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『碧海の都アレトゥーザ』 デオタトの依頼

2018.04.10(13:11) 441

 現在シグルトたち“風を纏う者”はアレトゥーザに近い林道にいた。
 途中の町から急遽護衛を、ということで銀貨三百枚で雇われたのである。
 雇用主はデオタトという商人だ。
 
 最初シグルトたちは、「あんたたちを探している商人がいる」という話を受けて、依頼主を訪ねた。
 それがリューンでアレトゥーザで活動することを勧めてくれた商人のデオタトだったのだが、彼は呼ばれてきたというシグルトたちを見て、「あちゃあ…」と額を押さえた。
 
 どうやら手違いがあった、とのことだ。
 しかし、結局必要だからと、急遽シグルトたちは護衛を依頼されることとなったのである。

 
「“風を駆る者たち”?」
 
 デオタトが最初に依頼するつもりだったのはシグルトたちではなく、“風を駆る者たち”という冒険者グループであった。
 
「ああ、リューンでよく聞く人たちだよね」
 
 ロマンが頷いて言った。
 
 “風を駆る者たち”は、“風を纏う者”と同じく、新進気鋭の冒険者パーティである。
 レベッカの知っている限りでは、シグルトたちより若干早く活動を始めたという冒険者たちで、冒険者の宿『風の旅路亭』を中心に活躍する6人構成のグループらしい。
 
「中にドワーフがいるから、新しい冒険者グループの中では結構知名度が高いのよ」
 
 大地の妖精族と呼ばれるドワーフは頑固で屈強な亜人である。
 本来細工や鍛冶を生業とすることが多い彼らは、人間と時折交易を持つことがあるし、彼らの作る品物はどれも優れたものだという。
 
 ただ、土地や仕事に強い執着を持つドワーフが冒険者となることはあまりない。
 戦士としてはとても頼りになるが、気難しい彼らを仲間にすることは困難でもある。
 
 エルフや獣人といったものを含め、亜人は数も少なくめったに見かけることはないが、旅をする冒険者は一般人よりは出会う確率が高い。
 中には、亜人のはぐれ者が冒険者となることもよくあることだ。
 特に、人間やエルフの両サイドから迫害されがちな両種族の混血、ハーフエルフなどは、絶対数が少ないにもかかわらず冒険者になることが多い。
 生まれでは無く実力で評価される職業とは相性が好いからだ。
 
 そんな話をしながら、シグルトは何故手違いが起きたかをデオタトに尋ねた。
 
 デオタトが伝言を頼み、間違えてシグルトたちに声をかけた伝達者は、シグルトたち“風を纏う者”とよく似たグループ名の“風を駆る者たち”を勘違いしたのだろう、との話である。
 
「確かに似ておるの…」
 
 スピッキオがふうむ、と唸った。
 
「まあ、今回は得したんだし、いいじゃない」
 
 それに件の連中はいなかったんだから依頼は他の冒険者が受けなきゃいけなかったでしょ、とレベッカは続けた。
 
「マルスから、噂は聞いている。
 優秀なパーティらしいな。
 
 リューンの新しい冒険者パーティでは、十指に入るほど期待されている、という話だ」
 
 歩きながら、シグルトが話す。
 
「メンバーのバランスも良いらしいわよ。
 結成の時点で、冒険者の宿におけるパーティ登録人数上限六人フルメンバーで揃っていた幸運さもあるからかしらね。
 一般的なパーティは3~5名が多いんだけど、僧侶・魔術師・盗賊が全部いる時点で有力、戦士や精霊術師まで補完している点で、依頼における対応能力が段違いになるわ。
 
 若い一応リーダー格って奴が精霊術師で、そこそこに剣も使える万能選手。
 参謀格の坊さんとドワーフの戦士。
 盗賊に魔術師もいるから、大抵の仕事が可能ね。
 魔術師は南方大陸の民らしいわよ。
 もう一人女の子がいるらしいんだけど、秘蹟の才能があるってくらいしか情報がないわ。
 
 リーダーの精霊術師がアレトゥーザ出身とかで、私たちと同じリューンやアレトゥーザ、フォーチュン=ベルを中心に仕事をしてるって話よ。

 活動地域が被ってるし、私たちのライバルになるかもね」
 
 レベッカは、同業者の情報収集にも余念無い。
 冒険者は、数少ない仕事を競って奪い合うことが多いのだ。
 時に手を取り合って協力することもあるが、対立すれば戦いになることもある。
 
「“風を駆る者たち”か、どこかで遇うかもしれないな…」
 
 シグルトは“風を駆る者たち”という冒険者の名前に、不思議な縁(えにし)を感じていた。


 無事に護衛の依頼を完遂しアレトゥーザへ着くと、デオタトは約束より多い銀貨四百枚を“風を纏う者”に渡してくれた。

「儲けたわね~」
 
 レベッカは手に入った銀貨を数えながら、まともな金銭を得たことに喜びを隠せない様子だ。
 ついでに商人であるデオタトと、旅で手に入れた雑多な品物をトレードして携帯食や調味料などを手に入れる。
 
