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『碧海の都アレトゥーザ』 新たなる地へ

2017.11.16(22:19) 412

 フォーチュン=ベルから帰還した“風を纏う者”は、拠点である冒険者の宿『小さき希望亭』に戻って一日しっかり休息し、その日は各々が自由な時間を過ごしていた。
 
 レベッカは、盗賊ギルドに報告があると言って朝早くから姿をくらましてしまった。
 ロマンは、リューンの大学に顔を出し、ついでに図書館に行くと言っていた。
 ラムーナとスピッキオは、クレメント司祭に会うために教会に向かっている。
 
 シグルトは、最近同期の冒険者として同じ『小さき希望亭』で活動を始めた“煌く炎たち”のリーダー、マルスと剣の稽古をしていた。
 
 マルスは浅黒い肌の元傭兵という戦士で、長身のシグルトより顔半分も背が高い巨漢である。
 同期の冒険者ということで、同じ時期に先輩の冒険者たちから冒険のやり方を仕込まれたシグルトとマルスは、剣術を互いに練磨する仲だ。
 
 その技量的な素養は近いが戦術の巧みさではシグルトが優れている。
 結果としてマルスは、シグルトから5本中1本か2本しか勝ちを取れない。
 
 2人の稽古は実戦さながらで、武器は木の棒を剣に見立てて使うが、殴り合いや投げも含めた激しいものだった。
 
 冷静沈着で実直なマルスは、己のタフネスを十分に生かし持久戦で戦う。
 彼が若手の戦士の中でも腕利きであることは、宿では知られていた。
 負けを恥じず、地道に己を磨こうとするマルスも後を期待される新鋭だった。
 
 “煌く炎たち”は、リーダーで戦士のマルス、火の精霊術師で剣も使いこなすゼナ、聖北教会の元修道女で貴族出身のレシール、老獪な魔術師カロックに、玄人肌の盗賊ジェフの5人組だ。
 攻撃力が非常に高いパーティで、討伐や護衛といった荒事の依頼ではその頭角を現わしている。
 
 人数が同じということもあり、“風を纏う者”と“煌く炎たち”は、周囲の目から見るとライバル的な位置づけで比較される。
 ごく最近、宿の専属だった実力派の冒険者パーティが辞めてしまい、この2つのパーティはどちらも駆け出しとはいえ、自然と宿の主力として活躍するようになっていた。
 
 対して“風を纏う者”は天才肌が揃っており、フィールドワークや交渉事にも適性を発揮していた。
 そのためか“煌く炎たち”はいつも2番手扱いされている。
 
 “煌く炎たち”の中でも、女性ながら苛烈な性格のゼナやプライドの高いレシールは、露骨に対抗意識を燃やしていた。
 この2人はもともとはシグルトに好意を寄せており、冒険者になったばかりの頃は“風を纏う者”に入りたがっていたが、レベッカにばっさり断られた経緯がありそれがちょっとした禍根になっていた。
 
 リーダーのシグルトとマルスは互いに高め合う仲であり、友好な関係を築いているのにだ。
 2人は常々、パーティ同士の衝突をできるだけ避けたいと思っていた。
 
 “風を纏う者”が最近までフォーチュン=ベルで活動していたのも、義理堅いシグルトが“煌く炎たち”と討伐依頼のかち合いを起こして、宿に迷惑をかけないよう危惧したためである。
 貧しい駆け出しの頃は、同じ宿の冒険者ですら、仕事を奪い合い喧嘩で刃傷沙汰になることもしばしばあるからだ。
 
 癇癪持ちのゼナは白兵戦と精霊術を同時に使いこなすほどの才能に恵まれながら、少し後輩の冒険者と仕事のことでもめて腹を立て乱闘騒ぎを起こしていた。
 その騒ぎで壊した道具の弁償に“煌く炎たち”が銀貨数千枚のツケが宿にあることは有名な話だ。
 
 現在『小さな希望亭』は大きな仕事も少なく、冒険者たちは仕事探しにピリピリしている。
 
 パーティの各リーダーたちは仲間を抑えることに必死であり、そんな気まずい現状を鑑みてシグルトはしばらくリューンの外で仕事をするよう仲間に提案した。
 
 鍛錬で流した汗を拭きながら、シグルトはマルスと何気ない会話で、南方にある臨海都市アレトゥーザに行こうと思っていることを告げた。
 
 
「アレトゥーザか…
 確か南海に面した、共和制都市国家だな。
 
 スピッキオの爺さんが属してる、聖海教会の発祥地だったか」
 
 シグルトの打ち込みを受けてできた痣をなでながら、マルスが低い声で言う。
 
「ああ。
 
 最近アレトゥーザへの交易路が変わって移動が容易になったから、あの都市の近辺で仕事が増えそうな雰囲気なんだ。
 
 とりあえず他の近隣都市ではフォーチュン=ベルや、ポートリオンなんかも仕事がありそうだな。
 そして南海のアレトゥーザだ。
  
 アレトゥーザは、スピッキオの属する教会の勢力が強いから、教会経由の仕事を請けやすいというのも理由だ。
 
 今あげた都市間を移動しながら仕事を探せばそれなりに実入りもあると思うし、何より船の出入りがあるところは新しいものに出会えるから、冒険者としての見聞を広めるにはもってこいだ。
 俺たち駆け出しには色々な経験が必要になるし、な。
 
