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『碧海の都アレトゥーザ』 風は南海に集う

2018.11.16(21:59) 484

 ウェーベル村での仕事を終え、シグルトはジゼルを連れて、ロマンの待つヴィスマールに帰還した。
 
 ロマンは、シグルトがジゼルを伴って帰ると目を丸くしたが、詳しい事情を聴くと納得した様子で同行を認める。
 毒舌家ではあるが、理が通れば文句を言わない…そんな少年だとジゼルは評価した。

 シグルトの美しさにもびっくりしたが、ロマンの中性的な美しさも群を抜いている。

 柔らかな銀髪に、金褐色の瞳は黄昏の光を閉じ込めたよう。
 白く肌理細やかな肌。
 まだ声変わりをしていない高い声を聞くと、少女だと言っても信じるだろう。

 ジゼルが持前の好奇心でロマンを眺めていると、その横でシグルトが繕い物を始めた。
 明日は出発なので、装備のメンテナンスというわけだ。
 
「…上手ね。

 男の人でもそういうことするんだ?」

 少し新進的な考え方はするが、それでもジゼルはこの時代の女性である。
 男が裁縫をすること自体が異様に感じられるのは、田舎の山中で「それが当たり前」として育ったためもあるだろう。

 実家での裁縫事は、器用なこともあいまってジゼルが一手に引き受けていた。
 彼女がいなくなったことで父である村長は苦労することになるだろう。
 
 見た限りでは、シグルトの裁縫技術は「普通の主婦」程度に手慣れている。

「…冒険者をやっていれば、自然とこの手の作業は増える。

 道無き道を行き、怪物と切った張ったをすれば、ほつれや鉤裂きは付きものだからな」

 そう言いつつ、すでに愛用の外套を縫い終えていた。
 目立たぬように上手に縫い目を隠し、繰り返し丁寧に縫って頑丈にしてある。

 針を片付けるため、シグルトが革製の針刺しを手に取った。
 そこに見慣れない形の針が数本差してある。
 すぐに別の好奇心が首をもたげてきた。

「…この返しのついた小さいのは、釣り針よね。

 でもこっちの弧を描いた針の形はあまり見ないわ。
 職人が絨毯を縫う大きな針に似てるけど…しかも銀製?」

 細工物のように細く、銀で出来た不思議な針を見つける。

 針が弧を描いているのは、平坦な動かせないものを縫うためだ。
 用途も、布のように縫い易く折っやり曲げたりできない物のために使うのだろう。

「ああ、この弧針(こしん)のことか。

 特注の品だからな」

 丁寧に磨かれ、薄く油を塗付したそれは、装飾品のように美しい。

「でも、銀じゃ硬いものを縫う時曲がっちゃうでしょ?
 
 何に使うの、これ?」

 首を傾げるジゼル。

 シグルトは苦笑してその針を取った。

「これは傷を縫うための、医療針だ。

 見た目より柔軟で、曲がってもすぐ折れたりしない。
 銀製なのは、血に触れても錆び難く、錆の毒で身体を害さないためだ。

 弧を描いてるのは、手早く肉を縫うためであり、また片手で縫うことを容易にする工夫だな。
 真っ直ぐの針は、肉の弾力で押し戻されるし、深く刺そうとすると血脂で滑ってしまう」

 実演するように、指の腹に曲がった針を掛ける。
 巻き込む感じでくるりと回す。
 繕いものをするより、随分手慣れていた。

 生々しい話を聞いて、ジゼルの顔が引き攣る。
 
「…鋭利な刀剣による裂傷は、包帯で巻いても傷が癒着し難いし、すぐに開いてしまう。

 手っ取り早いのは、昔からの方法で縫うことだ。
 直針など使えば、縫い難く患者は痛い思いをする。
 下手をすれば、折れた針先が肉に残って危ない。
 針が弧を描いているのは、刺した先端が肉の外に出るという、その特性を考えているんだ。
 
 傷口はある程度深く縫わないと、糸で肉が裂けて傷を広げかねない。
 膿んだ傷口を縫う時は特にな…腐った肉が削げないように、より深く縫う必要がある。
 
 だから、こういった専門の針を使う。

 傷の縫合は、医療的にとても大切な技術だ。
 応急処置でも基本的なことだから、生肉や皮を使って近い感触を確認しながら縫う練習をしておくことも大切だ。

 矢傷や血管からの大量出血を、血管の桔索で止めることもできる。
 止血には、洗濯挟みのようなもので出血点を挟むのも手っ取り早い。
 紐や帯で止血すると、どうしても組織上部分の止血になって、下部が壊死を起こし易くなるからな。 

 専門の知識と技術は必要だが、こういったことができるなら、誰かの命を繋げることもあるだろう。

 獣の牙や爪で肉を抉られたり、戦場で腐った手足を切り落とすことになっても、手当の仕方と道具があれば生き残る可能性は高くなる。
 死ぬ者がいる時は、傷が深過ぎるか治療手段が分からない時がほとんどだ。
 
