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『Guillotine』

2018.05.18(23:54) 446

 このシナリオは15禁です。
 
 このリプレイも基準に従って15歳未満は閲覧禁止とさせて頂きます。
 
 グロテスクでダークな描写があります。
 憂鬱になりそうな内容もあります。
 
 条件を満たす方で、続きを読む場合は、各自の責任でお読み下さいね。

 ざあざあと、雨が降っていた。
 
 ぬかるんだ泥を枕にする、居心地の悪さ。
 耳に少し入った水のせいで、雨音が遠い。
 
 体温とともに抜けていく命。
 浸かった雨水を染める、紅い色。
 
 生臭い泥の臭いと、嗅ぎ慣れた鉄の臭い。
 
(あ~あ、ドジったわねぇ…)
 
 レベッカは空を見上げながら、つまらなそうに苦笑し、少し雨に咽て咳込んだ。
 
(骨は折れなかったみたいだけど、打撲が、酷ぇわ。
 
 こりゃ、死ぬかな…)
 
 全身が痺れて動けない。
 
(あん野郎の首、掻き切ってやったはいいけど、この盗賊レベッカ様が崖から落ちるなんてさ。
 
 周りは街道から外れた山ん中。
 雨の音が凄いし、こりゃ、助け呼ぶのは無駄よねぇ…)
 
 死ぬ前にもっと美味い酒でも飲んでおけばよかったと、呟くつもりだった。
 口から漏れるのは、かすれた呼吸音だけ。
 
 唇の窪みに溜まった雨粒が、呼吸に弾かれて濁った下品な音を奏でた。
 

 半日前、レベッカはとある商人と共にいた。
 
 普通の商人ではない。
 盗賊ギルドに関わる闇商人で、レベッカの知る盗賊の名を出して彼女に仕事を手伝うよう求めてきた。
 
 レベッカは、きな臭い予感からその仕事を断った。
 案の定、商人が持ちかけた仕事は、密輸の手伝い。
 しかも、禁制の薬物や盗品を、である。
 
 商人は執拗にレベッカに仕事を手伝うよう求め、最後には従わないとレベッカの過去を仲間にばらすと言った。
 
 仕方ないと言って、レベッカは依頼を受けた。
 依頼人の寝首を掻くつもりで。
 
 その昔レベッカは短期間だが、暗殺者をしていたことがある。
 身体で男を誘惑し、殺す仕事だ。
 当時のことを思い出すだけで、反吐が出そうになる。
 
 普通の娘が友達と男のことを頬を赤らめる年頃、レベッカは純潔を失った日を思い出せなくなるような毒婦だった。
 いつも、そのまま自分が朽ちて行きそうな日々を過ごしていた。
 そんな時に、姐貴分だった同じ仕事をしていた暗殺者が救い出してくれた。
 
 そんな仕事をさせる場所は、同じ盗賊たちによって跡形も無く消され、レベッカはその姐貴分に厄介になってまっとうな冒険者になった。
 
 もう忘れようとしていた、汚れた過去をちらつかせて脅す。
 
 後ろ暗い部分を隠すのは、盗賊などという職業をしていれば誰しも通る道。
 裏の社会で恐喝を交渉手段とするのは当たり前のことだが…それでも内容によって盗賊同士では禁忌である。
 それをやった瞬間、盗賊たちはやった奴を殺されて当然だと認識する。
 
 特に、〈雌蟷螂(男を誘って殺す暗殺者)〉と〈女郎蜘蛛(娼婦の振りをして男を殺す、娼館とセットになった暗殺者)〉といった汚れ役であったことの過去を暴き立てることは、禁忌中の禁忌だった。
 レベッカの所属する盗賊ギルドではそのような歴史は闇に葬りたいし、その仕事をしていた者たちは、身も心も大きな傷を負った者が多い。
 やっと蓋をした臭いものを、これ見よがしに暴き立てる…許されることでは無い。
  
 仲間意識が強く、秘密を守るのが盗賊だ。
 盗賊の秘密を知る仲間は、黙るか隠す。
 特に、強制的に汚い仕事で仲間に貢献していたのであれば。
 
 秘密を知って、しかもそれで脅す奴は何度でも同じネタを使う。
 一度脅されたら、脅迫者は信用せずにを消すべきである。
 その件に手は貸さなくとも、皆その殺しを黙るのが盗賊なりのマナーだった。
 
 最悪なことに、闇商人はレベッカの仲間の名前も出して脅した。
 それはレベッカの逆鱗であった。
 
 闇商人はレベッカに懸想していた。
 その商才、美貌、隙の無さ。
 
 だから自分のものになれと言いより、レベッカが言うことを聞かないと知って数人の男で囲み、返り討ちにあった。
 
 レベッカは雨を利用し、敵の男たちを次々に罠にはめ、最後に泣き喚いていた商人の喉を裂いた。
 頸部を掻く感触は、昔に馴染んだもの。
 肥満気味の商人の肉は柔らかく、脂ぎって切り難かった。
 