「姐さん、商人の素質があるぜ…」
 
 レベッカの交渉術に参った参った、と笑いながらデオタトも御機嫌である。

 前に立ち寄った村で近隣を荒らす猪狩りを頼まれ、報酬代わりにもらったものの中に、珍しい植物の種があったのだが、それが随分貴重なものだったと、デオタトは言うのだ。

 銀貨のみしか報酬にしない冒険者なら、それは都市近郊でしか活躍できない連中である。
 西方でも森に隔絶されたり辺境に点在するなど閑散としている傾向の村落では、銀貨より物品で仕事の報酬を渡されることも多いのだ。

 旅先で手に入れた様々な物品を他の地域で旅費や更なる資材に交換し、シグルトたちは少ない貴重な銀貨を節約してきた。
 本来そういった物々交換にも領地によっては多少の関税が発生するはずなのだが、領主も代官もいない村落で物々交換の税金を取り立てる徴税人など存在しないため、律義に税金を払う者など皆無である。

 関税の抜け道に関して話題が出ると、「税があるのに払わないのは危険ではないのか?」とラムーナが尋ね、その問いに答えたのは意外にもシグルトであった。

「取れない税金を定める領主は暗君である」

 複雑な税をかけると村と村を行き来する行商人がいなくなって領民が反感を持ち、最悪領地から逃げ出してしまうため、分かり難い関税をかけないようにするのが優秀な統治者である。
 あまり税金の種類を増やしても、識字率が低く経済的概念を学ぶことが少ない僻地の住民は、税金のシステム自体が理解できないし、交付される法律や税制も守ることができない。

 的確な法律の浸透と住民の理解力がそろわなければ高度な税制は無意味である、とシグルトは言う。

「都市でも優秀と名高い官吏が、辺境で新税法を定めて失敗する話はありふれている。

 都市などの人口密集地で酒場や賭博などの娯楽を知り金を使うことに慣れているなら、数字的な意味で税を取られることも金払いの慣れから多少は理解できるだろうが…普段から金を使わない僻地の人間は多くが両手で指折り勘定程度しかできないから、不相応に数字を示されて搾取されることに慣れていない。

 麦などの作物の接収は、種籾や食料という生命の維持に直結するものだから、命を奪うのと同じこと。よく戯曲に出てきそうな悪代官風に搾取すれば小さな村落など簡単に経済破綻し、領地に失業者や盗賊が増えて村落が潰れ、そのために悪代官そのものは統治者としての面目を失って免職されるのがおちだ。
 領民も村をあげて徴収の無視をしたり、他の領主の庇護下に入ろうとする、あるいは不満を持つ同じような村落と結託して反乱を起こす場合もある。過酷な環境で生きるからこそ、そこに住む人間は厚顔で狡猾だからな。
 搾取をする領主が苛政を強いても、隠し田や税のごまかしが発生するだけで鼬ごっこだ。法律を守って飢え死にするぐらいなら、民は簡単にそれを破る悪人に変貌する。

 辺境の村落から上手に税を徴収するには、最初に領主の名で橋を作る・街道を整備する・新しい開墾をする・移住者用の住居や公共施設を建てる、といった公共事業を領主側ができるだけ少ない投資か地元民に財が落ちる形で行って税使用の事例を示し、分かり易く何のために金を使うか徴税人や村の統治者を通じて村落の住人に周知する、といった手段で《目に見える利》を示しておくといった工夫をしなければ難しいだろうな。領主が贅沢をするのは領内の流通を活性化する意味で必ずしも悪ではないが、領民に金が落ちるように使うことが大前提だ。
 村落の住人は金勘定が苦手であっても、体感的な自分たちの実利には聡い。
 領民から信頼を得て、時に目こぼしもする清濁備えた政を心がけ、予想した年間実利を超える結果を努力して出し続ければ、結果的にそういう領主が名君になれる。
 民意が強まり、支持を得た領主はさらにことがやりやすくなる。

 といっても、これは理想論だな。
 実際は飢饉・官吏の不正・執政の失敗などで、そう上手くはいかん。

 話を戻すが…関税の周知の難しさから、物品の私的交換にかけられる税は《払ってもらえれば理想》程度の扱いなんだ。
 小規模の交換では馬鹿正直に払う者はいないし、公の目がある大規模な物々交換では関税の適用がされることを知っておかなければならない。

 村落における物々交換への関税は、《私的物々交換》の範疇で事実上無いような扱いだから、その領地の税制が厳しく苛烈でない限りは【よくわからないか、知らなかったふり】で、要求されるまでは出さないのが暗黙の了解ということだ。
 物々交換ではなく《利子無償の賃貸》や《単なる謝礼・贈答品》で交換という形にし、事実をごまかしてしまうこともあるな。

