『碧海の都アレトゥーザ』 鼠たちの囁き

2006.07.01(20:40)

 路地裏を歩く女がいる。
 
 秋用に新調した服は革を使ったもので身体のラインをしっかりと強調している。
 胸元も大胆に開いており、扇情的な色香に溢れている。
 
 だらけた面倒臭そうな表情。
 だらしのない緩んだ口元。
 
 怠惰な雰囲気が見ているだけで感じ取れる。
 
 だが足音は全くしない。
 滑るように、羽根でも生えているかのように、ふわふわした歩み。
 
 まるで彼女の周囲だけ音が消えているような違和感。
 
 緊張感を見せずにこんなことが出来るのは熟練の盗賊だけである。
 
 
 女…レベッカは路地裏のすえた臭いをよく知っている。
 
(…昔は私もこんな路地裏にいた、ただの鼠だったわね)
 
 立ち止まったレベッカは、路地の隙間から見える本通りを眺めた。
 一台の馬車が駆け抜けていく。
 
 レベッカはそれを見てかすかに眉をひそめた。
 彼女にとって一番最初の記憶は馬車だった。
 
 
 男が倒れている。
 女が倒れている。
 
 男は紫色になった舌をベロリと口からはみ出させ、血の泡を吹いている。
 女は綺麗な顔半分と血に染まった部分で紅い縞模様だ。
 
 少女はじっと2人を見つめている。
 
 雨が降っていた。
 
 男の上に横転した馬車が乗っている。
 女の頭は半分異様にへこんでいる。
 
 少女の顔にぬるりとした何かが張り付いていた。
 人間の脳漿だ。
 
 倒れている2人は少女の両親だった。
 
 たぶん、父親は優しくて頭を撫でてくれたと思う。
 たぶん、母親は美人でよく笑う人だったと思う。
 
 でもそこにあったのは2人分の死体と天涯孤独になった少女だけ。
 
 冷たい雨が、少女の顔についた母親の部品を洗い流してくれている。
 
 後で知ったのは乗った馬車が横転して夫婦が死に、1人の子供が後に残されたという、おせっかいな婦人が同情して泣きそうな、ありふれた話。
 
 数日後、遺産を親戚に搾り取られた少女は下町の孤児院にあずけられた。
 
 
 そこは地獄だった。
 
 鞭を持った神経質そうな男と、でっぷりと太ったにわかシスターがいた。
 
 孤児院の子供たちは飢えてぎらぎらしていた。
 食べ物を巡って争う子供たち。
 喧嘩して食器を使って殴りあい、何人か死んだ。
 
 喧嘩の首謀者は神経質そうな男に、鞭で散々ぶたれて泣いていた。
 
 愚かな奴ら…私ならもっと確実にしっかり食べられる、と少女は思った。
 
 太ったシスターが大喰らいなのは知っていた。
 その食べ物をちょろまかすだけ。
 
 孤児院の子供たちは時々数が減る。
 
 神経質そうな男と太ったシスターはそのたびに銀貨を数えていた。
 
「あの生意気な餓鬼はどうしたの?」
 
「今頃、変態親父に嬲られてるさ」
 
「あのぼうっとした娘は?」
 
「今頃、お人形さんみたいに貴族のボンボンの玩具になってるさ」
 
「昨日の綺麗な娘は?」
 
「今頃、怪しい黒服の奴らに生贄にされているさ」
 
 そうして神経質そうな男と太ったシスターは、儲かった、とほくそ笑んでいる。
 
 少女は顔に泥を塗って、馬鹿なふりをして、来客があるとき姿をくらましていれば大丈夫だと知っていた。
 足を折った乞食の爺さんにパンをあげたら教えてくれた方法だった。
 
 このバカは売れないと神経質そうな男と太ったシスターは嘆いたが、少女にはこんなバカたちに得をさせるつもりはなかった。
 
 2人が酔っ払ったり出かけた隙に銀貨をちょろまかして貯めてある。
 気付かれないよう、少しずつだ。
 もう少しで千枚になる。
 少女はお金を使えばいろんなことが出来ると、大人たちを盗み見て知っていた。
 
 そうしたらこんな地獄、とっととおさらばする気だった。 
 
 銀貨が九百九十九枚貯まったとき、孤児院が火事になった。
 
 目の前に太ったシスターが喉を絞められて殺されていた。
 
 神経質そうな男と頭を布で巻いている男が戦っていた。
 
 神経質そうな男は脇腹から血を流している。
 頭を布で巻いている男は片腕がなくて血を流している。
 
 さっき、神経質そうな男が子供を盾にして、不意を突かれて、頭を布で巻いている男は神経質そうな男に剣で腕を切られた。
 頭を布で巻いている男はきっとお人好しだろう。
 
 少女はわざと、神経質そうな男が自分をまた盾にするように、怯えたふりをして出て行く。
 案の定、神経質そうな男が少女を抱き上げて剣を突きつけた。
 少女は神経質そうな男の首に抱きついて、その首の後ろの少し上に錆びた長い釘を思いっきり突き刺した。
 