 だが、商人の取り巻きの1人が生きていて反撃してきた。
 殺し損ねていたのは痛恨のミスだった。
 
 レベッカはその男の喉笛に短剣を突き立てたが、倒れてくるその男の体重で道が崩れてしまった。
 先には切り立った崖。
 レベッカも巻き込まれた。
 
 咄嗟に男を踏み台に崖に取りつこうとしたが、雨はレベッカの手を滑らせた。
 おそらく、登攀の名手でも成功できないほど悪天候。
 岩壁は、レベッカの付けた革の手袋を裂き、肌を摩擦し、指先を弾き返した。
 
 落ちながら、岩を蹴り一緒に落ちた男を掴んでクッションに使う。
 でも、全身打撲。
 さらには、男の持っていた剣で脇腹を切られていた。
 
 転がるように受け身を取ったが、崖下の盛り上がった土砂に叩きつけられ、全身が痺れ軋んだ。
 
 結果は虫の息。
 
(あ~、だるいなぁ。
 
 死ぬのって、こんな感じなのかな。
 せっかく、これから上手くいきそうだったのに、ねぇ。
 
 シグルトたち、やっぱり心配して、探してくれるかしら?
 ラムーナやロマンは泣いてくれるかな?
 スピッキオの爺さんに、天国云々って祈られるのは、嫌だなぁ。
 
 でも、このままじゃ、虫か野犬に死体を食われて糞になるのがオチよねぇ…)
 
 雨水を通してぼやける空は、とても暗かった。
 
(あん時も、雨、降ってたなぁ…
 
 あれって、何年前だっけ?)
 
 レベッカの脳裏に、過去の光景が過ぎる。
 
 転がって動かない骸が2つ。
 死んだのは両親。
 
 優しかった両親は、大地に身体を横たえたまま、いくら揺すっても起きなかった。
 揺する度に、びちゃびちゃと飛び散っていたのは、どちらの脳漿で、どちらの髄液で、どちらの鮮血だったのだろうか。
 
(あはは、死んでりゃ、起きるわけ無いのにねぇ。
 
 あん時は、馬車の中で聞かせてもらってた、お伽話の続きが知りたくて…
 どんな話か、忘れちゃったな…)
 
 だんだん雨の音が聞こえなくなる。
 死が近づいてくる。
 
(…預かってるお金、渡せなかったな。
 
 私、らし…くもな…)
 
 奈落に落ちて行くように、意識が闇に沈んで行く。
 それは少し怖くて、とても甘美な微睡(まどろみ)だった。
 
 薄れる意識の中で、レベッカは仲間たちの顔を思い出し、少しだけ悲しくなる。
 
 彼女の意識はそこで途切れた。
 
 
 死の抱擁はまるで揺り籠の様だ。
 苦しみ抜いて死ぬ、その先には安楽がある。
 〈死を受け入れる者〉にしか与えられない極上の最後。
 
 得体の知れない死の先を、人の多くは恐怖する。
 あるいは死の離別を恐れる者。
 
 死の克服こそが宗教の最重要課題であり、その先を想い願うことから宗教は生まれる。
 そう考える神学者もいる。
 
 レベッカにとって死はどうでもいいことであった。
 特に自分の死は。
 
 暗殺者をしたこともあるレベッカは、死というものをもたらす存在だった。
 殺すことに慣れなければ心が壊れる世界にいた彼女は、やがて殺す時にはどうすべきか考え、答えを出した。
 せめて苦しまずに殺そうと。
 
 自分の死には実感がない。
 己は奪う存在で、失敗したら死ぬし、復讐されても死ぬ。
 
 冒険者になってからも、シグルトたちと組むまで、レベッカはいつも刹那的な考えをしていた。
 
 適当に仕事をして、儲けた金で遊んで、また仕事をする。
 自分がいかに孤独だったか、気がついたのは仲間を得てからだ。
 
 頼る安堵感、頼られる優越感…思っていたよりも楽しい感覚だった。
 
 失いそうになってから、初めて惜しいと感じられる。
 でも、同時にレベッカは失うことに慣れていた。
 
 両親を失った時、師を失った時、仕事を失った時…
 過去にあったたくさんの喪失は、レベッカの内面を消極的で無気力にさせていったのだ。
 
 自分の命もまた、レベッカにとっては惜しくなかった。
 
 レベッカが惜しいと思ったのは自身の命よりも、得たばかりの仲間たちと、彼らと過ごす時間だった。
 
 
 水底から浮上するような感覚。
 目蓋の向こうに透けて見えるどんよりとした光。
 
 そしてレベッカの覚醒は訪れた。
 
 途端に全身が軋む。
 硬直して、思わず吸い込んだ空気は黴臭かった。
 
 咳込んで、さらに全身に走る激痛にチカチカと目の奥で星が弾けた。
 耳鳴りでこめかみが抜けそうと感じると、全身ががくがくと震え、ゆっくりゆっくりなんとか呼吸する。
 やはり空気が黴臭い。
 