 賢い者なら《物々交換して得をした》とは他人の前であまり口にしない。
 こういうグレーゾーンのやり取りは冒険者をやる以上、建前として知っておかないとな。

 それに私的物々交換まで細かく関税をかけていちいち取り立てるような領地の法律は反感による突き上げで頻繁に変わるし、俺たちのような領地外から訪れる部外者に厳正に適用するのは難しい。
 払おうとしたらそういった税がすでに撤廃されてたなんてよくあることだ。

 少々狡いが、領内に入る前に特別な関税の説明が無ければ《指摘されなかった》ととぼければいい。
 領地内で関税を徹底させるなら、税法の内容が書かれていて確認できる通行証を持たせるといったことをやらなければ《周知がされていなかった》とでも言えばいいわけだ。
 わざと周知しない関税を理由に罰金を吹っ掛けてくる役人もいるから、領地にもよるんだが…そのあたりは酷い領地ならば近隣に噂が広まっているものだから、事前情報を確認してその領地を避ける、あるいは特定の習性がある怪物に気を付けるように物々交換をしなければいい」
 
 高度な経済の話をするシグルトに、デオタトが「おお~!」と驚きの声を上げた。
 このリーダーは「自分は不器用で腕っぷしだけ」と言っているわりに、時々貴族もかくやという教養や学識を垣間見せることがある。
 彼ぐらいの若さであれば強引な政策か理想論で政を語ることが多いのだが、生々しい僻地の税事情や公共事業による領民への売り込みを語るあたり玄人はだしだ。

「…商人のデオタトが驚くようなことか?

 俺たち冒険者は時に僻地の住人から、なけなしの金銭を報酬として貰う。
 この手の事情に通じていないと、報酬の獲得ができなかったり、余計な税金を分捕られて路頭に迷うからな。

 訪れる土地における税制と法律で公開されてるものは三年間ぐらいの情報を調べて諳んじておくのが、調停と交渉に関わる冒険者集団の統率者が行っておくべき義務だ」

(ないない!一般的な冒険者なんて【税金は踏み倒す】を地で行く傍若無人猪が普通だから!)
(地方の税制ってご当地の人間がわかってないぐらい複雑だから、普通は知らないふりをするものなんだよね…)

 心の中で突っ込むレベッカとロマンであった。


 護衛の依頼は結果的に大成功であった。
 
 行路で道が封鎖されるトラブルもあったが、レベッカが盗賊の出ないルートを割り出し、早く確実な行程で「安全」にデオタトをアレトゥーザに届けたのだ。
 道中何事もなかったことに、デオタトは大変満足していた。
 
 優れた護衛とは、何事もなく確実に護衛対象を守ることが何より大切である。
 山賊の闊歩する地域を無理に通り抜けたり、災害や事故などのリスクが起きやすいルートを勧める冒険者は、護衛対象のことを考えていないという意味で「質が悪い」扱いを受ける。

 商人などを護衛する場合、一番大切になるのはリスクヘッジなのだ。
 本来は依頼主が望む護衛方法に従いつつ、可能な限りリスクを減らすのが理想だ。

 護衛のような依頼では、襲撃を受けた時に「危険手当」が発生することがある。
 これが欲しいがために危険なルートを推奨する悪質な冒険者がいたりもするのだが、それをやった場合は再び依頼を貰える可能性が低くなるのだ。特に商人などは同業者との情報交換が頻繁なため、「危険手当」の割り増しをやった冒険者は商人たちのブラックリストに載ってしまうことになる。
 商人たちは荷物を強奪されたりする大損をせず、身の危険に遭いたくないので護衛を雇うのだから、奪われるリスクに近づけたり危険に誘導して小金を稼ごうとする冒険者は依頼の趣旨を守らない三流という評価になるのだ。

 “風を纏う者”の方針は、「誠実で良い仕事」である。
 余程追いつめられないと危険な行動にはでないし、特別好戦的なメンバーもいない。
 結果として、護衛の依頼はまったく揉めずにすべて完遂している。
 
 護衛の仕事はデオタトのもので実に5つ目だが、結成して半年もたたないパーティが、これほど揉めること無く依頼を達成することはまず無い。
 冒険者にとって比較的多い護衛の仕事は、依頼人の小さな怪我や危険手当の有無などで揉めることが多く、難しい仕事なのだ。
 
 レベッカは、危険手当を要求はするが、あえて危険の少ない慎重なルートを選ぶ。
 危険なルートを選ぶと依頼人に悪印象を与え、結果として次の仕事が得られなくなる。
 きちんとした危険手当のある契約を結びつつ、それはあくまでも保険として、安全な仕事をして見せることは依頼主に得をしたような錯覚を与え信頼を得る交渉テクニックであった。