 俺は戦士だから刀傷や裂傷が絶えないが、治癒の秘蹟で何時も治して貰えるとは限らない。
 仲間の持つ有限のそういった力が尽きれば、すべてを手当てしきれない状況に出くわすこともある。

 …一番嫌な用途だが、死体を見目良くする時にも役に立つ。

 備えあれば憂い無し、ということだ」

 その針は、実際に使ったための摩耗や変色が見受けられた。
 シグルトの言う用途も、随分と具体的だ。

 つまり経験があるということだろう。

 話を逸らそうとして、ジゼルは咄嗟にもう一つの針を取った。

「…こっちの、穴の空いた筒みたいな奴は?」

 まるで見たことの無い形状のそれは、一言で言ってまさに筒だ。
 先端が尖っているから、針の一種なのだろうが。

「それは穿孔刺。

 膿を抜いたり、気道…喉が詰まった時や、打撃の衝撃で潰れて肺が膨らまなくなった時、溜まった血や空気を抜くのに使う。
 この膨らんだ部分は、深く入り過ぎないように肉に掛かる部分だ。

 内出血が酷い時には、適切な応急処置ができるから重宝する。

 ゴブリンやオークは棍棒を武器にすることも多い。
 打撲で内出血したり、肺が破れて息が体内に留まる症状があるんだが…これを使うと効果てき面だ。

 食い物が喉につかえたり、火傷や毒での喉の入り口がで呼吸が止まった時は、これで喉の下の方に穴をあけて気道を確保する方法もある。

 俺が学んだ医者は、腫れ物の中に溜まった患者の膿を出したり、頭に血や水が溜まった患者の治療にも使っていた」

 シグルトが話す言葉の中には、高度な外科の医療知識が含まれていた。

 だが、傍から聞いていれば異質で痛々しい話である。
 ジゼルは聞いたことを少し後悔し始めた。

「他にもこの薄い尖った剃刀は、切開のためのものだ。
 今は糸切りに使っているが、本来は簡単な手術に使う。
 俺は使うのが下手だから、精々鏃の摘出や鬱血の切開にしか使わないが。
 
 …こういった切開手術は、腐ったら切り落とすのが当然と考える現代の医者から見れば、異端とされるものだ。

 だが、手足と泣き別れしたくない時は、異質と呼ばれても頼る必要がある。
 俺は祈って秘蹟が起きる坊主ほど、敬虔ではないのでな。

 こういった罰当たりをするのにも、抵抗は無い」

 腐敗した患部を蛆に食わせることが、一番優れた壊疽の治療法だと教えたら、目の前の娘はどんな顔をするだろう?
 シグルトは筒状の医療針を弄びながら、肩をすくめた。  

「…それでシグルト、これからどうしよう?

 相変わらず湾は時化ているよ。
 悪天候じゃないんだけど、漁にも出られない有様なんだって。
 
 暫くは、状況も変わりそうにないみたい」

 ジゼルが青褪めて硬直している中、横からロマンが現状を切り出した。
 針を手早く仕舞い、しばし思案するシグルト。

「…湾沿いの街道を通り、アレトゥーザに向かうことにしよう。

 ジゼルのことを、『小さき希望亭』の親父さんに紹介しておきたいんだが…
 ついこの間出てきて、今更リューンに戻るのも非効率的だ。

 ここまでくる道中でジゼルと話し合ったんだが、一旦アレトゥーザに行って仲間と合流する。
 ジゼルには可能な旅に連れて行くか拠点で留守居番をして貰い、俺とラムーナで養生術を叩き込んで、冒険者として食っていけるように基礎を教えようと思っている。

 ジゼルは目が良く弓が得意で、斥候向きの資質がある。
 そっちの教導は俺よりもレベッカの領分だから、彼女に早めに面通ししておく必要もあるだろう。

 ジゼルは南海の闘舞術に興味があるらしいから、無駄な寄り道にはならんはずだ。

 南海の湿った空気や暖かい気候は、いくらか心臓にも優しい。
 これから急激に気温が下がる時期だからな。
 冒険者として旅に身体を慣らすのにも悪くないだろう。

 一区切りついたら、仲間との相談次第だが…一旦ペルージュにジゼルを連れて行って、俺の知り合いの医者に見せる。
 聖典教徒の中でも飛び抜けた賢者で、俺の医術の師だ。
 
 ロマン、お前の知的好奇心もきっと満足させてくれるぞ」

 シグルトの提案に、ロマンは「それは楽しみだ」と頷く。

「ジゼルの父親から紹介状を貰った。
 ヴィスマールから馬を借りて移動するとしよう。

 体格的にジゼルとロマンが相乗りだ。
 ジゼルは乗馬を得意にしているから、時間の節約はできるはずだ」

 相乗りという部分で、ロマンは露骨に嫌そうな顔をした。
 都会の人間のように垢抜けてはいないが、ジゼル自身は村一番の美女とも言われていたほどなので、男の子からここまで忌避されるとショックである。