 神経質そうな男が、前に生意気な子供を殺した方法をその通りやっただけ。
 
 神経質そうな男は倒れて痙攣していた。
 このとき少女は初めて人を殺した。
  
 少女は頭を布で巻いている男に近づくと、お礼に私を助けなさい、と言った。
 
 後で名乗り合う。
 少女はレベッカ、頭を布で巻いている男はユベールという名前だった。
 
 
「…昔を思い出すほど、年を食ったのかしらねぇ」
 
 レベッカはぼやくのがすでにまずいわねぇ、と思いながらまた歩き出した。
 
 前に聞いておいた目印を探す。
 
 見るとその盗賊はまた立ち番をしていた。
 
「精が出るわね、鎧の置物みたいにさ」
 
 レベッカが声をかけると盗賊は肩をすくめる。
 
「最近は暑くないだけましだけどな…」
 
 盗賊…ファビオは、相棒に合図するとレベッカを連れて歩いていく。
 
 行き先は前とは違う。
 そこは廃教会だった。
 
「あらま…
 
 最近は随分と信心深いわね~」
 
 ファビオは、言うな、と肩をすくめた。
 
「前の巣は、ロネって《蝿》が馬鹿やってばれた。
 
 《蝿》は残飯か糞に群がってればいいのによ」
 
 《蝿》はちんぴらの隠語だ。
 
「《蝿》っていや、最近気障な《羊飼い》の小僧が《蝿》と《ハイエナ》を飼い始めて、お前んとこの《虎》のことを嗅ぎまわってるぜ。
 
 『蒼の洞窟』の可愛らしい《お魚》を食っちまおうって腹みたいだがな。
 
 ま、今回のはサービスしとくぜ、レベッカ」
 
 《羊飼い》は聖職者、特に聖北教会や聖海教会などの僧職を意味する。
 《ハイエナ》は傭兵やならず者のことだ。
 《虎》は戦士でも腕の立つものに使う。
 
 《お魚》というのはファビオの急ごしらえの造語だろう。
 
 抽象的だったり、幅広い意味の言葉を飾って言うときは仕掛けがある。
 水に関係ある言葉、可愛らしい《お魚》、つまりはシグルトがよく会いに行く件の精霊術師だろう。
 
「ちんぴらっていや、最近気障な僧職の小僧がちんぴらと傭兵を雇って、お前んとこの戦士のことを嗅ぎまわってるぜ。
 
 『蒼の洞窟』の可愛らしい精霊術師をやっちまおうってことが目的みたいだ」
 
 ファビオがレベッカに伝えた言葉の意味はこのようなものである。
 
「ありがとう、ファビオ。
 
 お礼と言っちゃなんだけど…
 最近あんたんとこ、随分《鮫》に悩まされてるわよね?
 
 他の街で馬鹿な雑魚が、次にロアンの港で食事をするって息巻いてたわ。
 たぶんあと二、三日後みたい。
 
 どう、あんたの腹の足しにはなりそう?」
 
 レベッカの言葉にファビオが目を丸くし、続いてニヤリと笑う。
 
「ありがてぇ…
 
 今度一杯奢るぜ、レベッカ。
 ボスが探してたネタなんだ」
 
 貸し借り無しでいいわよ、とレベッカがファビオの肩を叩く。
 
「最近なんか《鮫》によく関わってね~
 
 フォーチュン=ベルでも《鮫》釣りするはめになったわ。
 あんたんとこのよりは綺麗な海の連中だったけどね」
 
 《鮫》は海賊を意味する。
 
 隠語と関係ある言葉で会話をまとめるのがスマートなやり方だ。
 
 レベッカはロアンという港を二、三日後に海賊が襲おうとしていることをファビオに伝え、最近フォーチュン=ベルでやった海賊退治のことを話題にしたのだ。
 ちなみに《あんたんとこのより綺麗な海の連中》とは、「あんたのところの海賊よりは道理をわきまえていた」という意味だ。
 
 最近アレトゥーザ近郊を悩ます海賊の非道ぶりは有名だった。
 
「まったくだぜ…
 
 最近ボスの機嫌が悪くてよ。
 《鮫》の中にすごい獰猛な奴がいるみたいで、陸まで喰いやがる」
 
 陸に勢力を伸ばした海賊に悩まされていることを、ファビオはぼやいていた。
 
「ま、がんばんなさいな。
 
 応援ぐらいはしてあげるわよ?」
 
 そういうレベッカに、ファビオは、それじゃ腹はふくれねぇんだよ、と毒づいた。
 
「おっと、いけねぇ…お仕事、お仕事、っと。
 
 今日はどんな用事だレベッカ?」
 
 回り道をして本題に入る。
 盗賊にとってはいつものことだ。
 
「あんたんとこ、鼠に芸を仕込んでくれるんでしょ?
 