 報酬もやや高めから標準ぐらい、初見の依頼主にはサービスして安く請け負う。
 護衛の依頼は往復などで再度発生することが多く、その時に指名をもらえれば更なる儲けになるのである。
 
 初心の冒険者は、最初このことがわからずにとにかく報酬の高い依頼ばかり求めて、結果として悪質な依頼主に足元を見られたり、依頼の失敗によって違約金などを要求されて身を持ち崩すことも多い。

 賢明な冒険者が依頼料を多額に吹っ掛けるとすれば、それは相手が悪質な依頼主と知っていて「二度と話を持ってこないようにさせる」か「相手に雇う気を無くさせる」か「一回の依頼でできる限り報酬をふんだくって縁を切る」ため。

 "風を纏う者"が誠実な仕事をしたということは、デオタトが「長く付き合っていきたい依頼主」ということである。

 言伝を頼んだものが間違いを犯したことは、デオタトにとってある意味幸運だったとも言えた。
 “風を纏う者”を名指しで依頼しようという商人も、少しずつ現れていたからだ。
 
 “風を纏う者”は、報酬を法外な値段には決してしない。相手が悪質な相手でも、だ。
 レベッカは実力を安売りはしなかったが、先を見越した誠実な価格で仕事を請け負い、適度にサービスをして信頼を得る方法を得意としていた。
 彼女曰く、〝目先の儲けしか考えない奴は、損をする〟そうである。
 
 実際“風を纏う者”は、ここ数日仕事に恵まれ、財政難をなんとか凌ぐことができた。
 物々交換が多かったので、手元の銀貨はたいして増えなかったが、それが減ることは避けられたのである。
 
 
 仕事を終えた後、レベッカはアレトゥーザの拠点『悠久の風亭』で銀貨の枚数を確認しながら一息ついていた。
 
 ロマンとスピッキオには、固く買い物禁止を言い渡してある。
 他の2人、シグルトやラムーナは、無駄遣いとは縁遠いタイプだ。
 特にシグルトは、レベッカにとって協力的なリーダーだった。
 彼が誰よりも禁欲的にことをするので、最近は仲間の中で倹約を重んじ、それに慣れつつある。
 
「普段はなんとか銀貨千枚ぐらいはキープしておきたいわ。
 
 適当な仕事を見つけて、もう一踏ん張りしましょうか」
 
 いったん解散していた“風を纏う者”は、『悠久の風亭』に集結し、夕食を食べながらこれからのことを相談していた。
 
 宿の女将ラウラと仲良くなったレベッカは、アレトゥーザに出入りする商人と交渉して、格安で調味料や宿に必要な資材を買い付ける仕事をし、代わりに数日の宿代を確保する、という芸当をやってのけた。
 普通なら大金がかかる高級油や良質の塩、最上品質の小麦粉に、珍しい産物。
 レベッカはそれらを、ほぼ原価…市場の四分の一程度で仕入れることができる。
 
 結果として、高級素材の料理で客足が増えたことに満足したラウラは、これからもそういった交渉を受け持つことを条件に、向こう一月の宿代を半額、しかもツケにしてくれた。
 “風を纏う者”が海風に震えながら野宿をしないで済むのは、レベッカのおかげだった。
 
 レベッカは怠け者だ。
 しかし、快適な怠け方や遊び方をするために、その仕事ぶりはとても優秀だった。
 
「………」
 
 上機嫌なレベッカに対し、何故か何時もの様に陽気な雰囲気では無く、ラムーナはそわそわした様子だ。
 
「…どうしたラムーナ?
 
 さっきから何か言いたそうだが、話せないことか?」
 
 シグルトが幾分穏やかな声で話しかける。
 このリーダーは一見朴念仁だが、仲間への気配りは的確だし、懐が広い。
 仲間が迷う時は、その決断を助けるために橋渡しをしていた。
 
 幾分慎重なレベッカやロマンが迷った時や、仲間同士で意見が対立した時は、シグルトの意見がいつも鶴の一声であった。
 シグルトは、仲間の意見をすべてを考慮した上で決断し決定する。
 彼の決定は常に妥当であり、文句を言う者はいなかった。
 
 それに、シグルトは我欲というものがまるで無い男だ。
 無欲、というのとはちょっと違うが、仲間を優先する意識が強く、辛抱強さと禁欲においては超人的だった。
 道中は一切間食をせず、水や食料は毒見ならば率先してやり、節約する場合は自身がもっとも我慢する。
 水は、仲間に余裕を与えるために、自分の体力を維持できる最低線で節約し、ペースを誤った仲間に与えるほどだ。
 
 普段からリーダーとしての責務を果たし、その公正で誠実な判断力と、私情を極限まで抑えるストイックな態度。
 利己的なレベッカや、理屈っぽいロマン、老練で正義感の強いスピッキオが独りよがりにならず、シグルトの決定を無条件で信用するのは、シグルトが信頼できるリーダーだからだ。
 