 ロマンがここまで女性を忌避するのは、自身の容姿から女性にもてあそばれることが多く、純朴な一面を持つ彼にとって煩わしいことが多かったからだ。
 特にレベッカ、『小さき希望亭』の娘、“煌めく炎たち”の女性陣にはからかわれているので苦手意識が強い。

 だがロマンの歩く速度はシグルトに遠く及ばないし、ジゼルは女性でしかも病を患っている(実際に心臓は完治しているが)。
 シグルトの提案が最も効率的であった。

「…秋の野営は寒いだろうからね。
 湾沿いに行くなら、絶対海風が冷たいし。

 ヴィスマールで寄り道した分を取り戻せるし、仕方ないかな」

 ウェーベル村を出発する準備中、シグルトは特に念入りに冬支度をしておくように言っていた。
 旅人は野宿する機会も多い。

 病気持ちの自分のことを配慮して貰えていると気付き、ジゼルは申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

「…そうへこんだ顔をするな。

 君をペルージュまで護衛することは、君の父上から依頼された俺の仕事でもある。
 報酬として金を預かっているし、取引して高価な熊胆を全て貰えたから、まだ面を合わせていない他の仲間たちも悪い顔はしないだろう。

 明日は早い。
 もう休もう」

 シグルトの言葉に従い、一行は早めに休むことになった。

 
 次の日、紹介状を使って借りた二頭の馬に乗り、一行は朝早く出発した。
 秋の気候となり、明け方はまだ空気が冷たい。

 馬の身体に披露が蓄積しないように速度を調整しながら、一行は波音のする湾に沿って旅路を進んだ。

 ジゼルにとって、愛馬のホーリー以外に乗るのは久しぶりだった。
 相乗りするために体格の好い馬を選んだため、目線が少し高くて違和感はある。
 けれどその感覚は新鮮で、決して不愉快ではない。

 ここまで来るのに、不思議と心臓は平気だった。
 生まれた時からずっとジゼルを悩ませていた病は、何故か森神の祭の後、ピタリと治まっている。
 いつもならば、これだけ慣れない体験をすれば、息苦しさになって自分を締め付けてきたのに、だ。

 つい馬の歩みを速めてしまうと、同乗したロマンが美貌には似合わないじっとりとした非難の目で見上げてくるので、どきどきしながら普通の速度を維持する。

 一緒に並んで乗馬して分かったことだが、シグルトも乗馬には慣れている様子だった。
 ジゼルのように乗馬を日課にしていた者から見れば劣るのだろうが、十分に熟練者のそれである。

「シグルトは乗馬もできるのね。

 冒険者って徒歩のイメージがあるから、驚いたわ」

 気をそらすために話題を振ってみると、並足で巧みに馬を操りながら「ああ」とシグルトが返事をよこす。

「俺は一応貴族の出でな。
 乗馬は嗜み程度にだがこなせる。

 父は世襲貴族じゃなかったから、嫡子であっても…実力で騎士になってから武勲を立てて下級貴族の爵位を目指すか、尚武の国風に応じて武芸者として身を立てるか…出世する方法はあまりない。
 俺のような、嫡子以外の子供には普通に貴族になる選択肢が無いんだ。

 だから、自立するために学べることを貪欲に学んだ。
 いつか人生をともにする家族や、母や妹を守れるように。

 武術、言語、医学、伝承に乗馬。

 幸い生家には厩もあって、母から乗馬を教わることもできた。
 〈馬が暴走して森に取り残され、父と出逢った〉という惚気話を聞きながら、将来のためにということでな。

 十歳になる頃には裸馬に乗れるほど習熟したが、ここ半年は時々移動に使う程度で、故国より馬体の大きな奴が多いものだから苦労している」

 秋空を見上げながら、シグルトは独白するように過去を語る。
 背中でロマンが息を呑むのが感じ取れた。

「シグルトのお父様とお母様の出逢いですって?!

 すっごく興味があるわっ!」

 ジゼルは目をキラキラさせて馬から乗り出すと、シグルトを問い詰めるように話をせがんだ。

 今度は「そういう反応するところじゃないよね?」というふうに、呆れたような溜息が漏れる。
 少し嫌そうに、ジゼルとロマンを乗せた馬が嘶いた

 苦笑したシグルトは、旅の間はせがまれるままに、夫婦仲の良かった両親の邂逅を語る羽目になったのである。


 アレトゥーザへの旅は、少し夜が寒かったものの…獣や野盗に襲われることもなく無事に終わった。

 いつも不機嫌そうな門番に挨拶をすると、シグルトたちはすぐに『悠久の風亭』へと向かう。
 宿の扉を開けると、カウンターに座って貝の蒸し料理を肴にイルマーレを飲んでいるレベッカが見える。
 間近の席にはスピッキオとラムーナが座って食事をしていたが、シグルトたちに気づいて手を振った。