 昔の勘を取り戻したくなってさ…
 
 昔、得意だったちょっとした小芸と《蛇》の芸を鍛えたいのよ。
 《大蛇》が踊る奴、ね。
 
 しばらく厄介になりたいんだけど、いいかしら?」
 
 ファビオが目を丸くする。
 
「《蛇》の芸って、お前…」
 
 言いにくそうにするファビオにレベッカは、いいのよ、と言って続けた。
 
「確かに私は《蛇》の芸は嫌いよ。
 
 でもあんた、知ってたわよね?
 私が《雌蟷螂(めすかまきり)》に仕込まれてたこと」
 
 《雌蟷螂》という言葉に、ファビオが心底嫌そうに眉をひそめた。
 
「…ああ。
 
 そんなことがあったって聞いた時は、お前に相応しくねぇ仕事をやらせた、事に関わった連中を全員絞めたくなったぜ。
 …ユベールの親父や、お前の腕に対する侮辱でしかねぇ」
 
 お前みたいな最高の鼠をよ、とファビオはむっつりと黙り込んだ。
 
「別にいいのよ。
 
 ファビオは私が過去に何やってたって、つまらない目では見てないからね。
 
 《雌蟷螂》の仕事は一番やりがいの無い仕事だったからねぇ。
 
 上で尻振ってる雄をさっくり殺しちゃえばいいんだけど、汗臭いしさぁ…」
 
 さらに嫌そうな顔をするファビオに、ごめんごめんと謝りつつ、レベッカが頭をかく。
 
 《雌蟷螂》というのは、性行為の最中に男を殺す暗殺者のことである。
 蟷螂の雌は交尾のあとに雄を食べてしまうことから、こう呼ばれている。
 《雌蟷螂》は汚れた仕事として忌み嫌われていた。
 
 《蛇》は暗殺者や刺客を意味し、例えば《毒蛇》が毒薬を使う暗殺者、《大蛇》が絞殺を専門とする暗殺者のことだ。
 執念深く獲物を狙う様からこう言われている。
 
 レベッカは本来穏健派の盗賊であるが、殺した人間もたくさんいる。
 
「私が最初に獲物を食ったのは8つの時よ。
 
 ま、いまさら綺麗な娘ぶる気はないけどね。
 
 今まで必要ないからその芸から離れてただけよ。
 これからは《蛇》に戻ることがあってもいいと思ってる。
 
 綺麗なやつが汚れるより、アタシみたいなのが代わってやったほうがいいでしょ。
 効率もいいし、さ」
 
 遠い目をして優しげな笑みを浮かべるレベッカ。
 
「《猫》で頭張ってた頃と同じ目をするんだな…」
 
 ファビオは懐かしそうに呟いた。
 
 リューンでファビオを助けたときも、この女盗賊は手下たちをとても大切にしていた。
 
「残忍なくせに、身内には甘いんだよな、お前」
 
 ファビオの苦笑に、悪い?と返すレベッカ。
 
「いいや。
 
 俺はそういうところは嫌いじゃないぜ。
 お前の男になるのは勘弁してほしいけどな」
 
 失礼ね~、とファビオの脇腹に拳を入れてくるレベッカをなだめながら、ファビオは地下にある訓練場にレベッカを連れて行った。
 
 
 レベッカは近くに置いた鉢の中に入った銀貨を、少し離れた場所にある籠に投げ入れていた。
 ひたすらそれを繰り返している。
 
 だがよく見れば、レベッカが投げるたびに、銀貨をはさむその指が変わっていることに気がつくだろう。
 
 親指と人差し指、親指と中指、親指と薬指、親指と小指、人差し指と中指、人差し指と薬指、人差し指と小指、中指と薬指、中指と小指、薬指と小指で1セット。
 
 今度は格好を変えながら行っていく。
 時には座って、時には片手で壁に寄りかかって、時には食事をしながら、時にはワインを瓶ままラッパ飲みしながら。
 
 朝からそれだけをしている。
 
 銀貨はすべて籠に入っている。
 
「…やってるな」
 
 ファビオが若い男を連れて訓練場に入ってくる。
 野暮用があるからと留守をしていたようだ。
 
「まったく、生徒をほったらかしてどこ行ってたの…
 
 ファビオって女に興味がなさそうって思ってたけど、そこのはあんたの新しい恋人かしら?」
 
 馬鹿言え、俺は男色の気はねぇぜ、と口を尖らすファビオ。
 
 側にいた軽そうな男は、レベッカの投擲を見ていたが、上手ぇなと呟いた。
 
「…その若いのは何よ?」
 
 レベッカはまた銀貨を投げる。
 
「憶えてないのか?
 