「…こ、こは?」
 
 崖から落ちた時に比べ、かすれる程度には声が出た。
 部屋は薄暗く、目を開けてもそれほど眩しくなかった。
 
 改めて状況を確認し、レベッカは粗末な寝床に横たわっていることを自覚した。
 荒い麦穂を敷き詰めた、粗末な寝床。
 
 身体には包帯というにはあまりに汚い布と、木の葉の湿布。
 生臭い体臭と一緒に、ツンとした薬草の刺激臭、そして薄暗い部屋の埃っぽさ。
 
(うわ、臭いわね。
 
 身体を洗いたいけど…まだ動けないか)
 
 レベッカの身体は、まだ痺れて動けない。
 
(…この身体の具合、だいたい3日寝てたってところかしら)
 
 冷静に自身の体調を確認し、動く個所を確かめていく。
 
 左手は動く。
 右手は肘の先が重い。
 
 下半身ははっきり感覚が掴めないが、石でも乗っている不自由な感じだ。
 
 上半身は感覚がある。
 
 嗅覚は正常だから、味覚もおそらく大丈夫だ。
 
 眼はどこか焦点が合わないが、部屋が暗いせいもある。
 睫に張り付いた眼脂を拭けば、きっとまともに見えるだろう。
 
 耳はよく聞こえない。
 雨水が入ったせいだ。
 中耳炎になってなければよいが、と思う。
 
 全身に痛みがあるから、感覚は一通り無事だ。
 
 五体の無事と神経や組織の挙動をざっと確認し終えたレベッカは、そのまま寝ることにした。
 無理に動いたところで、体力を損なうだけだろう。
 
(本当に3日食べてないなら、いい減量よね~
 お腹の肉が気になってたし。
 
 でも、急に痩せると、胸は縮むし皮膚は弛むし、困るのよねぇ…)
 
 場違いなことを考えながらも、レベッカは今生きていることに、少しだけほっとしていた。
 
 
 次の覚醒は、人の気配によってもたらされた。
 立てつけの悪い扉が開く音。
 
 目を空けると、みすぼらしい格好の女性が、驚愕に静止した表情でレベッカを見下ろしていた。
 
 彼女の目を見つめ、レベッカが「貴女は誰」と尋ねると、女性は持っていた水桶を落としてしまう。
 水桶と一緒に、薄汚れた襤褸布が、こぼれた水の上を滑った。
 赤黒いそれは血と膿の染みだろうか。
 レベッカは、それが自分を拭ったものだとすぐに気がついた。
 
 声がまともに出ないので、有難う、と口を動かして女性に微笑む。
 ひきつったようなそれを見て、女性は「よかった」と繰り返し、泣いていた。
 
 痩せた女性の肩が嗚咽に震えるのを見ながら、レベッカは彼女が敵でなくて安心していた。
 
 
 レベッカの身体を拭きながら、女性は今までの経緯を話してくれた。
 
 女性の話では、レベッカは泥に埋もれかけていたそうで、瀕死の状態だったという。
 そのあたりの土が粘土質で軟らかく、不潔な土でなかったのも幸運だった。
 周囲にはもう一人の男の死体があり、そちらは心臓を刺され、身体がねじ切れて死んでいたそうだ。
 近くには一本の折れた剣があり、それが光っていたので不審に思って調べ、レベッカを見つけられたらしい。
 
 レベッカをなんとか村はずれにあるこの家に運び、それから3回夜が明けたと言うから、レベッカの推測は大体正しかったということだ。
 
 女性はとても嬉しそうに、甲斐甲斐しくレベッカの世話をしてくれた。
 
 
 数日過ごすうちに、レベッカは話が可能なほどに回復していた。
 
 話をしながら知ったことは、助けてくれた女性には名前が無いことだった。
 この女性は、どこか普通の人間と違っていた。
 みすぼらしいことでは無い。
 異常に思えるぐらい、献身的なのだ。
 
 レベッカが世話になりながら与えてもらったのは、野草や茸を煮込んだだけの塩味すらろくに無いスープだけ。
 でも、それが女性にとっても大切な少ない食料であることはすぐに分かった。
 一緒に食べる痩せた女性の皿には、一口分のそれしかなかった。
 
 見かねたレベッカは、自分の荷物を探してこさせ、砂糖や塩、干した肉や果物を一緒に食べることにする。
 女性は、レベッカの差し出したものを進められておっかなびっくり食べ、多めに使った塩の辛さや砂糖の甘さに驚いていた。
 
 一週間女性と過ごすうち、レベッカはこの女性がとても貧しい村に住み、偏った倫理観を教えられて育てられたことが分かった。
 女性はあまりに謙虚で誠実で、その献身的な態度は度が過ぎているのだ。
 善人というよりも、世間知らずで疑うという行為すら知らなかった。
 