「皆揃っているようだな。

 すまん、少し遅くなったか?」

 外套を脱いで壁に掛けると、ラムーナが「大丈夫だよ~」と間延びした返事をする。

「約束の日まで、まだ数日は余裕があるわい。
 とはいえ、皆なんとなく今日あたりには集合できそうだと感じておったようじゃの。

 これぞ神のお導きというものじゃ」

 胸の前で十字を切るスピッキオに、不心得者のレベッカとジゼルの眉間が同時に皺を寄せた。

「せっかくいいお酒で気持ちよく飲んでるのに、寺院の乳香で咽るような気分にさせないでよね。

 とはいえ、私は知り合いに頼まれてた野暮用を済ませてさっき戻ったばかりだし、ラムーナは舞踏の方がモノになったからってことで、あんたたちが来なければ三人で軽い依頼でもやろうかって話てたところよ。
 タイミングはバッチリ…って言いたいところだけど、まずは後ろの可愛子ちゃんのことを教えてくれる?」

 軽くジゼルにウインクをすると、仕事の目になってレベッカがシグルトに問う。

「うむ…彼女はジゼリッタ。
 いろいろとわけありなんだが、彼女の父上から彼女の護衛と知り合いへの仲立ちをする依頼を受けていてな。

 長くなるが…俺の方でかなりいろいろなことがあったから、報告を兼ねて話をしようか。

 何も注文せずにだべるのも他の客に失礼というものだ。
 食事をしながらにしよう。

 女将さん、俺は烏賊のパスタを。
 飲み物は鉱泉水を頼む」

 ジゼルの分まで椅子を引いてくれ、腰掛けたシグルトが昼食を注文すると、宿の女将ラウラが「あいよっ」とすぐに鉱泉水を注いでくれた。

 海辺の都市というのは水質が悪い。
 特に下町の井戸は、海水が混じっているのかわずかに塩辛く、海辺に近い『悠久の風亭』最寄りの井戸も酷いものだった。

 南海地方では初夏の頃に、南方大陸から砂埃混じりの季節風が吹く。
 それによっても井戸が汚れるため、綺麗な飲水は有料となり、酒や果実を絞ったものを飲むものも多かった。

 アレトゥーザには水の大精霊が湧かしたとされる清らかで大きな泉もあるのだが、交易で発展した今のアレトゥーザの民全てを潤すほどの水量ではない。

 こういった井戸水の問題に対処できるのは、水の精霊術だけだ。
 泉の精霊ネレイドや水の精霊ウンディーネは、飲水を浄化させたり、真水を作り出すことができる。

 一昔前のアレトゥーザにはそういった水の精霊術師が多数いて、井戸や溜池や瓶に雨水を溜めたものを浄化して日銭を稼いでいた。
 現在そういった水の精霊術師は、聖海教会の保守派によって迫害され、その多くがアレトゥーザを離れている。

 アレトゥーザの都市名は、水姫と呼ばれる大精霊の名前に由来していた。
 昔、不毛の地にカヴァリエーリという優れた精霊術師がやってきて、この地を水姫の浄化の力によって清めて人の住めるようにしたのがアレトゥーザの始まりだという。

 それから月日は流れ…教会の一派である聖海教会がこの土着の精霊や神を聖人として吸収して、精霊信仰を飲み込んでいった。
 教会は、都市の発生に関わったアレトゥーザの【聖女化】をも画策する。

 だが、アレトゥーザ発祥に関わるこの都市一番の名家カヴァリエーリ家が、断固として水姫の聖女化を認めなかったのである。
 というのも、力ある精霊の幾柱かが、聖海教会に帰順しないことを理由に封印されてしまう事件が起きていたからだ。
 上位精霊の水姫に「帰順か封印か」迫るような無礼を働けば、最悪アレトゥーザが元の不毛の地に戻ってしまう。

 当時精霊術師の多くが教会の横暴に怒っており、聖海教会の穏健派も「急激な布教の推進は乱暴すぎる」と異を唱えたが、教会保守派は精霊術師を多く排出したカヴァリエーリ家や水の精霊術師を目の敵とし、特に女性の精霊術師を魔女として攻撃するようになった。

 このことをきっかけに精霊術師と聖海教会の関係がますます険悪化し、十字軍の遠征と共に南海を拠点として聖典教徒を攻めようとした聖北教会の騎士団と聖海教会の保守派が結託し、水の精霊術師を捕らえて【妖術師】や【魔女】として異端審問にかけ、ついには精霊宮で重要な地位についていた女精霊術師が強引な魔女裁判で火刑に処されるに至り、南海の各都市にいた精霊術師のほとんどが精霊宮を放置して出奔してしまう事態に陥った。
 教会によって箝口令が敷かれたが、精霊術師がいなくなったことで不便になったことや、都市を出た者たちの口まで塞げるわけではない。