 まあ、お前が…」
 
 ファビオが言おうとした言葉を制して、レベッカは薄っすらと笑う。
 
「分かるわよ。
 
 “風を駆る者たち”のユーグ、でしょ?」
 
 そして、後ろの男にウインクをしてみせる。
 
「…いい腕だ。
 
 《盗賊の腕一本は命の半分》ってわけだ」
 
 ユーグと呼ばれた男はニヤリと笑う。
 
 レベッカが最後の銀貨を放り投げる。
 それが綺麗に籠に入った。
 
「ひゅぅっ♪
 
 百発百中か?」
 
 ユーグが言うとレベッカは左右に首を振った。
 
「百枚中三枚が裏になっちゃったわ。
 
 まだまだよねぇ…」
 
 ファビオが籠を見て唸る。
 
 籠の中で綺麗に重なっている銀貨の中に、裏向きにふせられたものが確かに三枚あった。
 
「ファビオがほれ込むわけだな…
 
 確かに噂通りだ」
 
 レベッカはしばらくユーグを見ていたが、なるほどねぇと頷く。
 
「…思い出したわ。
 
 ファビオが連れて来たのは、そっちでかぁ」
 
 レベッカはふう、と息を吐くとユーグに椅子を勧める。
 
 椅子と一緒にあったテーブルの上にあったワインの栓を、ナイフで器用に抜くと、グラスに注いでユーグの前に置く。
 
「…お父ちゃんの葬式以来ね、ユーグ坊や。
 
 今まで思い出せなかったのは、なまったって証拠だわ」
 
 くいとワインを一口あおると、レベッカは目を細めてグラスを回している。
 
「親父が泣くぜ、レベッカさんよ。
 
 俺より目をかけられてた、あんたがそれじゃあな…」
 
 ユーグもワインをあおり、まだこの季節なら冷えたエールの方が美味いな、と言う。
 
 レベッカとユーグは、初めて会った日を思い出していた。
 
 
 過去、ユベールという盗賊がいた。。
 
 盗賊の中の盗賊と讃えられた人物で、リューンの盗賊ギルドで幹部をしていた男だ。
 
 しかし彼は組織の島で悪さをしていた男を粛清しようとして失敗し、その時に盗賊の商売道具とも言うべき利き腕を失ってしまう。
 ユベールの配下は不幸を嘆き、ライバルはお祭りのように喜んだ。
 
 だがユベールは、気落ちした風もなかった。
 そして傍らに8歳ぐらいの小汚い子供をつれていた。
 彼曰く、命の恩人だ、とのことだった。
 
 ユベールは何を思ったのか、家族とはなれてその子供を引き取ると、リューン郊外の小さな家に引っ越した。
 
 誰もが腕を失っておかしくなったんだと言ったが、一月後に様子を見に行ったギルドの盗賊は目を見張った。
 
 愛らしい容貌の少女がお茶を入れてくれたのだ。
 
 ユベールはそのとき部下だったその盗賊にこう言ったという。
 
「俺は半分死人さ。
 
 あの時受けた毒のせいでそんなに生きられんし、周りには醜態をさらしているようにしか見えないかもしれん。
 
 だが俺はこのレベッカっていう宝石の原石を手に入れたのさ。
 今の俺には後継者を残すことしかできないが、最高の逸材を見つけることができた。
 
 腕一本と数年の命でも、この財宝に換えたと思えば安いかもしれんな…」
 
 それから2年後にユベールは息を引き取った。
 
 葬儀の席で、泣きもせず葬儀に参列していた黒い喪服の少女。
 
 そしてその少女をじっと見ている少年がいた。
 ユベールの忘れ形見ユーグである。
 
 周囲の盗賊仲間はその少女を見て、陰口を囁いた。
 ユベールに育てられた盗賊たちなどは、泣きもしないレベッカに「恩知らず」と口汚く罵った。
 
 だが、ユーグはそのときに薄ら寒い笑みを浮かべて盗賊たちに言い返したレベッカをはっきりと憶えている。
 
「あんたたちは三流ね。
 
 お父ちゃんはいつでも冷静沈着にっ、て言わなかった?
 こんなところで私が泣き喚いたら、お父ちゃんが化けて出るわよ。
 
 私は笑って送ってあげたわ。
 それが私の手向け方よ…」
 
 侮辱されて怒り、レベッカを叩こうとした大人の盗賊を、足を引っ掛けて見事に転倒させると、その後ユーグのもとに来てその頬を両手で優しく包んだ。
 
「…お父ちゃんはあんたに盗賊にはなってほしくないってさ。
 
 でもお父ちゃんの子供だもんね、分からないよね。
 あんたの人生はあんたで決めるんだよ、ユーグ坊や」
 
 ユーグの周りのものはレベッカが父親を奪ったのだと教えてきた。
 だが、ユーグはこの日レベッカに言われたことを忘れなかった。
 そしてレベッカを憎む気はおこらなかった。
 