 レベッカは女性と過ごすうちに、居心地の悪ささえ感じ始めていた。
 
 
 劣悪な環境だったが、レベッカは所持した食料や薬品を用い、ひたすら回復に努めた。
 
 打撲が主だったので、最初の3日気絶していたうちに、打ち身による内出血は止まり、回復に向かっていた。
 助けてくれた女性が、献身的に看護してくれたおかげだろう。
 
 後は患部の血行を早くするために、適度にマッサージやリハビリとなる筋肉トレーニングをし、失った血液を補うための薬草と食べ物を摂取する。
 
 盗賊は時に潜伏するために、極限状態を耐え抜く場合もある。
 レベッカは、傷や毒の治療、生存術は応急処置も含め、師から徹底的に叩き込まれていた。
 
 問題は脇腹に受けた刀傷で、泥に埋もれるという不衛生な環境にあったためか、意識が回復した頃から熱が出た。
 しかし、レベッカは黴(かび)から生成されたという稀少な粉薬を所持しており、破傷風や敗血症として悪化することを防ぐことができた。
 この方法は病気や傷の治療法について博識だったシグルトが教えてくれたもので、薬は消毒用の木タールとともに全員が所持している。
 シグルトは黴やある種の魚醤、発酵食品などに含まれる天然の抗生物質に関する知識を習得していた。出所は賢者でもある医師アフマドだ。
 ロマンすら知らなかった高等知識である。
 
 破傷風や敗血症は、どちらも傷口から細菌が感染すると起こることが多い病気だ。
 冒険者では、負傷からこれらの病気を発病して死に到るケースが多く、その死亡率も群を抜いている。
 他にも古釘を踏み抜いたり、獣の爪や牙による感染症で死ぬことが多い。
 シグルトの伝えた治療法は、そういったものにとても効果的だった。

 粉薬は特殊なもので、特殊な環境で培養した黴が大量に必要になるため、知り合いが作って分けてくれたものしかないという話であるが。
 薬の接種法はとても特殊で、経口接種よりも注入針で肉体に打ち込む方が効果的だという。
 その手の道具を所持していたのが、元暗殺者のレベッカだけであったのも幸運だった。
 酒の肴に聞き知っていた怪しげな治療法を行っておくと熱は割合早く下がり、驚くほど傷が膿まない。
 
 シグルトは、できるならきちんとした解毒剤や、解毒の魔法あるいは秘蹟で確実に治療するように、と釘も刺している。
 
〝この薬による治療法は、人によっては合わない場合もある。
 手段が全く無い場合に、使うようにな。
 
 あとやるならば、注入針をよく煮沸してから薬を適量使い、迅速に行わないと手遅れになるぞ…〟
 
 神秘的な瞳のリーダーを思い出し、彼の知識で命拾いをしたレベッカは、仲間の有難さを噛みしめていた。
 
 
 次の日のこと。
 いつものように手足の動きを確認していたレベッカは、隣の家から聞こえる喧噪の声に、眉をしかめた。
 
 それは2人の女性の声。
 
「どうしてこの子がっ!!!」
 
 半狂乱なのは、少し年を経た低い女性の声。
 
「平等に選ばれたのです。
 仕方がありません。
 
 悲しみが募る前に、済ませてしまいましょう」
 
 諭すような声は、やや高い、でもとても大人びた声。
 
「どうか、私を代わりに…」
 
 泣きながら縋るような、低い女の声。
 だが、それを優しくしかし完全に、大人びた女性の声が遮った。
 
「それはできません。
 
 私たちは〈平等〉に生きているからこそ、このように平和に暮らしているのですよ。
 
 貴女も御存じでしょう?
 
 私たちの村は貧しい。
 これ以上人が増えると、どうなりますか?
 
 食糧が足りなくなり、住むべき土地や場所も無くなってしまいます。
 
 そうして、また争いが起こるでしょう。
 
 私たちは、もうそのような争いを起こさないように、この村を作った…
 同じ過ちは繰り返さないように。
 
 そうでしょう?」
 
 そして、静寂。
 女性の嗚咽と、子供の声。
 
 子供の声は徐々に遠ざかっていった。
 
 レベッカは、肩を落とし、そして次の瞬間には滑るように部屋を後にしていた。
 
 
 レベッカの技術をもってすれば、他人に気付かれずに子供の声を追うことは簡単だった。
 同時に、レベッカはこの村がいかに困窮しているか肌で感じていた。
 
 まるで家畜小屋のような、隙間だらけの小屋ばかり。
 見かける人間たちの瞳には、現状を受け入れる達観と、諦め。
 
 レベッカは気分を悪くしながらも、数人の男たちに連れられた少女…先ほどの子供の声の主…の後を追った。
 
 やがて、子供は村の広場に引き出される。
 そこにあったのは…断頭台であった。
 
 広場にはすすり泣く女の声。
 きっと少女の母親、つまりは先ほど半狂乱になっていた女だろう。
 
 周りに他の人はいない。
 
 処刑の時は、あっけなく訪れた。
 
 少女の首は、置かれていた籠の中に、物悲しい音をたてて転がり落ちる。
 静かで、だが理不尽な死であった。
 
 断頭台の刃に張り付いた少女の鮮血は、意外にもさらさらしていて、刃を滑って籠の中の少女の首に滴った。
 目を閉じた少女の睫や頬に、数滴かかった血。
 まるで、涙のようだった。
 