 精霊宮は、精霊や悪魔などが実際に存在するこの世界においては、霊的な自然の災害を防ぐ防衛装置として古くから各都市に配置されていた。
 そこに勤める精霊術師が精霊たちを鎮めることで、都市を見舞う災害が激的に減少するのだ。

 精霊術師の出奔で、アレトゥーザをはじめとする南海の各都市は精霊術師の不足により精霊宮が機能しなくなってしまった。

 当然、暴風や波浪などによる災害が激増し、特に深刻な被害をもたらしたのが水質の汚染である。
 豊富な水の精霊たちによって海水を浄化して清浄な泉を湧かせていた南海の村落が、水源の枯渇や飲料水の汚染によって維持できなくなり、村落を放棄する者も出始めた。

 ここで都市における権力の向上を機会を狙っていた第三者…魔術師学院連盟こと〈学連〉の魔術師たちが、古代の下水浄化技術を用いた魔道具で水質の劣化を抑えることになるのだが、水の精霊術の持つ完璧な浄化には及ばず、しかも高価な魔道具はすぐに普及することができずに権力者たちを潤すにとどまった。

 汚染された水源を使っていた下町や貧民街の住人に、特殊な病気が発生しやすくなったのもその頃からだ。
 
 『悠久の風亭』の女将ラウラもまた、水の毒に侵され瀕死の状態になった一人である。
 偶然通りかかったレナータがすぐに井戸水の汚染が原因の病であると見抜いて、ウンディーネの浄化による解毒治療を行い、ラウラは一命を取り留めたのだという。

 それ以来、『悠久の風亭』のマスターは近くの井戸水をそのまま使用するのを忌避するようになり、都市の郊外でレナータが見つけたという安全な鉱泉水や浄化した水を有料で出すようになった。
 『悠久の風亭』の夫婦はレナータに恩義に感じており、聖海教会保守派によって迫害される彼女を庇い、仕事を干されていたレナータに昔同様生活用水の浄化を依頼して仕事を斡旋していた。

 最近新しい街道が完成し、アレトゥーザへの交通事情が変わると、どっと冒険者たちが仕事を求めてアレトゥーザに訪れるようになった。
 これにより冒険者としての精霊術師が入ってきたことで、共和制のアレトゥーザでは精霊術師に対する迫害を止めて人権を尊重する動きが出始め、聖海教会保守派との間に新たな火種が燻っている。

 リューンで後輩の冒険者ができたことや、ディリス王家と知り合うことになった経緯などを話しているシグルトの横で、ロマンから現在のアレトゥーザの話を聞いていたジゼルは、頭から煙が出る思いだった。

 “風を纏う者”の面々は高度な政治的事情を含め、食事をしながら王族や貴族の話題を出し、各都市の情報を政治・商業・学問・宗教の動きなどを論じるため、田舎の村長の娘であったジゼルにはほとんど理解できないのだ。

 別の方に意識を向けてみれば、独特の巻き舌でまくしたてる南海の言葉はさっぱり聞き取れない。
 話の途中で、ロマンは肩をすくめてレベッカたちとの話し合いの方に行ってしまった。

 疎外感を受けていると、すっと近寄ってきたのがラムーナと呼ばれていた女戦士である。
 
 歳の頃はジゼルよりも下で、少女から女に成長する過程の微妙な起伏をした体格。
 美人というより、愛らしいという印象を受ける。
 服の間から見える手足はすんなりとしなやかで、身体を動かす職業独特の躍動的な筋肉が程良い女性の脂肪に陰影を加えていた。

「大丈夫だよ、お姉さん。
 シグルトたちはいつもあんな感じだから。

 お話が難しいよね?
 適当に分かるところだけ頷いていれば、そのうち終わっちゃうよ」

 残念なお仲間認定を受けて、内心複雑なジゼルであった。
 仕方ないので、ジゼルも魚介をふんだんに使った南海の料理を味わうことにする。

 試しに頼んでみた烏賊墨のパスタは、真っ黒な見た目によらず大変美味で、おかわりをすることになった。


 食事を終え、互いの状況を確認した“風を纏う者”は、今後の活動について話し合うことになった。

「事情は分かったわ。
 とりあえず、ジゼルちゃんの方はいずれペルージュに連れて行くとして…
 私達の後輩として冒険者やってくなら、一通り仕事のやり方を叩き込まないとね。
 
 才能は相当なものみたいだけど、身体がひ弱過ぎよ。
 弓を使う職業をしながらできる斥候役は私と微妙に被るし、旅慣れもあんまりしてないみたいだから、“風を纏う者”に迎え入れるのは論外。

 私たちの中で一番体力が無いロマンだって、今は一日に四十キロを普通に踏破するけど、ジゼルちゃんにできる?」

 確認するようにレベッカが聞くと、ジゼルは困ったように首を横に振った。
 舞踏をやるし田舎育ちで、基礎的な身体能力には自信もある。

 それでも、長い間心臓に負担をかけないために生きてきたため、運動量は限られていたのだ。
 アレトゥーザまでの乗馬による旅ですら、かなりの疲労を感じてシグルトやロマンに迷惑をかけている。