 
 レベッカがユベールを葬った後のこと。
 
 もともとユベールの弟子という肩書きしか持っていなかったレベッカは、ギルドの使い走りをしながら、スリをして糊口をしのいでいた。
 
 13歳のとき、その容貌の美しさを見込んだ暗殺部門の幹部が、色香で男をたらし込み殺す《雌蟷螂》としてレベッカを引き取って鍛え、レベッカは暗殺者として数年を過ごす。
 
 その幹部は目的のためには手段を選ばない卑劣な男で、魅力的な容貌の盗賊の弱みを握って、自分の情婦にしたり、《雌蟷螂》や《女郎蜘蛛》(娼婦の肩書きを持つ暗殺者で、《雌蟷螂》が場所を問わないのに対し、娼館や決まったねぐらに誘い込んで暗殺を行う)といった身体を武器にする女の暗殺者を、多数手下に持っていた。
 
 まだ年齢が若く、後ろ盾の無かったレベッカは、それをつけ込まれて《雌蟷螂》をやることになったのだ。
 レベッカはその男の下で10人以上殺したが、結局その上司はある日あっけなく首を絞められて殺された。

 実はその上司を殺した男が、レベッカが《雌蟷螂》になる代わりに《女郎蜘蛛》から足を洗わせたスリ時代の仲間であり、親友の兄の盗賊だったのだが。
 
 問題の多かった上司の死には何も感じなかったが、レベッカは身の振り方を悩んだものである。
 
 レベッカの扱いに困った盗賊ギルドは、最初にやっていたスリの部門にレベッカを送るが、その時、あまりに鮮やかなレベッカの腕と統率力にギルドのメンバーたちは驚嘆した。
 そしてユベールは正しかったと口々に言い、レベッカはあと10年もすれば幹部候補だろうと噂されるようになった。
 
 しかし、かつてレベッカの師であるユベールと対立していた老年の幹部が、彼女の台頭を恐れてスリの部門を縮小し、レベッカはそれを期にギルドを抜けて冒険者になった。
 
 レベッカの実力を知るものは彼女の腕を惜しんだが、レベッカ自身は気楽になったと、落ち込んだ様子もなく自堕落に過ごすようになった。
 やがてまた組織の内部が入れ替わり、レベッカの実力を知るものは、彼女を何度も組織に誘ったが面倒だからと引き受けなかった。
 
「組織に属してると、細かい掟やら派閥やらと、しがらみの中で生きなきゃいけないから胃が痛くなるのよねぇ。
 
 慕ってくれる若いのがいるのは嬉しいんだけど、看板としてかつがれて矢面に立たされるのは勘弁願いたいわ」
 
 後年、酒を飲んだ席でレベッカがそうぼやいていたと、ある盗賊は語る。
 
 レベッカ弱みは後ろ盾になるビッグネームがいない、ということだった。
 そういう自分が台頭して面に出れば、真っ先に潰されることをレベッカはよく心得ていた。
 
 だが、スリの時代に面倒を見た後輩や、彼女自体が作ったコネクションはかなりのもので、彼女を慕う者や親しい盗賊も多い。
 
 アレトゥーザのファビオもその1人である。
 
 
「それにしても、あのユーグ坊やが、ねぇ。
 
 今は有名な盗賊だって話じゃない。
 願わくば、敵同士にならないように思うわぁ」
 
 レベッカがワインを飲みながらうんうんと言っている。
 ほんのりと頬が赤い。
 
「…その坊やっての、やめてくれねぇか?
 
 あんたとだって大して変わらないはずだぜ」
 
 ユーグは気に食わない、という顔でワインを飲み干す。
 
「そうね、そんなガタイで坊やも無いか。
 
 大きくなったもんよねぇ」
 
 そう言ってレベッカは手の上でグラスを弄んでいた。
 
「…ケッ、年くってあんたがババァになったんじゃねぇのか?」
 
 吐く様に言ったユーグは、次の瞬間首に綱を巻かれ吊り上げられていた。
 
「…ッッッ!!!」
 
 その顔の横にはぞっとする目で自分を見ているレベッカがいた。
 ユーグは素早く綱を短剣で切る。
 
「…女に年の話をするもんじゃないわよぉ」
 
 とろんとした目でレベッカはすでに座ってワインを飲んでいる。
 
「…だ、だからって、絞めるか、普通っ!」
 
 酔いが醒めて冷汗を流しつつ、ユーグは悪態をつく。
 
「どうやら、俺が教えなくてもすぐ昔のお前に戻りそうだな…」
 
 ファビオがやれやれと肩をすくめている。

「って、おま、こらファビオ!
 