 レベッカは一度だけ眉をしかめ、その場を素早く立ち去った。
 
 
 その夜、粗末な食事をしながらレベッカはそれとなく助けてくれた女性に、今日の処刑のことを聞いた。
 
 女性は静かに言った。
 「この村は平和です」と。
 
「確かに、この村は貧しいです。
 
 でも、強欲な領主はいませんし、皆〈平等〉なんです。
 すべてが厳しくても、〈平等〉に成り立っています」
 
 女性の言葉には、やはり諦め。
 
「じゃあ、あの広場のデカブツも、その〈平等〉に必要な道具なわけね?」
 
 女性は少し躊躇うと、ぽつぽつと語りだした。
 
「…この村は住人の数が決まっているのです。
 
 一人増えたら、一人が死なねばなりません。
 だれが死ぬかは、〈平等〉に選ばれるのです。
 
 断頭台は、平和の象徴なのです。
 
 あの大きな刃によって、どんな悪人も善人も、すべて等しく〈死ぬ〉ことが出来るのですから」
 
 レベッカは、ここで一番疑問に思っていたことを口にした。
 
「なら、私は?
 
 外からやってきた私は、増えたうちに入らないの?」
 
 口籠る女性。
 そして、吐き出すように言う。
 
「貴女のことは、内緒です…
 
 どうなるかは、分かりません。
 傷が治ったら、この村を出た方が良いです。
 
 だれにも見つからないうちに」
 
 厳しい戒律の中で、女性はレベッカを救ってくれた。
 それが分かっていたから、否応は無い。
 
「そう…そうね」
 
 レベッカは頷いた。
 
 
 翌朝、レベッカは隠れてこの村を後にするつもりだった。
 
 しかし、助けてくれた女性が数人の男たちに捕まり、詰問されている。
 レベッカの血のついた、薄汚い布を突き付けられて。
 
 ことが完全に露見していた。
 
 掟を破った女性に、周囲の者の目は冷たかった。
 中には唾を吐きかける者もいる。
 
 レベッカを救ってくれた女性は、ただ項垂れているだけだった。
 
「困ったことをしてくれましたね…
 
 この罰がどんなものか、分かっていますね?」
 
 疲れたように語りかけているのは、昨日殺された子の母親を説得していた、大人びた女性の声。
 見れば、白い法衣に身を包んだ魔術師風の女だった。
 よく聞くと、その女性は〈村長〉と呼ばれている。
 
「…処刑の準備を」
 
 引き立てられる女性。
 
 〈村長〉と呼ばれた女性は、場を離れると、村では比較的大きな小屋に入って行った。
 
 レベッカはその後を追った。
 
 
 〈村長〉と呼ばれた女性の前にレベッカが姿を見せると、彼女は驚いた様子もなくレベッカを自室に迎え入れた。
 
「私の要求は、シンプルよ。
 
 あの人を助けてくれないかしら?
 私は部外者としてこの村を去るわ。
 
 この私は掟の外の存在よね?」
 
 〈村長〉は首を横に振った。
 
「貴女は、村の掟の外のこと。
 
 去って頂いて結構です。
 殺す気もありません。
 
 それに、見たところ貴女は冒険者のようですね?
 侮って手を出せば、私たちが火傷をするだけでしょう。
 
 でも、村の掟を破った彼女は別です。
 罰せねば、村の秩序を乱すことになるでしょう。
 
 この村に〈特別〉はあってはならないのです」
 
 うっすらと乾いた笑みを浮かべた〈村長〉は、そこまで言うと、1つ袋を取り出してレベッカの前に置いた。
 ずしりとした重い金属の音。
 
「これは銀貨です。
 
 五百枚あります。
 他の世界から隔絶したこの村には、必要のない物。
 
 もし貴女が外で、この村のことを口外しないと約束して下さるなら、差し上げます。
 
 貴女は、この村を出てすべてを忘れるだけ。
 それだけで、お金が手に入る。
 
 どうでしょう?」
 
 それは取引だった。
 
 レベッカはにやりと笑い、その銀貨の袋を指で弾く。
 
「…お断りね。
 
 恩人を金で売る、なんてのは反吐がでるわ。
 冒険者ってのはね…命の借りは大切にするものよ」
 
 〈村長〉は、期待が外れたという風に、小さく呻いた。
 そして、観念したように語り始める。
 この村の生い立ちを…
 
 
 この村は、かつては〈村長〉…魔術師が一人で住んでいた土地だった。
 
 魔術師はとある禁を犯した。
 それは魔術師学連においては最大級の、禁忌。
 人の創造である。
 
 現存する人と、何ら変わらない彼ら。
 魔術師は、次第に自分が神になったような錯覚を覚えた。
 
 環境はそれら人造人間の繁栄を許さなかった。
 貧相なこの土地に住むことができる人数など、たかが知れていたからだ。
 
 次第に作られた人間たちの心は荒廃し、略奪や殺人が起きるようになった。
 
 その時になって、魔術師は焦った。
 自分が創造したかったものは何か、と。
 これでは獣と変わらないではないか。
 
 彼女は、人間らしい人間を創りたかったのだ。
 
 では、人間らしい人間とは何か?
 