「うん、やせ我慢して、できない無理ができると嘘を吐かないのは美徳よ。
 そういう類の偽りはパーティ組んだ仲間が迷惑を被るから、忘れないでね。

 まぁ私たちは、結成して半年ぐらいだけどかなり特殊だから。
 熊と一騎討ちできるうちのリーダーについて行くの、大変なのよ。
 無茶はさせないから安心してね。

 旅の合間にちゃんと冒険者の基礎を教導するわ。
 斥候に関してのノウハウも叩き込むから、覚悟しておいてね」

 レベッカの評価は厳しかったが、仕方ないことだとも思う。

 一緒に数日旅をして感じたが、明らかにシグルトやロマンは規格外だった。
 知識や体力はもちろん、経験や意識が違う。
 修羅場を経験し生き残った冒険者の貫禄は、森で鳥や小さな獣を狩ったのがせいぜいの小娘と比ぶべくもない。

「方針はそんな感じとして。

 これから先、ペルージュの方は寒くなるのよねぇ。
 行くとしたら年内、できれば十二月になる前がいいかしら?

 一応は冬支度しないと、風繰り嶺の吹き颪はつらいかもしれないわ」

 そんなことをレベッカが言い出すと、『悠久の風亭』のマスターが空っぽになった食器を下げながら話しかけてきた。

「今日着いたばかりで、もう他所に行く相談たぁ、忙しい話だな。

 だがよ、ちょいと出発は待ってくれねぇか?
 実は厄介なことになってて、あんたらの手を借りてぇんだ。

 ゴブリンが住み着いて近隣の村で被害が起きてるんだが、最近南海で海賊どもが大暴れしてやがってな。
 このあたりの冒険者パーティが、軒並みそっちに引っ張られてるんだよ。

 あんたらぐらいならわかってると思うが、ゴブリンって奴は群れるから、単独や少数の冒険者には任せられねぇんだ。

 報酬は銀貨五百枚。
 ゴブリンの群れの規模は十匹程度。
 ロード種やシャーマン種はいねぇって話だが、中に田舎者(ホブゴブリン)が交じってるって情報がある。

 群れの規模が二桁になってるのもあって、報酬額の基準的に依頼の受け手がいなくてなぁ」

 討伐依頼の報酬は、二桁のゴブリンの群れであれば最低銀貨六百枚ぐらいが目安である。
 ホブゴブリンのような大型種がいるなもう少しほしいところだ。

「ふむ…討伐の依頼は、冒険者の手が余ってるなら銀貨五百枚でも受け手には困らないはずだが。
 提示された報酬の規模からして、近隣の村々が金を出し合ったものだろう。

 依頼が発せられる時点で、相当に困っているから依頼に踏み切った…海賊騒ぎもある中で銀貨五百枚は周辺村落に出せる限界。
 アレトゥーザのお役所から補助が出ていれば銀貨八百枚ぐらいにはなっているはずだから、海賊の討伐の方に財政を圧迫されて余裕がなくなっているというところか。
 まさに〈泣きっ面に蜂〉の状況だな。

 俺は受ける方に一票だ。

 銀貨五百枚ならば討伐報酬として及第、各自が習得した技能を確認した上で実戦の慣らしをするには良いかもしれん。
 世話になってるこの宿のマスターからの指名、断るのは不義理でもある。

 南海で村を巡っている立場からも、受けるのが道理だと思う」

 シグルトはこういう時、自分たちの実力を考慮した上で義務と道理に従った判断をすることが多い。

「〈鮫〉ども…海賊が騒いでるってのは確かね。
 私の野暮用も、リューン近郊の海賊の勢力情報について調べてる人間からの呼び出しだったわ。
 
 南海の冒険者どもは政府から金が出るってことで、船に乗って遊覧の真っ最中よ。
 船酔いで吐いてる連中もしこたまいるんでしょうけど。

 とりあえず私も受けるほうに一票。
 ゴブリンが溜め込んだ何かを獲得できるかもだし。
 ああいう人型の妖魔は、小銭や宝石を捨てずに持ってることもあるのよ」

 リーダーに加えて、慎重派のレベッカまで依頼を受けることに賛成したので、残りの三人もそれに合わせるように頷いた。

「まぁ、当然かな。
 ああいった妖魔の集団には、【眠りの雲】を習得した魔術師がいるパーティで対応するのがセオリーだから。

 ゴブリンって放置すると地味に鬱陶しいから、僕は構わないよ」

 もっと強いロード種が率いていたオークの討伐も経験しているので、ゴブリンごときには負けないと自負するロマンである。

「私もいいよ~?