 涼しげに、殺されそうになった俺を無視すんじゃねぇ!!」
 
 激昂するユーグに、ファビオが切れた綱を指差していった。
 
「よく見ろ。 
 この綱は練習用だ。
 
 本物ならもう喋れねぇし、喉の痕もそんなじゃ、すまねぇぜ?」
 
 アレトゥーザの盗賊ギルドには【絞殺の綱】という暗殺芸が存在する。
 ユーグも得意とするそれは、敵の背後に回りこんで首を絞め、声を上げることも出来ないままに絞め殺す技である。
 絞殺は古くからある暗殺の技で、絞殺紐(ギャロット)と呼ばれる革の紐を使う。
 実際には、【絞殺の綱】の綱は特殊な鋼糸を綱に仕込んで強度を増し、ユーグが切って抜け出したような防御が出来ないようにしてある。
 加えて、両端に滑らなくするために鮫の皮が編みこまれ、輪を作って絞めると仕込んだ鋼糸がむき出しになり、発声器官を強烈に圧迫して、綱を外しても少しの間声を上げられなくなる。
 そして、技そのものも、乱戦において締め上げた対象を盾にし、身を守るところまで考えた実にえげつない技であった。
 
 絞殺術は大蛇が獲物を絞め殺すのに姿が似ている。
 袋をかぶせて黙らせる方法もあり、これは《飲込み》や《丸飲み》などとも呼ばれる。
 ゆえに絞殺を得意とする盗賊は《大蛇》と呼ばれるのだ。
 
 ユーグは落ちていた綱を摘み上げて、なるほど、と言った。
 
 それは綿で作ったもので、強く締めると普通はすぐ切れてしまう。
 
 首に頑丈な皮と金属の防具を巻いた練習相手が動き回り、それを捕らえて綿の綱を首に巻き絞めて切るのが【絞殺の綱】の訓練法の1つなのである。
 おそらく、ユーグがナイフを使わなくても勝手に切れただろう。
 
「練習用にしちゃ、一瞬身体が浮いたぜ、畜生…」
 
 ユーグが喉をさすりながら言うと、レベッカは艶然と微笑んだ。
 
「お父ちゃんは、それで人を絞め落せたそうよ。
 
 あんたも“錦蛇(パイソン)”ユベールの息子なんだがら、精進しなきゃね」
 
 ユーグの父親は【絞殺の綱】を得意としていたらしい。
 
 絞殺術は窒息させることを目的にしているように見えるが、実際は脳に行く血流を止めて絞め落し、意識を奪ってから窒息させるのが理想的な形だ。
 さらに優れた使い手は、相手を落す前に頚骨をはずすか砕いて殺すことも出来たと言われている。
 
 芸が巧みなら、ユーグも落ちていたかもしれないわけだ。
 
「ユベールの親父が現役だった頃にゃ、綱一本でいろんな技が出来たらしいからな。
 
 だから《大蛇》の中でも派手な“錦蛇”なんて呼ばれてたそうだ。
 もっとも、あの親父は『百芸百名』って話だからよ。
 
 その異名もあだ名の1つに過ぎなかったんだろうぜ…」
 
 ファビオがしみじみと言う。
 
 ユーグは面白くも無い顔である。
 
「まぁ、間違ってもガリーナっていう、あんたの意中の可愛い娘に、へまやって呪われないようにねぇ…」
 
 レベッカはワインの栓を手に取ると、素早く銀貨の入った籠に向けて投げる。
 その一擲は迷い込んできた一匹の蝿を打ち落とし、栓は籠の中に落ちた。
 
「…あんた、酔ってないだろ?」
 
 ユーグはこの女に試されたと知って、ぶすっとした顔で言った。
 
「いまさら気付いたの?
 
 まだまだ坊やねぇ…」
 
 ユーグは、レベッカとの再会を少し後悔した。
 
「…ところで、ユーグ。
 
 あなた、情報を手に入れるとかの理由でけっこう女の子口説いてるみたいねぇ。
 フォーチュン=ベルの『幸福の鐘亭』のママとか」
 
 ユーグは、レベッカとの再会を激しく後悔した。
 
「は、ははは、何言ってるんだ、お、俺はガリーナ一筋…」
 
 別の意味での冷汗をかきつつ、ユーグは、レベッカとの再会をとてつもなく後悔していた。
 
「あら、本当に?
 
 じゃ、あんたが仲間からちょろまかしたお金を賭博ですったとかいう噂もあるんだけどぉ…」
 
 ユーグは目の前の女が悪魔のように思えてきた。
 
「し、しらねぇぞ、俺は。
 
 証拠があるとでも言うのかよ!!!」
 
 横でファビオが、この女の地獄耳は情報屋泣かせだぜぇ、とかいっている。
 
「別に証拠なんて無いわよ。
 
 でも一回、あんたの仲間を連れて賭博場に行ってみない?
 行ってないなら、〈旦那、毎度!〉なんて声はかけられないでしょうから、大丈夫よね?」
 
 ユーグは顔が引きつりつつあった。
 
「再会を祝して、河岸をかえて飲むとしましょうか。
 
 もちろんユーグの、お・ご・り・でっ♪」
 
 硬直しているユーグの肩を、ファビオが軽く叩く。
 
「…うわばみで高い酒が好きだから、財布の中身にゃ気をつけてな」
 
 まったく、怖い女だ、とファビオが肩をすくめると、ユーグは恨めしそうにファビオを眺めつつ、レベッカに襟首を掴まれて引きづられて行くのだった。

 
 
 レベッカ姐さんと“風を駆る者たち”のユーグの再会編、いかがだったでしょうか?
 
