省する点も多々あります。
 
 私はとても誰かの模範にはなれないタイプですが、それでもうちのブログを読んでリプレイを始めて下さった方もいますので、私なりに頑張ってみようと思います。
 
 これからもよろしくお願いします。 
【2008/05/27 18:08】 | Y2つ #TIXpuh1. | [edit]
こんにちは。フーレイです。
コメディ系は不得意ですか(汗)。
大丈夫です。その分僕がコメディやります!!
誰だって得意分野、不得意分野はありますから!

……いい例なのが【スズキ組】。
(一応【風を纏う者】とは同期って設定なのにシリアスな雰囲気が普段は無い緊張感のないパーティ)

クロス時はシリアスが多めとなりますが、たまにはコメディ的なSSにもシグルトさんたちを出させていただけるとありがたいなぁ、と思いつつ雰囲気を壊さずできるか不安だったりします。
「イメージの問題があるので、コメディでのクロスは勘弁してください」
という場合は言ってくださいね(汗)。
そしてアドバイスありがとうございます。よし、例の歌持ってるチームあるし、使うか!!
【2008/05/27 23:22】 | フーレイ #DEtutM4g | [edit]
〉フーレイさん
 次回のシナリオはややコメディです。
 主役は皆ですが、ややロマン主導かな?
 
 シグルトは朴念仁ですが、たまに大まじめに笑いを拾うことがあるかも知れないタイプです。
 
 レベッカとロマンは、一応シリアスサイドですが、コメディ要素はあるかも。

 陽のラムーナは、一番コメディ向きのはずです。
 登場そのものがコメディでしたから。
 でも、実はラムーナの台詞が一番少なかったりします。
 
 スピッキオは信仰ネタのコメディを狙うことはありますが…やはり、私のセンスのせいで外すことが多いです。
 
 ほのぼのとした話は大歓迎なので、是非クロスして下さいね。
【2008/05/30 15:42】 | Y2つ #TIXpuh1. | [edit]
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