 その時、魔術師は自分も神などでは無く、一人の人間であると気がついた。
 
 たどり着いた結論は…人間もまた自然の数に従う、ということだった。
 
 自然は〈平等〉で厳しい。
 自分たちもそうして生きていこうと決めたのだ、と。
 
 レベッカは、次第に熱をこめて語る〈村長〉をつまらなそうに眺めていた。
 〈村長〉が〈平等〉を口にする度、唇の端を歪める。
 嘲るように。
 
「あんたの言い分は分かったわ。
 
 私は、助けてくれた人の意見が聞いてみたいの。
 それで決めるわ。
 
 いいわよね?」
 
 〈村長〉は、それが良いだろうと溜息を吐いた。
 
 
 先日の広場。
 
 その断頭台の刃はよく磨かれて、あの時殺された少女の血の痕跡は無い。
 まるで、次の処刑のために清められたと言わんばかりだ。
 
 断頭台を前に、レベッカを救ってくれた女性は黙って立っていた。
 
 彼女の罪は重い。
 余所者を無断で助け、村の人口を1人増やした彼女の罪は、彼女が1人死ぬことで贖うのだ。
 
「1つ聞かせて。
 
 貴女は、これでよかったのかしら?」
 
 近づいて問うたレベッカに、女性はただ諦めたように笑みを浮かべるだけだった。
 それが女性の応えだ。
 
 決意して、自分の足で断頭台に向かおうとする女性。
 
 レベッカは、彼女の身体を後ろからそっと抱きしめた。
 
「これだけは言わせて。
 
 助けてくれて有難う。
 
 私は死ぬわけにはいかなかった。
 貴女は、そんな私を助けて、代わりに死んで行く。
 
 貴女の死は〈無駄〉にしないわ」
 
 抱きしめるレベッカは、まるで聖女のようだった。
 
 女性は穏やかな、救われたような顔になって涙を一滴流す。
 そしてレベッカの腕をふりほどき、ゆっくりと断頭台の階段を登って行った。
 
 軋む音を立てて刃が落ちた時、彼女の首は当たり前のように、籠の中に落ちる。
 その首は、誇らしげに微笑んでいた。
 
 見下ろすレベッカは、肩を落として呟く。
 
「…言い忘れたんだけどさ。
 
 貴女の死に方って、この村の中でも〈特別〉よね。
 
 〈平等〉な死なんて、あるわけないのよ」
 
 そう呟いたレベッカは、女性の首から髪の毛を少しだけ切り取る。
 血を吸ったそれは、この村の劣悪な環境に耐えてきた時間を証明する様に、ちょっとだけごわごわとしていた。
 
 髪の毛を布に包んでしまうと、レベッカは〈村長〉の元に向かった。
 
 
「では、本当にこの村のことを?」
 
 〈村長〉は、戻って来たレベッカが「村のことは黙っている」と言ったので、御機嫌だった。
 そして、断るレベッカに押しつけるように銀貨の袋を渡す。
 
「ええ、喋らないわ。
 
 確認するけど、この村のことを黙っていれば好いのよね?」
 
 〈村長〉は満足気に頷く。
 
 レベッカは銀貨の袋を受け取ると、背を向けようとし、不意に思い出したように〈村長〉を見る。
 
「そういえば、気になったんだけど、貴女は処刑の対象にはならないの?」
 
 レベッカの問いに、〈村長〉は小首を傾げた。
 
「私がこの村を作ったのです。
 
 私が死んでは、管理するものがいなくなってしまうでしょう。
 秩序を維持するには、裁き管理する者が必要なのですよ」
 
 村長の言葉に口端を歪め、レベッカはわざとらしくにんまり笑った。
 
「なるほど、管理者…ねぇ」
 
 レベッカは窓から外を眺め、骨と皮ばかりの姿で無邪気に遊ぶ子供を見る。
 
「貴女は、〈平等〉を謳うくせに、自分はこの〈箱庭〉の中に入らないのね…」
 
 嘲るようにくっく、と笑う。
 
「…何が言いたいのですか?!」
 
 不機嫌そうな顔になった〈村長〉に、レベッカは外で遊ぶ子供を指差した。
 
「昨日、子供が処刑されたわよね?
 
 子供の生きた時間は、他の人間と〈平等〉だった?
 子供の味わった幸せは、他の人間と〈平等〉だった?
 
 子供の細い首は、切られるとき、太い大人のそれと同じように切られたのかしら?
  
 私を助けてくれた人は、安らかな顔で死んでいったわ。
 彼女のように死を嘆かなかった人はいたのかしら?
 
 考えれば分かることよ。
 
 死の価値や意味を決めるのは、結局それを受け入れる者次第。
 死が〈平等〉なんて奇麗ごと、誰かさんが決めた基準でしかない。

 冒険者やってれば、〈自然の摂理〉ってのは、端(はした)の弱い生き物からぶっ殺す、不条理・不平等・弱肉強食…〈自然淘汰〉との凌ぎ合いだって思い知るの。
 
 貴女は、〈自然〉だの〈節理〉だのを当てはめて、この〈箱庭〉で遊んでいるだけ。
 そんな世知辛い職業やってるとさ、御大層な〈平等〉だって、貴女の自己満足と、村人を間引くためにこじつけられた口実としか思えないわよ。
 
 貧しさ故に起きた苦しみだったら、貴女は間引くより豊かにすることを考えるべきではないの?