 レベッカは恋愛をする感情が壊れています。
 優れた盗賊ではありますが、幼少の頃の凄まじい環境で、人間としての何かが欠け落ちてしまっています。
 
 そんなレベッカは汚れることを躊躇しません。
 
 多分に感情的かつ社交的でおちゃらけた怠惰な陽の部分と、冷静沈着でどこまでも腹黒い裏方になれる陰の部分。
 
 二つの側面を切り替えながら行動する混沌とした性格です。
 
 今回のお話はかなりダークだと思うのですが、ホラーを読む感じで、盗賊の世界のドロドロした深遠を感じていただければ、と思います。
 
 ユーグは最後に格好悪く終わってますが、Martさんのリプレイで見た「典型的な盗賊」の持つ、女好き遊び好きのコメディタッチな面を出したくてあんな風に表現しました。
 ユーグ、ナイフで綱をすっぱり防御するあたり、素早い反応をそれとなく表現してたり…
 人様のキャラを使うのは難しいです。
 Martさん、気に入らなかったごめんなさい。
 
 
 今回も出てきた隠語ですが、ここで他のをいくつか紹介します。
 
・狐…詐欺師
・狸…商人
・豹…軽戦士(俊敏な戦い方をする戦士)
・鸚鵡…魔法使い(呪文を唱える者たち全般)
・狼…野盗、山賊
 
 隠語のスマートな使い方は、使う言葉に関連性があることです。
 
 悪い例は「あの狼が剣で人を切った」みたいに変てこな表現になることです。
 まあ、オーソドックスな使い方は「あの狼は爪で羊を引き裂いた」みたいな通じる表現をすることです。
 
 ファビオがレナータを「可愛らしいお魚」と表現したのは、ファビオがレナータの方に味方したい心情であること、非力な女性が悪漢に狙われてる部分の強調があります。
 精霊使いとしてより女の子としての部分を重視しています。
 
 私の表現力の稚拙さは御勘弁を。
 
 
 ここで問題です。
 あなたは仲間の盗賊と一緒に密談しようとしています。
 そしてそれをつけている盗賊1人。
 これは密談している2人の会話です。
 
「すまねぇ、かみさんに浮気がばれてよ。
 どうしたらいいかな?」
 
「まずいな、よし、まずは俺たちのところに呼んで2人でしっかり説得しようぜ」
 
「もしダメだったら?」
 
「そん時ゃ、必死にやって納得させるんだよ」
 
 
 この会話の意味はどんな意味でしょうか?
 ヒントはかなり最後、怖いことを言っています。
 ひねったところを理解さえすればほとんど文章をかえなくてよいです。
 簡単かな~
 
 次回以降に答えを紹介しますね。
 
 ではまた、次回で会いましょう。
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コメント
おはようございますm(__)m

レベッカ姐さん、笑顔の裏にそんな辛い過去が・・・(号泣)
しかも、それに負けないでクリアしていく前向きさと腕があるところが、素敵です。戦士ではありませんが、戦う女性ですね♪
ユーグさんも、中々の腕の持ち主ということが、表現されていて良かったです。

いつにもまして、かっこよかったのがファビオさん。隠語を使った会話といい、口調といい盗賊らしさを感じさせてくれる魅力が溢れてました。
盗賊って魅力的なんですね~Y2つさんのリプレイを読んでいるとしみじみと、そして改めて盗賊の素晴らしさを感じさせてくれます。
楽しいリプレイをありがとうございました。m(__)m

クイズ>
「浮気がばれた」→仕事をしくじった

「俺達のところに呼んで」→弱みを握って脅して引いてもらう

「必死で納得させる」→皆殺しにする

じゃないでしょうか??
合ってたら嬉しいです。

それでは、失礼いたします。
【2006/07/02 09:59】 | らっこあら #mQop/nM. | [edit]
 いらっしゃいませ。
 
 レベッカはものぐさなので、必要最低限の行動以外は面倒くさがります。
 お人好しなので、しぶしぶやるんですけどね。
 
 MartさんのPCであるユーグは、分かっていたデータに沿って表現してみました。
 素早く(レベッカより敏捷度がおそらく高くて大胆)攻撃を回避しているけど、攻撃の種類に気付かず(鑑定系が苦手)怒ってしまう(パーティで精神力が一番低い)みたいな。
 