 理想が高過ぎて仲間をつくらなかったレベッカが、〈最高のリーダー〉と臆面もなく言うくらいなのだ。
 能力的にも優秀だが、何より優れているのは統率力と決断力、そして調停する力だと、レベッカは評価している。
 
 かといって、誇りや自主性の無い男かというと、そうではなかった。
 付き合ってきた“風を纏う者”のメンバーは理解しているが、シグルトは一見は冷静に見えて、実は義理堅く、意外にも情熱的だ。
 仲間を侮辱する言葉には毅然と抗議して相手をたしなめるし、悩むことなく自身の考えをまとめ、即座に意見の一つとして提示する。
 卑屈な部分はまるでなく、シンプルではっきりしている彼の考えは、大概そつが無く適正だった。
 一度決めた目的には全力で取り組み、自分の役割はしっかりこなす。
 そして、“風を纏う者”の誰よりも仲間を信頼し大切にしていた。
 
 これだけのリーダーである。
 さらには、それが作ったものでも演技でもない自然体なのだ。
 
 “風を纏う者”が属する冒険者の宿『小さき希望亭』の主人も、シグルトは宿で最も理想的かつ模範的なリーダーだと評価している。
 
〝あいつの何が凄いって、あれだけの完全無欠ぶりを普通に似合ってるって感じさせる雰囲気だな。
 ああいうのをカリスマって言うのか?
 
 嫌味にすら感じさせないんだから、よく考えるとそこが化物じみてる。
 もし領主や王様だったとしても、何の不思議もない。
 
 むしろ、何で冒険者をしているのか、と考えてしまうくらいだ…〟
 
 シグルトについて、宿の主人が評した一説である。
 
 こんなシグルトを、ラムーナも心から慕っていた。
 だから、信頼するリーダーに促されると、自然と迷っていた言葉が出る。
 
「あのね、別に今でなくてもいいんだけど…
 
 実はこの都市である人と知り合いになったの。
 その人は、南の方から伝わったっていう闘いのダンスを知ってる人で、私ってもともと踊りとか得意だから。
 
 機会を見てその人から、その闘いのダンスを習ったなら、もっと戦う時役に立てるかなって…」
 
 遠慮がちに切り出したラムーナに、レベッカはしばし沈黙すると、息を吐くように尋ねた。
 
「ラムーナが習いたい技って、どのぐらいの授業料がいるわけ?
 
 さすがに仲良くなったからって、無料ってわけにはいかないんでしょ?」
 
 レベッカの問いに、ラムーナは小さく頷き返した。
 
「…銀貨六百枚。
 
 一番基本的な技だって聞いてるけど、素早さに自信があるなら確実に強くなれるって言ってたよ」
 
 レベッカは思案するような仕種をし、そして少し困ったようにシグルトを見た。
 そんな彼女に、信頼するリーダーは強く頷いて見せる。
 
「分かったわ。
 
 今までラムーナって、こういう我侭はまるで無かったし、ね。
 ちょうど手元にはそのぐらいのお金があるし、ラムーナには早速その技を習ってもらいましょう」
 
 レベッカの言葉に、ロマンとスピッキオが意外そうな顔をする。
 
「…いつもお金に煩い私が、ぎりぎりの状態でお金出すのが変なんでしょう?
 
 勘違いしないでほしいんだけど、私は節約するように言ってただけよ。
 パーティにとって必要なら、お金を惜しむつもりはないわ」
 
 驚いて目を丸くしているラムーナに、レベッカはぴったり銀貨六百枚を手渡した。
 
「ロマンとスピッキオには文句言わせないわよ。
 
 あんたたちの方が、無駄遣いしてるしね。
 私たちのリーダーも賛成してるみたいだし」
 
 シグルトがレベッカに相槌を打つ。
 
「ラムーナは、本来その身体能力を最大限生かせる戦い方をすべきだ。
 残念だが、俺が教えられる技術にそれは少ない。
 彼女は膂力を重んじた技よりも、急所を狙ったり、素早く動いて敵を翻弄する技の方が優れているからな。
 
 元からダンスが得意だったというラムーナだ。 
 舞踊は、戦いの技術を秘匿したまま後世に伝えるために、武術を練りこんだものが数多くある。
 剣術に近しい剣舞を見たことがあるが、ある種の効率性すら感じさせられたものだ。
 
 普段、戦闘の指揮を執っている俺としては、ラムーナの戦闘力を高めるならむしろ有難い。
 
 強いて問題を挙げるとすれば、ラムーナが技を習う間、俺たちはどうするかだが…」
 
 レベッカが肩をすくめた。
 戦力を高めることは、シグルトにも必要なのである。
 
 シグルトは、冒険者になってから剣を学びだしたという。
 彼は豊富な戦闘経験を持ち、かつ専門家に師事して戦術を学んでいる様子だが、剣は素人だった。
 
 先輩の冒険者が、シグルトは槍か竿状武器(ポールウェポン)を使っていたのではないかと言っていたが、それが得意なのかと聞くと微妙に言葉を濁すのだ。
 はっきりものを言うシグルトには珍しいことである。
 