 盾と新しい戦いのダンスで、頑張る!」

 ラムーナはガッツポーズを取り、とんとんとステップを踏んだ。
 彼女が習得したのは防御系の戦闘技術なので、早く試してみたいようだ。

「わしも異存はないから、決まりじゃの。
 苦しむ民草を妖魔から救うのも、神の思し召しじゃ。

 さしあたって、ここにおるお嬢さん…ジゼリッタさんじゃったか?
 依頼遂行の間、彼女にどうして貰うかじゃの。

 基本的な教導も終わっておらん新人を、討伐の依頼に連れて行くなど論外。
 どうしたものか」

 スピッキオが確認するようにジゼルを見た。
 急に話題の矛先が自分になってびっくりした彼女は、両手を大げさに振って「構わないで」のポーズをとる。

「私がアレトゥーザに同行したのって、こっちで本格的な南海の舞踏について学びたいのもあったんだ。
 故郷で習った巫女の舞踏は儀礼的なもので、それ以外の技術は我流に近いのよ。

 ラムーナちゃんの先生って、戦いの舞踏を教えてるんでしょ?

 興味があるし、みんなが依頼に行っている間にそっちを訪ねてみるわ」

 護衛対象でもある彼女が方針を示したことで、“風を纏う者”はゴブリン討伐を受けることに決めた。

「滞在場所に困ってるようなら、皿洗いや料理を手伝ってくれる条件で、討伐依頼が終わるまでの間は宿代は取らないで屋根裏を貸してあげるけど、どう?」

 こういう時、絶妙のフォローをする女将のラウラである。
 願ったりの申し出だったので、一行はその好意に甘えることにした。
 
 いつか夢のためにと少しずつ小銭を貯めていたジゼルだが、手持ちの資金はゴブリン討伐の報酬よりも少ない。
 シグルトたちと数日旅をして分かったことだが、旅には思った以上に金がかかる。

 まず関税。
 領地の住人が他領に流出するのは、領地に貢献する領民を失うリスクがある。
 そのため、税をかけることで貧しい領民を囲う。
 税を払わずに領地を出ると里帰りの時に多大な罰金を科せられることもあるので、領民は外の世界に出ることを嫌うのだ。
 さらに他領とのトラブルを避けるため、国や領地を超える時にも関所で税がかけられる。
 大きな都市に入る時も、ちゃんとした通行証が無ければ金で身分を保証するのが普通だ。
 都市を出るまで問題を起こさないための保険として、多額の金銭を預かるという場合もあった。

 次に、食事や宿泊費などの旅費。
 宿が無い村落でも、宿泊する時は労働や物品を対価とするか、最低限の謝礼を払うのが筋だ。
 無断で都市や村落で野宿することは、治安上好ましくないため認められないことも多い。
 道中山野で野営すれば、獣や盗賊、最悪魔物に襲われる危険を冒さなければならない。
 野営中の事故は法律が適用されないことも多いので、自己責任となる。

 他には施設の利用費や、防寒具や保存食などにかかる装備の費用。

 武装のメンテナンスにも金が必要となる。
 ジゼルのような弓使いにとって、矢玉にかかる費用は馬鹿にならなかった。
 時々、「使った矢を拾って再利用すればいい」と簡単に考えている輩がいるが、撃ち込んだ矢の鏃は歪み欠けるし、矢羽も触れることで傷んで命中精度が落ちる。
 獲物から矢を抜く時にシャフトが曲がったり裂けるのは頻繁に起き、弓の弦は張りっぱなしにすると張力が落ちるので普段は緩めるか外す必要もある。
 女性の弓使いは弦が胸部に当たらないように胸当てを着けるし、弦を掛ける人差し指と中指には関節部を切らないように弓籠手や特殊な手袋などで保護するのだ。

 さらにジゼルはダンサーを目指しているわけで。
 そのための衣装代まで考えると、資金繰りに気が遠くなりそうだ。

 仕事の間におけるジゼルの滞在先が決まると、“風を纏う者”は明日にでも依頼に出発することに決め、そのための相談を始める。

 そうして、相談を兼ねた長い昼食の後、“風を纏う者”とジゼルは次の行動の準備を兼ねてアレトゥーザの散策をすることになった。

 シグルトは、妖精が帰還して失った術に代わり、持っている剣術書の技を慣熟させるため、アレトゥーザで兵士に武芸を教える教官を訪ねるとのことだ。

 レベッカは、ゴブリンや海賊の情報を聞き出してくると言って盗賊ギルドに向かった。

 ロマンは賢者の塔に行くとのことだ。

 ラムーナは、ジゼルに請われて舞踏の師であるアデイの仲介をしつつ、しばしの別れを告げてくるらしい。

 スピッキオは、しばらく厄介になっていた聖海教会に挨拶してくるという。

 夕食は各自で済ませ就寝する前には宿に集合という約束をすると、一行はそれぞれの目的のため、一時的に解散するのであった。



 ぱんぱかぱ~ん。
 なんとかリプレイRの再録部分は、時間軸的に追いつきました。

 というわけで、“風を纏う者”集結です。

 リプレイRの『旅の空』ではどうにもくどいシグルトの体術講座やらがあったので、バッサリ切りました。
 あっちではリューンに向かう方になってたんですが、この間リューンから出てきたばかりということもあって、一旦アレトゥーザに行くことにしました。