 今のリューンは冒険者が多過ぎる。
 同業同士のしのぎ合いで喧嘩がよく起きるし、そのせいで最近は少し自警団の評価も悪い。

 いくつか冒険者のギルドっぽいのがあるにはあるんだが、腕利きを囲い込もうとして利権でもめて自然消滅した例がある。そも俺たち冒険者は自由なスタイルにこだわるから、保守的な職業ギルドみたいな組織とは相性が悪いんだよな。
 たくさんの依頼を集めて仲介する程度なら大したことは起きないんだが、仲介料の取りすぎでもめるケースも頻繁だ。
 総合的な仕事そのものは少ない冒険者の宿を通した場合は、同じ所属同士で仕事を取り合うからな。
 
 そんなで仕事も不足してきたし、どこかのパーティが河岸を換える必要がある。
 だから、今が好い機会だと思っているんだ」
 
 激しい稽古で緩んだ、腕に巻きつけた布を巻き直しながら、シグルトがマルスに答える。
 
 シグルトは身内をとても大切にする。
 世話になっている宿の主人がこの手のことで悩んでいるのを知り、何とかしようと思案していたのだ。
 
 仕事を何度か譲ってもらったこともあるマルスは、シグルトの誠実さと先見の力を認めていたし、同じように考える1人だった。
 
「そうか。
 なら、俺たちはリューン近隣に絞って荒事中心にやっていくよ。
 
 馬鹿どもはすぐに俺たちを比べるが、お前は同じ宿の数少ない同期の冒険者だ。
 互いに切磋琢磨して宿に貢献したほうが名が売れるはずなんだが…
 むきになってるうちのゼナたちには、困ったものだな。
 
 こっちは、お前たちに後を任されたと思って張り切ってやっておく。
 お前らと仕事がかち合わないなら、やりやすいだろう。
 
 でもお前たちの行動に乗じて調子付くのは、甘えだろうな。
 
 冒険者になったばかりの頃、金がなくて鉱夫まがいのまかない仕事をしてたことを考えれば、まともな仲間がいて仕事ができる今は、随分ましだ。
 傭兵が畑だった俺は、今はまだお前に勝てない程度の腕っ節と、親のくれたこの身体が資本だから、できることが冒険者ぐらいしかなくてな。
 
 うちの連中は血の気が多い奴ばかりだし、お前やレベッカみたいにまだ要領よくやれない。
 もっと腕と知恵を磨かなければならないんだが。
 といっても、うちの連中は俺の言葉を聞くような謙虚な奴がいなくて困る。
 
 腕云々の話の前に、仲のいいお前たちが羨ましいよ。
 
 …アレトゥーザの周りではキナ臭い噂もある。
 とくに隣のフォルトゥーナとの関係は、いつでも水と油だ。
 
 気をつけろよ、シグルト。
 お前と一緒に酒を飲めなくなるのは、つまらないからな。
 
 旅立つ前の日は一緒に酒でも飲もう。
 美味い料理を出す店があるんだ」
 
 マルスの誘いに、シグルトは汗を拭いながら深く頷いた。
 
 
「久しぶりだな、レベッカ。
 
 元気だったか?」
 
 リューンの盗賊ギルド。
 酒場そのものの形をしているそこは、大きな組織である盗賊ギルドの支部の1つに過ぎない。
 
 レベッカに声をかけたのは、恰幅のよい男である。
 しかし、この男が自分より素早く動けることをレベッカはよく知っていた。
 
 かつてギルドにおける抗争では最前線に立って得物を振るって血の河を作った、元は一流の暗殺者である。
 
「…ええ。
 
 赤いのや、生意気な坊やは元気かしら?
 しばらく見ないけど、仕事でも入ったの?」
 
 レベッカの言葉に、男は苦笑した。
 
「赤いのは相変わらず、ネタ探しに奔走してるよ。
 
 〈鼠〉は、餌を巣に持ち帰るもんだってな。
 アイツの真面目な性格には頭が下がる思いだぜ」
 
 男は隠語を用いて話しかけてきた。
 〈鼠〉とは盗賊を意味するのだ。
 
「坊やの方は、お前が来るって聞いてさっき逃げた。
 あんまりあいつで遊んでやるなよ…あれでも有能な奴なんだ。
 この間、お前がコインゲームでアイツをスカンピンにしやがるから、あいつ最近までここで寝泊りしてたんだ。

 短気ですぐすねるから、困ったもんだぜ」
 
 そう言ったあと、男は不意に真面目な顔になってレベッカを見つめる。
 
「お前、〈古巣〉に戻る気はないか?
 