 シグルトの戦い方は、正式な剣術というよりは、膂力と戦術を生かした総合的な戦闘力によるものだ。
 磨きぬいた複雑な技の類は習得していない。
 
 むしろ、先輩の使い古しの剣を使うシグルトが、剣術の素人にもかかわらずパーティの先頭で戦えることが驚きだった。
 ある時シグルトがぽつりと洩らしたのだが、〝本当に強くなるなら、基礎から身体を作り、最初から技を磨くべきだ〟と彼は考えているらしい。
 
 シグルトの鍛錬法は常軌を逸している。
 それぞれの指一本で床がへこむほど腕立て伏せをする鍛錬は誰も真似できないと言うし、片手倒立や剣先に水が満たされたいくつもの水桶を下げたまま一時間以上動かずにいる訓練、一回の鍛錬で石畳が粉砕するまで踏み込みを繰り返す反復動作などは、見る者を唖然とさせる。

「なぜ同じ動作を繰り返すか。
 できるようになった回数が伸びた力そのものだからだ。

 武を磨いて到達する術理を【勁(つよ)さ】という。
 これは効率的に無駄なく正確な力を発揮するため、繰り返して強靱に精密に再現できるようになること。

 鍛冶師が鉄を打ち、火花とともに不純物を弾き出して器械を研ぎ澄ますのに似ているな。
 無駄を弾き出しながら、その時最も理想的な状態を模索し鍛え続ける。

 だから【鍛錬】と言うんだ」

 シグルトは、動作の邪魔にならないよう筋肉の密度のみを高めるために宿にいるときは食事にも気をつけている。
 宿に戻ってきた冒険者が自堕落になりがちなのに対し、シグルトは仕事の成功による宴会などには無理のない範囲で付き合うがその次の日からすぐに鍛える。
 しかも、彼がいた場所だけが雨に降られたあとのように汗で濡れるほど、厳しい練武を続けているのだ。
 
 自身も、体格すら改造する訓練で技を習得する盗賊のレベッカである。
 シグルトの行う鍛練法が、緻密な解剖学に基づくものだと何となく気が付いていた。

 無茶な鍛錬は身体組織を破壊する。
 故障しないギリギリで行い、食事で壊れた肉体を再生させる。 
 一から剣に適合した体格を作ろうとしているのだろう。
 無理に単純な技を習得するより、まず身体を完成させることから考えている、というわけだ。
 
 言うは易し、行うは難しである。
 
 一度習得した何かを完全に捨て、身体を作り直すことがどれほど難しいか。
 シグルトをよく知る者は、彼が〈才能を与えられた天才〉ではなく、〈磨き研ぎ澄ました秀才〉であると理解している。
 