 ファビオはアレトゥーザではレナータと並んで好きなNPCなので、気合と愛で書いてます。
 
 盗賊は悪の華って感じで好きです。
 4月にアニメ化したらしいマンガ『ブラック・ラグーン』(広江礼威)みたいな鉄錆臭い表現が好きなので、私。
 
 クイズは惜しいです。
 かみさんと浮気が何をさしているか考えてみてください。
 大筋は合ってますよ。
 
 また来てくださいね~。
【2006/07/02 15:46】 | Y2つ #TIXpuh1. | [edit]
こんにちはm(__)m
カマドウマが家に乱入してきて、大変でした(汗)

レベッカさん、ものぐさなんですね・・・盗賊がものぐさというのは、ちょっと危険な気もしますが、レベッカさんは仕事はキッチリやるタイプみたいなので安心ですね♪

盗賊って、たしかに悪の華ですね!悪の華といえば・・・ BUCK-TICKが一番最初に思い浮かんでしまいます(滝汗)

アニメは、現在は見ていないです・・・たま~にBLOOD+ を見ることがあるくらいです。

クイズ>
「かみさんと浮気」→仲間割れ
じゃないでしょうか?一生懸命考えましたが、これ以上は無理です。

それでは、失礼いたします。
【2006/07/03 18:29】 | らっこあら #mQop/nM. | [edit]
 今晩は、いらっしゃいませ~
 
 カマドウマ、家が田舎なのでそれなりに出ます。
 水洗トイレが増えたせいか、出現率は減りましたが、別名便所バッタと呼んでいました。
 
 まあ、足の多い奴みたいに噛まないのでまだましですが、捕まえたらサソリさんが食べそうですがお腹壊しそうですね。
 すいません、冗談ですので怒らないで下さい。(土下座)
 
 BUCK-TICK…聴いたことはないですが、聞いたことはあります。
 
 私テレビそのものをまず見ません。
 DVD鑑賞は好きなんですけどね。
 
 クイズの答えは載せときましたので見てやってください。
 
 盗賊の世界は魅力的ですが野蛮で危ないです。
 
 また来てやって下さいね。
 おやすみなさい。
【2006/07/04 00:20】 | Y2つ #TIXpuh1. | [edit]
こんばんはm(__)m
黒くて光って飛ぶ奴は、最悪です。アレが飛ぶと恐慌状態に陥ります。(私は、虫が嫌いです。)
足の多い奴は、噛まれると本気で大変です。父(宿の亭主ではない)が昔噛まれて、大騒動でした。

黒くて光って飛ぶ奴も、足が多いやつもここ数年みかけてないので、安心です。

しかし、便所バッタ・・・凄いネーミングです。笑ってしまいました。
蠍はミルワームを与えていますが、栄養価の面でハニーワームの方がいいという事がわかったので、そちらを買いたいのですが今ある、ミルワームの方を食べさせないと勿体無い(←建前 本音は、さなぎになったりして大変だからです。)なので、まだあげてません。カマドウマも見た目はコオロギに似てますから、あげれば食べるかもしれません・・・

私は、性格的に盗賊にはなれないですね・・・憧れたりはしますけど・・・

それでは、失礼いたします。
【2006/07/04 18:01】 | らっこあら #mQop/nM. | [edit]
 今晩はらっこあらさん。
 
 虫と言えば蝿。
 奴らは人類の敵です…
 親も嫌いですが、幼虫は見ると気絶しそうになります。
 
 ちんぴらが蝿なのは幼虫も含めて、行動が蝿っぽいからです。
 だってたかるんですもん。
 
 らっこあらさんの場合、適業は精霊使いか吟遊詩人っぽいです。
 動物好きですし。
 【笛吹きの歌】得意そう…
 勝手な見当ですみませんです、はい。
 
 また遊びに来てくださいね。
【2006/07/05 21:33】 | Y2つ #TIXpuh1. | [edit]
こんばんはm(__)m

適業は精霊使いか吟遊詩人っぽい>
いや・・・嬉しいです。なんていうか、普通に嬉しいのを通り越して、赤くて3倍嬉しいくらいです。自慢話になって申し訳ないのですが、私は背筋力とか握力とかが、かなり凄いので、戦士が適任とお友達には言われ続けてきました。
ですが、自分で一番好きな職業は精霊使いだったりします。精霊の声を聞いて精霊を友として戦い、そして試練を越えていく・・・考えただけで素晴らしいですね。
ただ、凄い音痴なので吟遊詩人にはなれないと思います(汗)
私見で申し訳ありませんが、Y2つさんは、参謀+剣士という感じです(ごめんなさい)

ちんぴら=ハエ>
あぁ・・・なるほど。まさにその通りですね!確かにたかります。特にハエが・・・

それでは、失礼いたします。
【2006/07/06 19:02】 | らっこあら #mQop/nM. | [edit]
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