 話の変更ついでにジゼルには舞踏家の称号を習得させようかなと。

 道中でシグルトが相も変わらず医療知識について語ってますが、彼の医療知識はアフマドという師のチートの影響があります。

 中世では本来化膿した幹部はぶった切ってましたし、瀉血をして衰弱死させたり、毒物を薬として与えて衰弱死なんてことはたくさんあったと思います。
 昔の偉人の死因を調べると、遺体から毒殺を疑われるほど砒素が検出される場合もあるのですが、Y2つ的には「薬と思って与えたものに重金属や砒素のような毒素が混じっていて、誤って死に至らせた」事例もたくさんあるんじゃないかなと思います。
 アフマドがチートなのは、診断と製薬の強力な特殊スキルを持ってるからってことで、深く突っ込まないでくださいね。
 この小説の舞台はファンタジー世界です!

 『悠久の風亭』の女将ラウラがレナータに救われた話はイベントで分かると思うのですが、Y2つっぽくそれっぽい理由を考えてみました。
 アレトゥーザには精霊宮がありませんが、本来地中海近郊をモデルにされた南海にこそあってしかるべき施設。(あれってローマやギリシアの神殿っぽいですよね…)
 聖霊宮が無い理由を兼ねて、聖海教会の関わりを絡めてみたのですが、水質の汚染から病気に足るまでと、それを水の精霊術師が救う流れ、わりとそれっぽいと思いませんか?

 本当は余暇の話から、シグルトとニコロの邂逅までやっちゃうつもりだったのですが、伏線のエピソードを出す関係で切りが良かったので少し短めのエピソードになっています。

 さて、合流ということで資金統一をします。
 現状のパーティ資金は、8918SP。
 まだ結構あるので、ペルージュまで旅をする過程でもう少し強化も図れそうです。


 ここでちょっと宣伝を。

 レンジャー系の店シナリオ『野伏の教え』をギルド公開、僧侶向けのプライベートシナリオ『異端なりや』をテスト公開中です。
 どちらも試行錯誤中のシナリオですが、PNG画像を用いたスキル等を使っていたり新しい要素も盛りだくさん。
 『異端なりや』では僧侶系のリューンスキルも絵違いで購入できるので是非ご利用くださいね!

 あと、最近になってジゼリッタ・旧サキュバスシリーズ、原作者さんがSSっぽいシナリオを発表されたので、そっちもやってみると肉食系…もとい、彼女たちの知られざる一面を見ることができますよ。


〈著作情報〉2018年11月16日現在

 カードワースはgroupAskに著作権があり、カードワースの管理、バージョンアップ、オフィシャルな情報等はgroupAsk official fansiteにて、カードワース愛護協会の皆さんがなさっています。

 このリプレイは各シナリオをプレイした上で、その結果を小説風リプレイとしてY2つが書いたものです。
 書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。

 リプレイ環境であるCardWirthPy Rebootは2018年2月1日リリースされたCardWirthPy 2.3 - CWXEditor同梱版に拙作のカードワースダッシュStandard Editionを使ったスキンを作成してプレイしているものです。
 CardWirthPy Rebootは同名の開発サイト
 ( https://bitbucket.org/k4nagatsuki/cardwirthpy-reboot/wiki/Home )で配布されています。
 カードワースダッシュStandard Editionはこのブログのリンクから行ける、Y字の交差路別院にて配布しています。
 エンジンと付属物の著作権・開発状況・その他の情報は各配布元を御参照ください。

 【CW:リプレイ】、【CW:リプレイ、R】、【CW:リプレイ2】、【CWPyDS:リプレイ】等で書かれた記事、書かれる記事は、特定のシナリオの名前が出たときは、そのシナリオの著作権はすべてそのシナリオの作者さんにあります。
 また私がお預かりしているMartさんの“風を駆る者たち”リプレイの記事を参考にした内容は、それぞれのシナリオそのものの著作権はそれそれの作者さんにあり、参照記事はMartさんに著作権があります。
 御了承下さい。
 リプレイ中に使われる内容には、各シナリオ・過去のシナリオで手に入れたスキルやアイテム、関連した情報等が扱われることがあります。過去のシナリオで登場した人物の再登場・過去の出来事に関してのクロスは「話の延長的に」頻繁に起きうるので御了承下さい。
 それらの著作権は、それぞれのシナリオの作者さんにあります。
 またカード絵等の素材に関しては、シナリオ付属の著作情報等を参考にして下さい。

 今回は過去のプレイしたシナリオの情報から書き出した、余暇的エピソードです。
 関連シナリオは過去に登場したものばかりですので、是非昔のお話も読み返してみて下さいね。

 著作権は、それらのシナリオによります。
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