 レベッカとしては、シグルトが必殺の技を得たなら、どれほど強くなるのか早く見てみたい気もする。
 
「ま、戦闘の専門家であるシグルトが言うんだからね。
 
 ラムーナが鍛練中、一月は宿が自由に使えるし、私は出来る仕事を単独なり、残ったメンバーでするつもりなんだけど、他の皆はどうするの?」
 
 気持ちを話題に戻し、レベッカが聞くと、仲間たちは皆考え始める。
 
「ふむ。
 
 わしはアレトゥーザに残って、教会にでも通っておるわい。
 
 アレトゥーザには様々な人間が出入りする。
 若いラムーナ一人残すのも、気が引けるでな」
 
 商人の子だったスピッキオは、かつてラムーナを虜にしていた奴隷商人が現れることを危惧していた。
 シグルトもレベッカもそのことに思い至り、それが良いと頷いた。
 
「それなら、僕も残るよ。
 
 実は調べたい書物があるんだ。
 この辺りの歴史や地理、周辺都市との関係をもう少し詳しく調べておきたいし。
 
 リューンは、僕やレベッカはホームグラウンドだけど、知らないアレトゥーザのことは地元で学ぶのが一番だからね。
 
 それに、南方の言葉の詳細な辞書が、この都市の賢者の塔にあったんだ。
 実際に南と交易のあるアレトゥーザ出身の賢者が書いたものだから、実践的で参考になると思う。
 
 図書室の本って、主要な本は持ち出し禁止だから、塔に通う以外方法は無いし。
 
 どうせアレトゥーザは、南における拠点にするんだし、いろいろ調べておけば役に立つと思う」
 
 ロマンの言葉に、レベッカはそうねぇ、と頷いた。
 
「まあ、3人も残るなら、宿のツケの保障にもなるわよね。
 
 じゃあ、シグルトと私で出稼ぎってことでいいかしら?
 さすがに懐が寂しいしね。
 
 浜が近いし、3人そろってれば、暇な時にでも前みたいに食材探しで食費を稼げると思うわ。
 後で、ラウラさんに頼んでおくわね」
 
 すまなそうに項垂れるラムーナ。
 
「ラムーナ。
 
 これは投資なんだから、強くならないと承知しないんだからね」
 
 レベッカが片目をつぶって、人差し指でラムーナを優しく小突く。
 
「…うんっ!」
 
 ラムーナはいつものような笑みを浮かべて、大きく頷いた。



 軽くリメイクのつもりが難産になってしまいました。
 体調崩したりしたのもあるのですが…

 まず、シグルトが結構経済的知識を持ってる点ですが、以後の布石です。
 シグルトは腹黒姫と呼ばれた人物から貴族として必要な帝王学を学んでいます。彼が異様に経済面の知識があるのはそのためです。
 王姉であった腹黒姫はシグルトが故郷にいた頃の後見をしていた人物で、先祖返りの白エルフなのですが、権謀術数に長けた賢者でもありました。外伝では出してるのですが、彼女はいずれ本編にも登場させたいと思っています。

 関税に関してですが、中世では一般人の計算能力と識字力があまりに悪かったため、難しい法税法の普及はまず無理だったと私は考えます。おそらく過去にも優れた経済概念を生み出した先達はいたでしょうが、危険な考えとして記録事消し去られた…あるいは先進的過ぎて普及せず単なる失敗で終わった、とか実際にあるかもしれません。
 なろう小説的にある天才的な人物がタイムスリップして現代チートで難しい執政を行って即座に国を立て直すのは、おそらくかなり難しいです。なろう小説では大抵は「すごい先進的で優秀なパトロン」がつくか「盲目的に従順な副官や部下」が登場する幸運もプラスしていることが多いですし。
 たぶん識字率が低く野蛮なヨーロッパ中世風の世界では、効率的で複雑な経済発展を行おうとしても、既得権益と複雑なことが理解できない平民のせいで失敗する可能性が高いでしょう。
 保守性と無知と倫理性の低さから、現代の高度な経済のやり方を普及しようとすれば、「行おうとするといぶかしがって反対され」て「執行しても難しいし理解できない」と言われて「失策」扱いされ、「反乱や暗殺、不正をすぐにされ、失敗として上げ脚を取られる」という悪循環になるのではないでしょうか。
 国債の発行などしようものなら狡猾である程度知識がある他国にそれを買い占められて経済破綻し(国債なんて高度な借金をやれるのは優れた国家間の通商条約や規約、経済観念あってのものです)、国を乗っ取られる可能性などもあるでしょうね。
 我々の文明と経済がここまで発展してきたのは、先達が思想や倫理というものを掲げて血で血を洗う抗争を経て達成した近代化のおかげとも言えます。
 シグルトが言ってる経済論は、試行錯誤を現在進行形でやって苦労してる官吏が至った現実論とでも申しましょうか。

 私はなろう小説大好きなのですが、最近では「経済チートは創作だからできるファンタジー(幻想)ではあるなぁ」としみじみ感じます。
 古いものを壊して新しいことを行う【革命】という言葉がありますが、フランス革命は歴史的な近代化の象徴とされる陰で、暴力的脅迫行為である【テロ】という言葉のルーツになったなんて事実もありますしね。(革命後に行われた恐怖的暴力的な行為がテロル…テロリズムという言葉のルーツです)
 
 さて、今回は護衛の依頼ということでした。
 ルートはリューンからアレトゥーザという、実際の依頼とは逆にしてあります。依頼終了後にシナリオを終わらせなければアレトゥーザに戻れますしね。
 この辺はほかのクロスの方を意識してのものです。タイムテーブル的にも都合がいいですし、護衛依頼は拘束される機関の行動が限られますから。