 お前みたいな凄腕が冒険者なんぞに甘んじてたのは、いけすかねぇ便所野郎のせいだったが…
 今じゃ、皆お前が帰ってくるのを待ってるぜ。
 
 “錦蛇”の秘蔵っ子であるお前を、あんな糞溜で使おうとした間抜けはもういねぇ。
 
 お前を苦手にする奴はいるが、お前を憎んでる奴はこの業界では少ない方だ。
 むしろ、レベッカを好きな奴の方が多いんだぜ?
 
 お前は怠けるのが上手いが、仲間の仁義は守る奴だ。
 〈猫〉をまとめてたあの頃のお前にもどりゃ…」
  
 “錦蛇”とは、レベッカの師であり育ての親だ。
 ギルドでは伝説的な盗賊として名を知られていた。
 
 〈古巣〉とはリューンの盗賊ギルドのことである。
 レベッカは、かつてギルドで〈猫〉…スリを統括する下級幹部をしていたことがあるのだ。
 
 手先が盗賊たちの中でも抜きんでて器用なレベッカは、スリとしての実力や仲間が失敗のときのフォローが巧みだった。
 最初ギルドで技を学ぶ新人がレベッカに預けられることも多かったので、今でも彼女を慕う若い盗賊たちは多い。
 
「…私は今の生活に満足してるのよ。
 
 それに、酒飲んでだらだらやってたせいで、随分腕も鈍ったわ。
 今の有様じゃ、お父ちゃんの名前を貶めるだけよ。
 
 鼠どもの縄張り争いにも、こりごり。
 義理だの仁義だので、巻き込まれて、裏切られて…
 
 私は、いつも張り詰めてるより、のんびりやりたいからね。
 
 ま、でも今の立場でしてやれることがあれば、検討はするわよ?
 あんたには、昔世話になったからさ」
 
 そう言って、グラスに残った葡萄酒を飲む。
 
 残念そうに男が肩を落とすと、レベッカの開いた杯に酒を注いだ。
 
「最近はライバルが増えて、お前ら〈渡り鳥〉どもは〈餌場〉が不足してんだろ?
 
 あてはあるのか?」
 
 空気を読んだ男が、葡萄酒の瓶をカウンターに置き、話を変えるように尋ねた。
 
 〈渡り鳥〉は冒険者を意味する隠語の一つだ。
 〈旅烏〉などとも言われることがある。
 
 〈餌場〉、すなわち仕事場や仕事そのものが不足していることを危惧し、聞いたわけだ。
 
 最近リューンに冒険者が増え過ぎて、確かに冒険者の仕事が少なくなってきている。
 レベッカも、リーダーのシグルトとそのことについて先日どうするか相談したばかりだった。
 
 そうねぇ、と一口酒を飲んでから、レベッカはカウンターに置いてあった瓶の栓を手に取って、指の上でくるくると器用に回し、弄ぶ。
 
「うちの〈船長〉(リーダー)と相談したんだけど、今度はアレトゥーザに行ってみるつもり。
 
 少しはコネがあるし、交易路が変わって近くなったからね。
 
 〈狸〉の〈お守り〉とか、〈餌運び〉とか、〈餌場〉はできそうよ。(商人の護衛とか、荷物運びとか、仕事は増えそうよ)
 〈鼠〉におこぼれをあげれば、恩返しに銀貨を拾ってくるかもしれないわ。(盗賊に情報を流せば、借りを作れるから儲かるはずだわ)
 
 古臭いことにこだわってちゃ、増えすぎた御同胞に、食い扶持取られるだけだからさ」
 
 レベッカの言葉に、男はなるほどと頷いた。
 
「なら、お前に良い〈釣り餌〉(情報)をやるよ。
 
 あの辺りの〈魚釣り〉(情報を探し扱う人間。海辺の盗賊を指している)にゃ、たまらない〈釣り心地〉(価値)だ。
 そのかわり、あっちの珍しい〈魚〉(情報)は優先的に俺や赤いのに〈食わせろ〉(よこせ)よ?」
 
 レベッカは軽く頷いて、弄んでいた酒瓶の栓を指で弾いて捨てると、男の方に耳を寄せた。
 
 
 ロマンは、図書館で博物誌を一冊読んでいた。
 革表紙のそれは巨大で、ほっそりとしたロマンの体格には余る代物だ。

 テーブルに博物誌の金具で補強された背を置き、比較的新しい羊皮紙とインクのすえた臭いに顔をしかめながら、黙々と読書に勤しむ美少年は浮いた存在だった。
 
 時が過ぎ、読み終えて博物誌を閉じると、今度は脇においてあった歴史書を読み始める。
 東方の言葉で書かれているが、ロマンにとっては母国語で書かれたものと変わりなく読むことができた。
 
 ロマンは驚異的な言語能力を持っている。
 言葉を専門とする学者よりも優秀かもしれない。
 読解と会話のすべてが可能な言語の数は、古典の文法まで完璧に習得しているものだけで5つ以上もあるが、ロマンにとって何の自慢にもならない。