 〈一人の人間であると気がついた〉って、さっき言ってたわよね?
 それは貴女自身が感じた主観でしょう?
 
 生きることより死ぬことに慣れている、この村の民は本当に人間かしら?
 人を生かすより、殺して〈箱庭〉を維持しようとする貴女は本当に人間らしいといえるのかしら?

 〈生きる方〉に比重を置き、〈生かす方〉に煩悶するのが、〈生きとし生けるもの〉である人間らしいと私は思うわ。
 どっかの神様が人間に言ったそうよ…"産めよ、増えよ、地に満ちよ!"だったかしら?
 わざわざ数を削るとか、私の大嫌いな坊主が奉ってるその神様より随分とけち臭いのね。
 
 自分が〈箱庭〉の外にいるくせに、よくも〈一人の人間〉なんて言えたものだわ。
 私はときどき嘘を吐くこともあるけど、そこまで面の皮の厚い御大言は恥ずかしくて口にできないっての」
 
 〈村長〉が、ヒステリックに何か喚いていたが、レベッカは軽く手を振って、後は振り向かずに小屋を出る。
 外で遊んでいる子供たちの横を通る時に、囁くように言った。
 
「私が出て行くから、この村は1人減るわね。
 
 〈平等〉なのに1人減ったわ。
 不思議よね…」
 
 そして、怯える子供たちに、優しく、皮肉っぽく微笑んだ。
 
 
 村を出たレベッカは、近くの小高い丘を探し、そこにある適当な岩に腰を下ろす。
 空を見上げ、レベッカは大きく息を吐くと、がしがし頭を掻いた。
 
(確か、聖北の過激な連中は、自殺したり罪を犯した者の首を切って、天国に行けなくするのよね。
 あの人は天国には行けない、ということなのかしら?
 
 ま、私は天国なんて奇麗な場所、居心地が悪そうだと思うけど)
 
 しまっていた女性の髪の毛を取り出し、丘の頂上に短剣と共に埋め、上に手頃な石を乗せる。
 それは簡易の葬送だった。
 
 短剣…刃物は未練と迷いを断ち、死後の世界への道を切り開く。
 石は、魂が冥府に向かうための重石だ。
  
「…はぁ。
 
 私も、結構偽善、やってるわよねぇ…」
 
 溜息を吐いたレベッカは、踵を返す。
 そして、夕闇に溶けるように、黄昏つつある森の中に姿を消した。


 『Guillotine』再集録です。
 鬱系15禁というジャンルになるシナリオで、一度公開禁止になったりもしたのですが、現在では愛護協会のシナリオ集に収録されて言えます。
 旧リプレイでは、レベッカのイラストを描いていただいたりしました。

 ハッピーエンドが好きな方には向かない内容ではあるのですが、私の場合は世の理不尽というやつを目いっぱい感じていた頃に遊んだシナリオでして、感銘を受けた者です。

 冒険者にとって、このシナリオに流れる犠牲とコミュニティの維持という難しい内容は、ある意味超えるべき険しさそのもの。
 実際に食料も経済力も無い状態でコミュニティを維持するというのは大変なことです。

 私もペットのヒメウズラを見ていて、妙に考えさせられるものがありました。
 孵化の発見が遅れると、親に見捨てられたり他の成鳥につつかれたりして簡単に雛が死ぬのです。
 普通無事に成長できるのは普通に動けて親についていけて、餌や水を自分で食べられて、病気や事故に遭わない雛だけが生き残ります。
 雛を保護して育雛器に入れ、目をかけて育てても死ぬ時は死にます。(理想は適当な温度・湿度管理をして抗生物質入りの専用の餌を与えて、雛がおぼれない嘴が届く低い位置に水を設置します。それでも死ぬときはあっけないほど簡単に死にます)

 歴史的にも飢饉のときは間引きや子供を売る行為が割と横行していたので、村長の取った行動はある意味では時代的・環境的に一般的だったと言えるのかもしれません。
 コミュニティの外の人間は身勝手にどうとでも言えますから。
 とはいえ、〈人間性〉という倫理観の問題で言えば、村長はもうちょっと造物主としての責任を持ってほしいと申しますか…

 レベッカが村長をあざけっているのは、ある意味「大義名分にしている」点かもしれません。
 限界集落の維持が大変なのはわかるけれど、人間を創造できるほどの魔術師が、箱庭の維持を大義名分に間引きをただ正当化している点は自己満足で威張れることではないよね?という。

 猟師の方を「残酷だから生き物を殺すな!」と団体で威圧したりする人たちがいますが、猟師がいないと猛獣がいない場所では野生動物があふれて農家さんが酷い目に遭います。
 必要に応じて命を奪わなければ、自然界って歪みうるのです。こういう視点から見ると村長の行動は正しいようにも見えるのですが…だからと言って命を軽んじていいわけでもありません。