 アレトゥーザのデオタトの依頼の言うこのサブシナリオは、2種類の選択肢を選ぶことができます。
 戦闘のあるルートと堅実に道が復旧するまで待つルートですね。
 報酬も変わってくるのですが、堅実なルート(襲撃が無い)方が冒険は無い代わりに若干報酬が上がります。私は堅実ルートを選ぶのが優秀な冒険者だと思います。
 ただ、堅実ルートは報酬が多いだけですぐに終わってしまうので、私のリプレイではルートを逆にし「レベッカが違うルートを見つけて無事に早く到着した」という描写にしてあります。
 護衛という任務は依頼主を危険にさらさず守るのが王道。ルートを選べるのであれば、冒険者はより安全である方を選択するべきでしょう。カードワースの仕様も戦闘をできるだけ回避するのが正しい(初期のエンジンのように敵を倒しても報酬が得られないですし)様子ですし。
 旧街道ルートでは盗賊が登場しますが、アレトゥーザを始める時に得られるデオタトの情報から、「元々は時間がかかった」街道ですし、危険な上にたいして時間も変わらないでしょう。使われなくなった街道は踏み慣らされなくなりますから荒れますし、人通りが少ないほど協力して対応されないため野盗が仕事をしやすく、距離がある=野盗の潜伏場所が多い…といったリスクが予想できます。新しい街道は、距離が短いことで襲われるリスクも少なくなっているわけです。
 デオタトのような行商は荷が多ければ襲われる可能性が高まる上に逃げ延びる速度も遅くなるでしょうから、多少高くついても護衛を雇うべきなのです。道中馬車の車軸が折れてしまったり泥濘にはまってしまったなら、抜け出すために力も必要です。護衛はこういったちょっとしたサービスも含めて雇われるものです。護衛外のサービスを怠れば「しわい冒険者」として次の依頼で雇ってもらえる可能性が減りますし、冒険者側も馬車に乗せてもらえるなどの特典があるので、持ちつ持たれつなのです。
 商人側は何度も護衛を雇う必要がありますから冒険者側にフレンドリーで報酬にもいくらか色を付けるものですし、冒険者側も定期的に得られる仕事や商人とのコネクションは役立つため、ケチで強欲な商人は依頼を受けてくれる冒険者が減るでしょう。後のことを考えない者は「プロ意識の欠落」とされてもしかたありません。
 現代のリストラやブラック企業の在り方で「報酬をとにかくケチる商人」を思い浮かべるかもしれませんが、賄賂や不正が多かった時代ほど「義理と人情」も厚かった可能性が高いです。相互扶助しないと、厳しい時代にはお互いが損をするはずなのです。まぁ、だからこそ、そこに登場する「悪徳冒険者」や「ケチな商人」はインパクトがあって印象的でもあるのですが。

 なお、一週間の拘束があって銀貨300枚というのは安い意味で破格です。
 普通は倍ぐらい、道中の宿場などで宿泊費・食費・関税などが発生するので、護衛の依頼ではそれらを雇い主が払ってくれるかも交渉材料になりますね。これらの「雑費+同行」で儲けがほとんど無い依頼も結構あって、冒険者側は「移動のついでに関税の支払いなどを頼んでしまう」パターンもあるでしょう。
 冒険者って儲からないですね!

 今回、“風を駆る者たち”について情報が出てきました。
 “風を駆る者たち”は、古参の常連さんならおそらく知っている、Martさんの旧ブログで連載していたリプレイです。
 うちのリプレイの原点とも言えるものです。
 現在アのリプレイは公開中止になっているので、初めての人にも分かるように紹介しながら、絡ませていきたいと思っています。

 
 さて、今回のお財布事情ですが…
 
◇シナリオ
・『碧海の都アレトゥーザ』(Martさん)
 デオタトの依頼(+400SP)
 ラムーナ修行中(-600SP)
 
◇現在の所持金 1117SP◇(4桁維持)


 〈著作情報〉2018年04月10日現在
 カードワースはgroupAskに著作権があり、カードワースの管理、バージョンアップ、オフィシャルな情報等はgroupAsk official fansiteにて、カードワース愛護協会の皆さんがなさっています。

 このリプレイは各シナリオをプレイした上で、その結果を小説風リプレイとしてY2つが書いたものです。
 書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。

 リプレイ環境であるCardWirthPy Rebootは2017年11月1日リリースされたCardWirthPy 2.2 - CWXEditor同梱版に拙作のカードワースダッシュStandard Editionを使ったスキンを作成してプレイしているものです。
 CardWirthPy Rebootは同名の開発サイト
 ( https://bitbucket.org/k4nagatsuki/cardwirthpy-reboot/wiki/Home )で配布されています。
 カードワースダッシュStandard Editionはこのブログのリンクから行ける、Y字の交差路別院にて配布しています。
 エンジンと付属物の著作権・開発状況・その他の情報は各配布元を御参照ください。

 【CW:リプレイ】、【CW:リプレイ、R】、【CW:リプレイ2】、【CWPyDS:リプレイ】等で書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。
 また私がお預かりしているMartさんの“風を駆る者たち”リプレイの記事を参考にした内容は、それぞれのシナリオそのものの著作権はそれそれの作者さんにあり、参照記事はMartさんに著作権があります。
 御了承下さい。

 リプレイ中に使われる内容には、各シナリオで手に入れたスキルやアイテム、各シナリオに関連した情報等が扱われることがあります。
 それらの著作権は、それぞれのシナリオの作者さんにあります。
 またカード絵等の素材に関しては、シナリオ付属の著作情報等を参考にして下さい。

 『碧海の都アレトゥーザ』はMartさんのシナリオです。現時点でVectorにて配布されています。
 シナリオの著作権は、Martさんにあります。
 このリプレイの時のバージョンはVer1.22です。
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