 読みたい本があったから、覚えただけなのだ。
 
「…はぁ」
 
 ロマンはため息を吐き、その本を閉じた。
 書き手の主観をまるで世の真理と言わんばかりの、つまらない内容だった。
 客観性の無い書物は、総じて内容の薄い物が多い。
 
 ロマンが読んでいたのはそういった類の、表装ばかり重い代物だった。
 
 黙って図書館を出ると、ロマンは独り言を呟いた。
 
「もう大学にある、貸し出し禁止以外の主要な書籍は読んだかな。
 
 他にこの近くの都市で蔵書の多い場所っていえば、カルバチアの学連の書庫か、ポートリオンの図書館。
 そういえば、アレトゥーザの賢者の塔は蔵書が豊富だって噂で聞いてるけど…」
 
 宿に帰った後、シグルトたちに蔵書の多い都市に行くように頼んでみようと考えたロマンは、各都市の蔵書を調べようと、目録がないか司書に尋ねた。
 
 
「元気そうで何よりです、スピッキオ殿。
 
 ラムーナもよくきてくれましたね」
 
 不自由な義足と杖で動きながら、クレメント司祭が飲み物を出してくれる。
 
「うむ。
 
 クレメント殿は御壮健のようじゃの」
 
 傍目からは閉じているように見えるほど目を細め、スピッキオが深く頷いた。
 
 本来であれば足の不自由なクレメントに対して言うには、失礼ともとれる言葉であるが…
 スピッキオのそれはクレメントを障害者として差別していない意図があることを、互いに承知しているから出た言葉である。

 身体的な困難に努力で立ち向かうクレメントにとって、スピッキオのような心遣いこそが有難いのだ。
  
「えへへ~♪」
 
 ラムーナは、クレメントと再会できたのが嬉しいのか、始終微笑みを絶やさなかった。
 
「丁度よい所に来て下さいました。
 
 使いを出して、皆さんをお呼びしようと思っていたところなのです」
 
 片方の眉を吊り上げて、スピッキオが理由は何故か、と尋ねる。
 
「はい。
 
 実は、私の知り合いの商人がアレトゥーザへ同行してくださる方を探しているので、その護衛をしてもらえないかと。
 最近扱う商品の値段が暴落したので、あの都市から海路で西の島に販売の開拓を、と考えているらしいのです。
 
 その島では砂糖が高く売れるそうで、島で手に入る薬草が他の場所で非常に高く売れるのだとも言っていました。
 
 報酬は現物の品物でどうか、ということなのですが、レベッカさんはその手のものを小さく売買するのが上手いので、物品報酬も受け付けてくださるとか。
 お金でしか受けない人より、貴方たちに勧めてみようかと。
 
 スピッキオ殿は南海の商人が生家とのことですし、アレトゥーザをよく御存知のはず。

 話の商人はアレトゥーザに向けて、新ルートが開通したことを踏まえ、初めてアレトゥーザに行こうと考えたらしいのですが。
 
 縁あって商人に“風を纏う者”の話をしましたら、是非頼んで欲しい、と言われたのです。
 シグルト殿がリーダーを務める“風を纏う者”の誠実な仕事ぶりは、護衛してもらった商人たちの中ではたいそう好評だそうで」
 
 納得したようにスピッキオは頷いた。
 
「ふむ、わしの方から話してみよう」
 
 
 次の日、話を聞いたシグルトたちは、さっそく件の商人に会うことになった。
 
 相手は、まだ20代ぐらいのしかも女性の商人であった。
 
「お初にお目にかかるよ、冒険者さんたち。
 
 私の名前はツィスカ。
 ま、見ての通り、流れ者のしがない女商人さ。
 
 いやあ、“風を纏う者”の噂を聞いて、是非にとお願いしたんだけど…
 
 本当に話を聞いてもらえるなんて嬉しいよ。
 商隊護衛では、成功率10割だって話だろ?
 
 引く手数多だって聞いてるよ」
 
 気さくに話しかける女商人ツィスカに、シグルトは首を横に振った。
 
「10割といっても、移動がてら受けた依頼が3つばかりだ。
 
 たまたまそれらすべてが問題なく解決しただけで、過剰に期待されては困る」
 
 シグルトの言葉に、ツィスカは嬉しそうに白い歯を見せて笑う。
 
「前もって盗賊の出現しやすいルートを避けるアドバイスをしたり、因縁を吹っかけてきたチンピラを追い払ったりしたんだろ?
 