 究極の自然って、最終的に主張や立場・実力が強い者が勝ち、弱者は力尽きるのですよね。
 難しいテーマではあります。

 まぁ、〈利己的〉なレベッカは、そういう大衆的テーマには縛られず「私の恩人だから助けてほしい」と言い、「個人的な理由」で村長を嘲笑するのですがね。
 彼女の行動が正しいかどうかは、受け取る側次第と申しますか。
 ただ、レベッカらしかった点は悩んだりせずに、「自分の主張をはっきり伝え、助けてくれた女性の意見を尊重した」点でしょうか。
 はたから見てると、理不尽な状況で行う不条理を正当化して摂理だの正義だの言ってるのって、大概は見苦しいものなのです。
 逆の立場から見ると、レベッカの皮肉ははた迷惑なだけでもありますがね。

 こういう場合、私個人としては「好きか嫌いか」で判断して、選んだ結果は自分で責任を取るのが冒険者らしいかなと。〈自らに由る〉冒険者の自由ってそういうものじゃないかなと思うわけです。
 
 今回のリプレイ、勘違いしないで頂きたいのですが、レベッカの言葉を通して、シナリオの内容を批評や誹謗しているつもりはありません。
 
 さて、今回の収支は+500SPでした。
 レベッカは村長のお金を断り→女性自身に意見を聞き処刑を見届け→無理やり押し付けられたお金はちゃっかり戴いて「この件を口外しない」という約束は守りつつしっかりと村長には嫌味を言い→さっさとコミュニティの外に出て女性の葬儀はやっておく。
 という行動をしたことになってます。せっかくお金もらったんだから、偽善でも恩返しや義理はしている当り、レベッカも完全な悪人タイプではないと申しますか。

 話は変わりますが、レベッカが使ってる抗生物質は、シグルトの医術の師であるアフマドが「トンでもスキルと道具で抽出・合成した」チートアイテムです。
 レベッカは注射で摂取するそれを、個人的に持っていた濃度の高いアルコール飲料と薬草入り木タール傷薬で消毒して、煮沸消毒した改造暗殺用毒液注入器(シグルトは原本である注射器を持ってはいます)で、言われた通り摂取しています。
 科学的には時代においてノーベル賞レベルの医療なんですが(ペニシリンを発見したフレミングは実際にノーベル賞をもらっています)、アフマドがオーパーツ的医療チートなだけということで。
 種類に関係なくすべての毒・麻痺を消し去る、リューンの毒消し薬や解毒系スキルの方がよっぽどチートではないかなと思います。そういう技術があるファンタジー世界で、アフマドの発見した抗生物質やそれを使う技術と理論は割と普通レベルなのかも。
 魔法のある世界って、都合がいいなぁ。

 
〈著作情報〉2018年05月18日現在
 カードワースはgroupAskに著作権があり、カードワースの管理、バージョンアップ、オフィシャルな情報等はgroupAsk official fansiteにて、カードワース愛護協会の皆さんがなさっています。

 このリプレイは各シナリオをプレイした上で、その結果を小説風リプレイとしてY2つが書いたものです。
 書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。

 リプレイ環境であるCardWirthPy Rebootは2018年2月1日リリースされたCardWirthPy 2.3 - CWXEditor同梱版に拙作のカードワースダッシュStandard Editionを使ったスキンを作成してプレイしているものです。
 CardWirthPy Rebootは同名の開発サイト
 ( https://bitbucket.org/k4nagatsuki/cardwirthpy-reboot/wiki/Home )で配布されています。
 カードワースダッシュStandard Editionはこのブログのリンクから行ける、Y字の交差路別院にて配布しています。
 エンジンと付属物の著作権・開発状況・その他の情報は各配布元を御参照ください。

 【CW:リプレイ】、【CW:リプレイ、R】、【CW:リプレイ2】、【CWPyDS:リプレイ】等で書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。
 また私がお預かりしているMartさんの“風を駆る者たち”リプレイの記事を参考にした内容は、それぞれのシナリオそのものの著作権はそれそれの作者さんにあり、参照記事はMartさんに著作権があります。
 御了承下さい。

 リプレイ中に使われる内容には、各シナリオで手に入れたスキルやアイテム、各シナリオに関連した情報等が扱われることがあります。
 それらの著作権は、それぞれのシナリオの作者さんにあります。
 またカード絵等の素材に関しては、シナリオ付属の著作情報等を参考にして下さい。

 『Guillotine』は小柴さんのシナリオです。
 このシナリオはリアル15禁であるため、リプレイも15歳未満閲覧禁止とさせて頂きました。
 シナリオの著作権は、小柴さんにあります。
 現時点でこのシナリオは、カードワース愛護協会で配布されている『寝る前サクッとカードワース_vol.6』に収録されています。
 バージョンはVer寝るサクです。
  
・小柴(小此木カズヒコ)さんのサイト『BASIN』
 アドレス(http://anima-ark.com/cw/wirth_age.html) テキスト記載のサイトだとなぜかビットコインの宣伝頁っぽいとこに行ってしまうので… 
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