 報酬は相場を守るって聞いてるし。
 何より、物品を報酬に依頼を受けてくれるかもしれないってんで、お願いしたいのさ。
 
 困ったことに、手元の商品の相場が暴落して、結局売らなかったからね。
 あまり使える資金が無いのさ。
 
 まったく、あのフォルトゥーナ商人の無茶のせいで、あたいたち善良な商人はおまんまの食い上げだよ」
 
 そう言うとツィスカは、茶色い塊を取り出して、テーブルの上にどっかりとおいた。
 
「…良い砂糖だわ。
 
 末端でも、これ1個で銀貨数百枚ね」
 
 レベッカが、品物を鑑定しながらその質の良さに感嘆した。
 
「あったりまえさ。
 あたいの品は、物は最高だから。
 
 売るんなら、1個で銀貨百枚、二百枚じゃ儲けにならないんだよ。
 だのに、商業のギルドのやつら、申し合わせて安い砂糖を大量に仕入れやがった。
 
 いま出回ってる安い砂糖は、三流の品だよ。
 まったく嘆かわしいね」
 
 ぼやくツィスカに、大変ね、とレベッカが相槌を打つ。
 
「それで、報酬はいくつこれをもらえるわけ?」
 
 にわかに、レベッカと商人の目が鋭くなる。
 
「最高の塊を合わせて3つ。
 
 その報酬の中から前金代わりに先渡しで1つ。
 上手く売れば、合わせて銀貨千二百枚にはなる。
 悪くない取引だと思うよ?」
 
 レベッカは商人の提示に、少し考えると首を横に振った。
 
「良い品は2つでいいから、他に欠けたり割れた屑や粉で残り2つ分の量をもらうのではどうかしら?
 
 欠けた品は、どうせ足元みられるんでしょう?
 劣化しただの、キリが悪いだのと言われて、たぶん半額以下になるはずよ。
 損は無いと思うけど…
 
 貴女を無事にアレトゥーザに届けられた成功報酬ってことで、全部後払いでかまわないわ。
 
 目的地に着いて、貴女が私たちの仕事に満足しないなら、報酬は半分…2つ分の良い砂糖の塊でいい。
 もっとも、私たちはまた頼みたくなる質の仕事をするけどね」
 
 レベッカの提示に、ツィスカは少し考え、それで好いと頷いた。
 
 さっそく今の内容を安物の羊皮紙に記し、契約が成立する。
 その羊皮紙はやや穴のあるものだが、このような一時の契約で終わる依頼では質の悪い物を使い、倹約するのだ。
 襤褸を使っても契約内容だけはきちんと記載しておくのが、プロの冒険者でありプロの商人である。
 
 後でトラブルを起こさないためにも、レベッカはことさらに契約に関しては神経質だった。
 
 
 次の日、“風を纏う者”はアレトゥーザに旅立つことになった。
 
 季節はまもなく初夏、南下するにつれ強くなる日差しの暑さに肌の白いロマンなどは辟易していた。
 
 この時代の移動は徒歩が基本である。
 一説に、人間の平均的な徒歩での移動は1日30kmだと言われている。
 これは街道を通る場合の速度だが、旅慣れしたこの時代の人間はもう少し早く移動することができるだろう。
 
 アレトゥーザはそういった人間たちの足で、リューンから6~7日かかる距離にあった。
 旧街道を通れば10日以上かかったのだが、新しい交易路は道を割っていた河川等にはきちんと橋が掛けられ、よく整備されている。
 
 道筋は、まず東に向かい、南東に、さらにその先を南下する、というものだ。
 
 アレトゥーザは、リューンから南東の半島にある。
 封建制が色濃く発達した西方にあって珍しい、共和制の歴史ある都市国家だった。

 最も興隆した時代には、人口20万人にもなったとされている。
 だが、東方の異教徒による圧力や、ライバルとなる南海の各都市との熾烈な交易競争により、最盛期程の勢力はなくなっている。
 
 それでもアレトゥーザは南海に面する要所であり、商人や船乗りたちにとっては、海路を使った交易において重要な拠点だ。
 
 シグルトたちは、順調に旅を続けて6日でアレトゥーザに到着した。 
  
 国境を越えアレトゥーザの領地に入ると、潮の香りを含んだ少し湿った風を感じることができるようになる。
 やがて、歴史あるアレトゥーザの外壁が見えてくる頃、南海の風は、まぶしい陽光を浴びて暖かく吹き付けてきた。
 
 アレトゥーザの門を見上げて息を呑んだロマンが、粘つく潮風に咽たのか、可愛らしい咳をしていた。
 
 門をくぐると、不機嫌そうな顔の門番が出迎えてくれた。
 冒険者を嫌っているらしいその兵士は、ぶつぶつと小言を言いながら都市に入るための簡単な検査を行い、シグルトたちの都市入りを許可してくれる。
 
 ツィスカは、荷にかかるというわずかな税をまず納めた。
 都市国家では、国民から得る税金はもちろん大切だが、こういった交易商人から入る税金もその財政を支える収入源であった。
 
 そしてツィスカは、“風を纏う者”の仕事ぶりに満足したと、予定よりも多い屑砂糖を分けてくれた。
 理由は、レベッカが通行税がもっとも少なくて済むルートを見つけ、しかも予定より一日早く着けるようにあらかじめ調べておいた道を教えたからだ。
 
 上機嫌に去るツィスカを見送ると、レベッカは満足そうな顔になって報酬を確認していた。
 
「よかったな、報酬が多めにもらえて」
 
 シグルトがレベッカの功をねぎらうと、彼女は不敵に笑った。
 
「私たちのした仕事だから、当然だけどね。
 
 ここまで来る間に必要なこういう品にかかる税金は、アレトゥーザに入る前にあの商人に払ってもらったから、税関を通過後の代物が報酬ってことで無税で済んだのよ。
 この都市の法律では冒険者の護衛報酬にまで税金はかからないし。
 
 でも、ああいう商人といて個人で品物持ってると、たまに戦争時の増税なんかで因縁を吹っかけられて税金取られるときがあるからね。
 こういう共和制都市は法律が発達しているから、利権について細かかったり、税に関しては厳しかったりするのよ。
 交易が盛んな臨海都市は人の出入りが多いから、トラブルが起こらないように色々な対策が立てられているわけ。
 
 関税っていってもほんの銀貨数枚なんだけど、それでも今晩の食事代ぐらいにはなるわ。
 今の私たちにとって、現金は貴重でしょう?
 
 依頼人に〈成功報酬だけでいい〉って印象付けて喜んでもらって、こんなに得したんだから大成功ね」
 
 レベッカが何故、完全な後払いで報酬を貰うようにしたのか理解したシグルトは、やれやれと肩をすくめていた。
 
 
 さらにレベッカは報酬の砂糖を用いて、『悠久の風亭』というアレトゥーザの下町にある冒険者の宿に、数日の滞在が可能になるように話をつけてしまった。
 
 この手の調味料は商人から買うと高いということで、大きな砂糖の塊1個を出すと、気の好いこの宿の女将は喜んで交渉に応じてくれた。
 なんでもリューンで砂糖の値段が暴落したことで、一部の商人が品物の売りしぶりを始めたため、アレトゥーザでは価格暴落前よりも砂糖が高いというのだ。
 
 レベッカの巧みな交渉は、今までほとんど宿代を発生させていない。
 
 残った屑砂糖は少しずつ仲間たちで分け合う。
 一旦は値段が暴落したという砂糖だが、貴重な品であることに変わりは無い。
 
「砂糖って、極限状態では貴重な食料にもなるわ。
 
 お金が使えない外国でも、物々交換に使えるから便利だし。
 仕事中に野外で食べる食事に使えば、確実に美味しくなるというわけ。
 
 買うと高い物だし、皆有効に使ってね。
 
 ただ、この手のものの販売とかは都市部ではしないこと。
 さっきも言ったように、商税がかかるときがあるのよ。
 
 私みたいに、〈分けてあげた謝礼で宿に泊めてもらえる〉ように使った場合はどうとでも言い様があるけど、お金をもらったりする場合は完全な商売になるから、規模が大きいと商業ギルドに睨まれたりするわ。
 冒険者としてちゃんとやってくつもりなら、各都市、各地方の税制には詳しくならないとだめね」
 
 先輩冒険者として、きちんとした知識のあるレベッカのアドバイスは的確だ。
 
 “風を纏う者”が他の都市に出張して障害無く活躍できるのは、レベッカのおかげである。
 言葉の通じない相手にもロマンという優秀な通訳がいる。
 
 多くの若手冒険者がリューンで活動するのは、通行税や物々交換に慣れておらず、遠出をするとかえって損をしてしまうからである。
 旅費はばかにならないし、言葉の壁は大きな失敗にも繋がる。
 
 熟練の冒険者は長い年月をかけて旅や言葉に慣れ、そういうことが出来るようになるものだが、結成して間もない“風を纏う者”はすでにそれが出来る。
 これは、他の冒険者に比べて大きなアドバンテージであった。
 
 
 その日の午後、“風を纏う者”は夕食の材料を探すため海岸を歩いていた。
 宿に付いた後、一行が暇をもてあましていると、砂糖の交渉の後、料理の話題で話が合いレベッカと仲良くなった宿の女将ラウラが、食材探しをしてくれないかと頼んできたのだ。
 ちゃんと報酬もあるということで、海の見学を兼ねて、一行は快くその依頼を受けるのだった。
 
 行楽気分で始めた仕事だったが、途中で砂蛸の巣を掘り当ててしまい、襲われる羽目になった。
 
 砂蛸とは南海の浜辺に住む蛸の一種で、かなりの巨体であり、砂に潜み保護色を使うので見分けがつかない。
 悪食で、動くものなら犬や猫も襲うことがある危険な生物である。
 
 シグルトの大振りの一撃で砂に叩きつけられた砂蛸は、続くラムーナとスピッキオによって叩きのめされてしまった。
 
「おっ!
 
 これって、蛸墨じゃない。
 墨袋が丸々無事よ。
 
 蛸の墨って、粘度は低いんだけど、イカ墨より珍味なのよねぇ。
 臭み抜きをしないと食べられないけど、ラウラさんが欲しがってたし、掘り出し物かもね」
 
 レベッカは素早く砂蛸を解体し、ちゃっかり食材を入手していた。
 
 その後、あちこちを掘っていたシグルトたちは次々に食材を見つけた。
 中には心無い者が捨てたゴミもあったので、スピッキオが細い目を吊り上げて始末していた。
 持ってきた袋には、巨大な高級貝が2つに、貝が1つ入っている。
 
 主に見つけたのはシグルトとラムーナだ。
 この2人は、意外にもこういった探しものをするのが得意だった。
 
 砂蛸を掘り当てたロマンは、少し不機嫌だったが、結果的には大漁だった。
 
 この手のことが得意そうなレベッカだが、交渉で疲れたと言って、浜辺で昼寝を決め込んでいた。
 怠けられるときに怠けるもの、というのが彼女の信条の1つらしい。
 砂蛸との戦闘のときもちゃっかり最後に現れて、砂まみれになったロマンの横でのんびりと蛸墨の鑑定をしていた。
 ロマンが不満そうなのは、それもあるのだろう。
 
 その蛸墨はラウラが一番高く買い取ってくれた。
 一番手柄だと褒めてくれるラムーナに対して、ロマンは複雑そうに、南海の砂に反射した日差しで赤く焼けた頬に薬を塗り込んでいる。
 
 浜辺で取ってきた食材は銀貨五十二枚にもなった。
 思わぬ収入に、レベッカはたまには奮発して食事をしようと女将特製の蛸のマリナータ、クモガニの甲羅焼き、グリリアータ・ミスタ(ミックスグリル)、イカスミのポレンタ添え、香草ソースの塩漬けニョッキなどをテーブルに並べて豪華な夕食となった。
  
 冒険者の宿『悠久の風亭』の海鮮料理は絶品だった。
 
 護衛してきたツィスカが、お勧めだと紹介してくれた『悠久の風亭』は、大柄で柄の悪そうなマスターと、その妻というのが疑問になるぐらい美しい女将のラウラが切り盛りしている冒険者の宿だ。
 シグルトたちは、風にちなんだ名を名乗る自分たちが逗留するには相応しい名前の宿だと、アレトゥーザにいる間はここを贔屓にすることに決めた。
  
 ラウラがサービスで出してくれた、塩加減が絶妙な貝と海老の蒸し物に、マッケローニ(現代のマカロニのようなもの)を肉入りスープで煮込んだという、この宿の女将さん自慢の新作料理も楽しみつつ、レベッカは、チーム名を決めたシグルトを眺めていた。
 最初の頃のとげとげしさはだいぶなくなり、ちゃんと仲間をまとめているシグルトを頼もしいと思う。
 
 果汁を井戸水で割った飲み物を啜りつつ、シグルトのそばでこれから巡る場所についての話題をふって一生懸命話しているロマンという少年は、気心が知れたとたんに生意気になったが、その知識や慎重な考え方は一目置いているし、ちょっとからかうと照れて可愛らしい。
 
 お酒に酔って陽気に踊り、酒を飲みにきた年寄りたちに喜ばれているラムーナという少女には、レベッカとよく似た社会の底辺を垣間見てきた同士のような親近感と妹のような親しみを感じている。
 
 テーブルの端でワインにパンを浸しては食べている大柄な体格の老人、やや高慢で生真面目なスピッキオという爺さんは、ことごとくレベッカと意見がぶつかるものの、年寄り独特の落ち着きと度量の広さがあって、その秘蹟の業とともに仲間として欠かすことはできない。
 
 レベッカは怠けたり、遊んでだらけることが好きだった。
 最近は仲間たちにいつも苦労させられる。
 1人でいたときにはなかったことだ。
 
 でもレベッカは思う。
 苦労したあとに仲間とだべり、仕事のあとに仲間と飲む酒は格別だと。
 
 その後レベッカは、負けたら一晩一緒に飲んでやることを条件に、数人の男たちと賭けゲームをして、イカサマを使う必要もなく勝利する。
 そして男たちにアレトゥーザ名物の高級酒【イル・マーレ】を奢らせて、充実した一夜を過ごしたのだった。

 

 ついに入ったアレトゥーザ編です。
  
 Martさんの『碧海の都アレトゥーザ』は、カードワースが誇る店シナリオの傑作です。
 先日久しぶりにMartさんにお手紙を差し上げて、昔を懐かしんだり致しました。

 オフィシャルファンサイトの『寝る前サクッとカードワース_vol.1』にも収録されていますが、新バージョンのアレトゥーザはもっとすごいのでベクターで公開されている方をプレイすることをお勧めします。
 
 このシナリオ、私も製作に関わってまして、スキルのアイデアやギミックなどの原案のいくつかを差し上げたりしましたが、登場する悪役などには、私の書いてたリプレイから生まれたキャラクターがいたりします。
 スキル【連捷の蜂】や【絞殺の綱】なんかはネーミングも含めて、良い仕事ができたかなぁと。
 【太陽と風】、【水姫召喚】の召喚獣ギミックは私のギミックスキルのルーツと言えるかもしれません。
 
 拙作『風たちがもたらすもの』では、アレトゥーザとのクロスオーバーがありますが、リプレイも私のシナリオも、アレトゥーザ無くしては無かったでしょう。
 
 今回、多分に地理的な描写をしていますが、これはちゃおぶんさんが中心になって編纂されていた、カードワースの地図を参考にしています。
 現在サイト『Card Wirth Geography』は残っているものの、そのメイン的なクロスシナリオ『地図製作組合』はリンク切れの様子。残念です。 

 リプレイRの方ではこの話の前に匈歌ハトリさんの『ecclesia』があったのですが、公開中止になっている様子ですので、残念ながらカットさせていただきました。無念。
 
 今回、“煌く炎たち”というパーティが登場しましたが、彼らのうちゼナとレシールは旧リプレイに登場してたりします。
 “煌く炎たち”は実際にサブパーティとして絶版の古いシナリオのお酒、珍品等を手に入れるフィルターにする予定です。 
 
 さて、アレトゥーザ。
 今回は『ラウラのお願い』をリプレイしています。
 今回はロマンの体力が尽きるか、売値がキリのいいとこでという感じで頑張り、なんと160SPももうけてしまいました。
 獲得品は…
 
・【砂蛸の墨】×2=60
・【高級貝】×9=90SP
・【貝】×5=10SP

 砂蛸は渾身の一撃が当たるので、シグルトとラムーナの初心技能でがつがつやったら割と楽勝でした。
 倒した割には墨があまり出ませんでしたけど。 
 
 160SPのうち、43SPはラウラの料理に使用しました。
 料理の中には精神力を回復するものもあるので、がっつりやれば初心スキル1つ分ぐらいは稼げます。
 たまにすごいものが出る第5スポットがおすすめです。
 実は鉱石が出るスポットがあったりするのですが、確率は1000分の1ぐらいなのでまず手に入りません。そ
 
 今回は±の合計で117SPを得て、パーティ所持金は1917SPになりました。(チャリ~ン♪)


〈著作情報〉2017年11月16日現在
 カードワースはgroupAskに著作権があり、カードワースの管理、バージョンアップ、オフィシャルな情報等はgroupAsk official fansiteにて、カードワース愛護協会の皆さんがなさっています。

 このリプレイは各シナリオをプレイした上で、その結果を小説風リプレイとしてY2つが書いたものです。
 書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。

 リプレイ環境であるCardWirthPy Rebootは2017年11月1日リリースされたCardWirthPy 2.2 - CWXEditor同梱版に拙作のカードワースダッシュStandard Editionを使ったスキンを作成してプレイしているものです。
 CardWirthPy Rebootは同名の開発サイト
 ( https://bitbucket.org/k4nagatsuki/cardwirthpy-reboot/wiki/Home )で配布されています。
 カードワースダッシュStandard Editionはこのブログのリンクから行ける、Y字の交差路別院にて配布しています。
 エンジンと付属物の著作権・開発状況・その他の情報は各配布元を御参照ください。

 【CW:リプレイ】、【CW:リプレイ、R】、【CW:リプレイ2】、【CWPyDS:リプレイ】等で書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。
 また私がお預かりしているMartさんの“風を駆る者たち”リプレイの記事を参考にした内容は、それぞれのシナリオそのものの著作権はそれそれの作者さんにあり、参照記事はMartさんに著作権があります。
 御了承下さい。
 また、リプレイ中に使われる内容には、各シナリオで手に入れたスキルやアイテム、各シナリオに関連した情報等が扱われることがあります。
 それらの著作権は、それぞれのシナリオの作者さんにあります。
 またカード絵等の素材に関しては、シナリオ付属の著作情報等を参考にして下さい。


 『碧海の都アレトゥーザ』はMartさんのシナリオです。現在Vectorで配布されています。
 シナリオの著作権は、Martさんにあります。
 このリプレイの時のバージョンはVer1.22です。
 
 地理の描写に、ちゃおぶんさんが管理されているサイト『Card Wirth Geography』の地図を参考にさせていただきました。ただこれは旧リプレイRの時におこなったことであり、関連するシナリオ『地図作成組合』派現在リンクが切れていてDLができません
 
 地理的に引用している地名は、『各シナリオに関連した情報』として扱っています。
 今後リプレイでは関連記事として再度明記することは御座いませんので、御了承下さい。

◆リューンはgroupAskの斎藤洋さんのシナリオ『交易都市リューン』
 (DL先:groupASK official fansite http://cardwirth.net/ )

◆アレトゥーザはMartさんの『碧海の都アレトゥーザ』
 (DL先:Vector http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se408730.html ) 

◆フォーチュン=ベルはDjinnさんのシナリオ『希望の都 フォーチュン=ベル』。
 (DL先:Y字の交差路別院 https://sites.google.com/site/waijinokousaro/ )

◆ポートリオンはMoonlitさんのシナリオ『新港都市ポートリオン』
 (DL先:Moonlit/Color http://www5f.biglobe.ne.jp/~moonlit_color/ )

 問題があるようでしたら、Y2つまで御報告下さい。
 
 リプレイ中に使われる内容には、各シナリオで手に入れたスキルやアイテム、各シナリオに関連した情報等が扱われることがあります。
 それらの著作権は、それぞれのシナリオの作者さんにあります。
 またカード絵等の素材に関しては、シナリオ付属の著作情報等を参考にして下さい。

 なお、このリプレイ記事は再録であるため、すでに以前ご報告を差し上げてる作者さんには、再度の感想や報告はくどいものじゃないかなとして、控えさせて頂きました。悪しからず御了承下さい。
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